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女性ホルモンに効く4つの漢方と効果を引き出す3つのポイント

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女性ホルモン 漢方
女性ホルモンの乱れや女性特有の体調不良に対し、漢方が注目されています。

ホルモン治療にはピルなどが処方されるのが一般的ですが、漢方はどのような理由で女性ホルモンの乱れに良いとされるのでしょうか。

漢方は基本的に「気(体のエネルギー源)・血(血液)・水(体内の水分)」のバランスを整える事によって、不調を改善しよう、というものです。
漢方が直接女性ホルモンに働きかけるというよりは、漢方の効能で体全体のバランスを整え、体本来の機能を取り戻す事で、結果的に女性ホルモンの安定も期待できるのです。

今回は女性ホルモンに良いとされる漢方・生薬の紹介をはじめ、効果的な取り方などを紹介していきます。



1. 女性ホルモンに良いとされる漢方・生薬

女性ホルモンに特に良いとされる漢方・生薬は当帰 (トウキク)・芍薬 (シャクヤク)・川芎 (センキュウ)・地黄(ジオウ)の4つが知られています。

1-1. 当帰 (トウキク)

中国では女性の宝とまで言われており、女性特有の不調等に向いているとされる漢方には必ず配合される程です。
「血の巡り」を良くし、貧血・経血が少ない・月経不順・月経痛など、「血」にまつわるトラブルに効能を発揮すると言われています。
また、体を温める作用がありますので、体の冷えからくる不調にも効果的とされています。

【当帰(トウキク)配合の漢方】
★婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
「当帰(トウキク)」が全体の7割配合の漢方薬。体を温め、「血の巡り」を良くする効能があります。漢方=苦いといったイメージが持たれがちですが、こちらは甘みが強く飲みやすいと言われています。

主な効能・・・・緩和作用など、鎮痛・鎮静・生理痛・生理前の体のほてり、むくみ など

1-2. 芍薬 (シャクヤク)

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美しい女性を形容する際に引用される芍薬。
当帰(トウキク)とともに女性にはなくてはならない生薬のひとつとされています。月経不順、月経痛、腹痛、筋肉のけいれん、のぼせ、めまい、耳鳴り、頭痛などに用います。

【芍薬 (シャクヤク)配合の漢方】
★当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
これはその名のとおり「芍薬(シャクヤク)」「当帰(トウキク)」の2つの生薬を中心に配合された漢方になります。苦味が強く飲みづらいので、オブラートなどを利用して飲んでいる方が多いようです。

主な効能・・・・緩和作用など、鎮痛・鎮静・生理痛・生理前の体のほてり、むくみ など

1-3.川芎 (センキュウ)

セリ科植物”センキュウ”の根茎を湯通しして乾燥させたもので、身体を温める性質があるとされています。川芎は「血中の気薬」と言われている活血薬です。当帰(トウキク)とともに用いることで血を温め、よく気を巡らせることができると言われています。
子宮に働きかけ、月経不順、無月経、月経痛などのほか、頭痛や肩こり、関節痛にも用います。

【川芎 (センキュウ)配合の漢方】
★四物湯(しもつとう)
その名が表す通り、川芎 (せんきゅう)をはじめとした当帰(トウキク)、芍薬(シャクヤク)地黄(ジオウ)の四つの生薬(理血薬)から構成されている漢方です。
血液循環をよくし、体を温める作用があるといわれています。女性の月経不順にはもちろんですが、肌の乾燥などにも効果が期待できます。

主な効能・・・生理・生理痛・更年期障害・貧血症状・冷え症・しもやけ・しみ・指掌角皮症(主婦湿疹)・産後・流産後の不調など。

1-4. 地黄(ジオウ)

ゴマノハグサ科のアカヤジオウまたはカイケイジオウの根をそのまま用いる場合と、蒸して使用する場合があります。

補血、強壮、解熱、止瀉、緩下、貧血、吐血、虚弱などの症状に効果的と言われています。

【地黄 (ジオウ)配合の漢方】
★芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

主な効能・・・痔出血・子宮の不正出血・血尿、痔出血・性器出血 など

2.漢方をより効果的にする3ポイント

生理痛 改善 漢方

POINT1.最低でも3か月は続ける

一部、即効性のある漢方もありますが、基本的には3か月を基準に飲み続けるようにしましょう。
漢方の多くは、根本的な体質改善を後押しする効能を持っているので、身体をつくっている細胞が入れ替わるとされる3か月を目安に飲み続けることが効果を高める重要な点です。

もちろん、漢方薬の効き方は個人差も大きく、飲んで数日ですごく良くなったという人もいますが、効果が実感できないときは自己判断で辞めるのではなく、医師などの専門家に相談をしてみましょう!

とはいえ、あきらかに体質に合っていないと思われる反応がでた場合は、飲むのを中止して医師に相談するようにしましょう。

POINT2.飲むタイミングは「空腹時」

意外に思われるかもしれませんが、漢方をより効果的にするには食事の1時間前などの「空腹時に飲む」ことが重要です。

漢方薬の成分には、身体に吸収されにくい・時間が掛かるものが多く、吸収の良い空腹時が効果的とされています。

しかし、空腹時では無ければまったく効果が無いかと言うとそうでもないので、ベストは「空腹時」と覚えておいてくださいね!

POINT3.病院での購入がお得

肌らぶでは、初めて漢方を生活に取り入れる人には「病院」での処方をオススメしています。
病院では、医師の判断の元、症状に合った漢方を処方してもらえるので、間違いがすくなくなります。

また、病院では保険が適用されるので、1,000円前後と比較的安価に続けることができるのです。

金額だけを考えればドラッグストアと大差ないので、最初の3か月程度は病院で処方してもらい、自分に合っていると感じれば、近所のドラッグストアなどでの購入もよいでしょう。

1点、注意があるとすれば、ドラッグストアでの漢方は生薬の量が少なめに設定されているので、病院でもらっている漢方に慣れていると、効果がものたりなく感じる人もいます。

もし、効果を感じない場合は、改めて病院で処方してもらいましょう!

生理不順 漢方

3.女性ホルモンとは?

さて、「女性ホルモン」と一口に言っても、人によって思っていることが違うかもしれないので、改めて女性ホルモンを知っておきましょう。
正しい知識があることで、効果のないことをやらなくて済み、逆に悪影響となる間違った方法・やり方を行わずに済みます。

女性ホルモンとは、大きく分けると2つのホルモンからできており、「エストロゲン」「プロゲステロン」です。

■エストロゲン
エストロゲンは、月経や排卵などを起こしてくれ、女性の妊娠できる状態を保つことができます。

また、「美人ホルモン」とも呼ばれることもあり、丸みを帯びた女性特有の体型、胸のふくらみを形作っているはこのホルモンのお陰と言えるでしょう!

■プロゲステロン
プロゲステロンは、卵胞発育の抑制をはじめ、子宮内膜の肥厚・妊娠できる状態を保つ作用、性周期後半の維持などに寄与しています。

また、「ブスホルモン」と呼ばれることもあり、生理前の食欲増加や肌荒れが起きたりするのは、このホルモンのせいとも言えます。
この2つのホルモンは多く分泌される時期減少する時期があり、生理周期に大きく関係しています。

周期を図るに当たり、基準の一つになるのが基礎体温で、以下の表のようになります。
生理周期

女性ホルモンと基礎体温の連動に着目してみると、女性の体がいかにホルモンに左右されているかがよくわかります。

上記のグラフを見て頂くとわかる通り、正常な基礎体温は高温期、低温期の2層になります。
女性ホルモンに乱れがあると、この基礎体温が2層にならず、グラフがガタガタと波打ってしまう場合もあり得ます。

基礎体温が不安定ということは、それに連動する女性ホルモンにも乱れがあるということです。
漢方を飲み始めたことによって、基礎体温グラフがきれいな2層になった、というケースもあります。

まず、自分の基礎体温を把握しておくことで、漢方が体にどのような変化をもたらしてくれるのか、一つの目安になるでしょう。

4.まとめ

漢方は、本来、人体に備わっている自然治癒力を高めようという医学です。
漢方によって体本来の機能が改善されると、その結果として女性ホルモンの乱れが改善されると考えて良いでしょう。

当初の目的が女性ホルモンの安定だったとしても、複合的効果が期待できる漢方。
飲み始めて3か月が経つ頃には、健康的でバランスのとれた体を手に入れることができているかもしれませんね!

※この記事は2015年4月6日時点の情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。


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