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貧血の原因は何?鉄不足だけじゃない!貧血原因の全て

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貧血 原因

今、貧血で悩んでいる方、その症状はいつからですか?貧血って辛いですよね。
体の不調が続いたり、また急に症状が出てしまい、立っていられない・・なんて経験もあると思います。
貧血は意外に軽視されがちですが、貧血とは体のSOSのサインです。

貧血の原因と種類を把握して、貧血としっかり向き合っていきましょう!



1.貧血の種類と原因

なぜ貧血になってしまうのでしょうか?貧血になってしまう主な原因は大きくわけて4つあります。貧血は、種類によって貧血になっている原因が異なります。

自分で貧血の種類を見分けるのは困難です。貧血に悩んでいる方は1度病院にて診察を受け、自分がどのタイプの貧血なのか把握しましょう。

1-1.【鉄欠乏性貧血】原因:食生活による鉄不足

貧血の中で最も多い鉄欠乏性貧血はその名の通り、鉄不足が原因です。
鉄不足が起こる原因として、食生活の乱れ、ダイエットによる栄養不足などが挙げられます。食生活が乱れることによって、鉄だけでなく、ビタミンやたんぱく質などの栄養素も不足してしまいます。

「鉄分」「たんぱく質」「ビタミンB12」「葉酸」などの栄養素が不足することによって、血液の主成分である赤血球が作れなくなってしまいます。この赤血球の生産量が減ってしまうと、血液が少なくなる為に貧血を引き起こします。

また、妊婦さんも貧血になりやすいため注意が必要です。妊娠時は、胎児にも栄養と酸素を与え続けなくてはいけない為、それだけ多くの血液が必要になるからです。しかし、妊娠によるつわりで食欲がなくなったりすることで鉄不足に陥りやすく、貧血になってしまいます。

貧血になるとフラフラと立ちくらみがするのも、この赤血球と関係があります。赤血球には酸素を隅々まで送り届ける役割があるからです。

赤血球は肺で酸素を受け取り、次にヘモグロビンと結合し、体中のどんなに細い毛細管までも変形することでくぐり抜け、酸素を全身に行き渡らせるのです。

しかし、食生活の乱れによって栄養不足になる=血液が少なくなる=全身に十分な酸素が行き渡らなくなる=貧血になります。貧血になることで、血液と酸素が両方少なくなる為に、フラフラした状態になってしまいます。
貧血が続くと、このような症状も慢性的に出てきますので日々の生活に支障をきたしてしまいます。

1-2.【出血性貧血】原因:継続的な出血

病気や月経により、出血が続くことで貧血を招きます。まず病気で考えられるのが、胃がんなど消化器の疾患による継続的な出血と言われています。貧血から胃がんなどの早期発見につながった方もあるようです。

この場合、排便時に血が混じることも多い為、異変に気づいた時点ですぐに病院へ行きましょう。

女性の場合は、生理や子宮筋腫による出血も考えられます。

月経血の量や期間は人によって異なりますが、特に量の多い方はその影響で慢性的に貧血状態になりやすいです。

もしくは子宮筋腫をもっていて、筋腫が子宮の内側にある場合も月経の出血量が増える原因になってしまいます。

筋腫が他の部分に出来た場合は、筋腫が成長するにつれて子宮を圧迫してしまう為、常に出血してしまうこともあります。

貧血が特に女性に多いのは、男性よりも血液を失う機会が多いからです。

1-3. 【溶血性貧血】原因:赤血球の破壊

貧血の中でそう多くないのが、この溶血性貧血による貧血と言われています。正常な赤血球は通常120日の寿命ですが、この寿命が10日くらい短くなったり、血管や組織内で赤血球が破壊されてしまうことで起こるとされています。

本来、赤血球が減少した場合は増産されるのですが、赤血球の減少が増産能力を上回ってしまうと、赤血球の損失を補うことができずに貧血を招いてしまいます。
この場合の貧血には2つのケースがあります。

① 先天性
先天性の溶血性貧血は、元々の赤血球の膜や、ヘモグロビンに異常があり、赤血球が変形しにくく毛細管につまりやすくなってしまいます。毛細管につまることによって、古い赤血球と体が勘違いしてしまい、必要な赤血球が破壊されてしまいます。

② 後天性
後天性の溶血性貧血は、自らの赤血球を攻撃して破壊してしまうことにより起こります。後天性のはっきりした原因は不明ですが、白血病などの疾患が原因になっている可能性もあると言われています。

また、激しい運動による可能性も考えられ、スポーツ選手にも多く見られます。激しい運動をすることで、足裏の血管内で自らの赤血球を踏み潰し破壊してしまうことが原因と考えられています。

1-4.【再生不良性貧血】原因:血液細胞が減少する

骨髄にある造血幹細胞で、血液に必要な赤血球をはじめ、白血球、血小板、血液に必要な全ての細胞が減少してしまう病気です。この再生不良貧血は原因不明のことが多く、確実な治療法もない為に、難病の1つに指定されている貧血です。

一般の貧血症状の他に、皮膚や鼻からの出血、注射した後に出血が止まらないなどの症状が見られます。

2.貧血は放置しない

貧血はお伝えした通り、鉄不足によるものと病気による場合があります。病気が隠れている場合は命にも関わってきますので、体調不良を感じる方は病院にて早めに受診を受けましょう。

男性の場合は鉄欠乏症貧血ではなく、何か病気が隠れているケースが多いと言われているので、特に注意が必要です。

また、鉄欠乏症貧血がゆっくり進行した場合、このような貧血の自覚症状がなく、血液検査で分かる事もあり、この場合は食生活を正すことで貧血改善が見込めます。

しかし、貧血症状がすでに頻繁に出ている場合や放置しすぎてしまった場合は、食生活だけでの改善は難しいので、病院にて処方してもらった薬を服用することが必要になります。

貧血はフラフラするだけでなく、以下のような症状も慢性的に表れる為、日々の生活に支障をきたしてしまいます。

【症状例】
① 体にダルさを感じる
② 動悸や息切れがある
③ 頭痛がする
④ 疲れやすく、疲れがなかなかとれない
⑤ 首や肩がこる
⑥ 気持ち悪くなる

このような症状によって身体に負担をかけない為にも、貧血を放置してはいけません。

この他に貧血を放置することで、薄毛を引き起こすことがあります。貧血で髪が薄くなる?と疑問に感じるかと思いますが、赤血球が少なくなることで酸素が不足するので、頭皮の毛根細胞にまでも酸素が行き届かなくなります。その為に、抜け毛を引き起こして髪が薄くなってしまうことがあるのです。

また、女性が貧血になると、生理不順や妊娠しづらくなる原因にもなります。鉄不足になることで、子宮を妊娠しやすい状態に導く黄体ホルモンの分泌が低下してしまう為、妊娠しづらい体になってしまうのです。

妊娠している方の場合は、出産時の出血によって更に血液が足りなくなることで意識を失ってしまったり、輸血が必要になることも考えられます。妊婦さんはお医者さん指導のもと、貧血改善を行って下さい。

3.貧血の改善に向けてできること

貧血を防ぐ為には赤血球を増やす、つまり鉄を体内に安定させることが必要です。鉄欠乏症による貧血の場合は、繰り返さない為にも血液を増やし、食生活を見直して貧血を予防できるよう対策をとっていくことが大切です。

食事による鉄分の摂取

食事は1日3食、バランス良くとることが大切です。朝食抜きや、ダイエットによる食生活の乱れによって鉄不足になり、貧血を招くケースは多いです。

赤血球をつくる上で欠かせない鉄分・ビタミンB12・たんぱく質、葉酸は日頃の食生活からとり入れることが出来ますので、意識的にとり入れていきましょう。貧血を繰り返さない為にも、食生活の改善をやめずに継続することが大切です。

【必要な栄養素が含まれている食べ物】
●鉄分・・・レバー・ひじき・大豆・ほうれん草など

●ビタミンB12・・・牛、鶏レバー・しじみやアサリなどの貝類

●たんぱく質・・・ささみ、かつお、マグロなどの魚介類・若鶏胸肉、牛もも肉などの肉類

●葉酸・・キャベツ、枝豆、アスパラなど野菜全般

4.貧血の症状が出た時の応急処置方法

貧血の症状は急に出ることがあります。突然貧血になってしまった時は、絶対に無理しないで下さい。倒れてしまうことのないよう、貧血になってしまった時の応急処置法を覚えておきましょう。

① 安静にする
貧血になってしまったら、まずは安静にしましょう。横になるのが一番ですが、どうしても横になれない場合は椅子に座わってとにかく安静にして、体を休ませて下さい。

② 外す
ベルトやボタンなど、体を締め付けているものがあれば外してください。締め付けから解放して、体をリラックスさせましょう。

③ 体を暖める
貧血状態の時は体温が下がっている為、サァーっと血の気が引いているような寒気を感じます。寒気を取り除く為にも、タオルケットなどをかけて体を暖めましょう。

横になり、体をリラックスさせた状態で暖めることで、だんだんと身体が落ち着いてきます。

5.まとめ

貧血を放置することで、症状が長引いてしまい体に負担がかかってしまいます。貧血の原因を知り、できることから行っていきましょう。

貧血にお悩みの方は自分の体の為にも、早めに病院へ行くことをおすすめします。
貧血の原因を知り、症状と向き合って貧血改善に向け対処していきましょう!

この記事は2015年7月24日(最終更新日)時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。


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