機械性蕁麻疹とは?原因や症状、対処法を知ってもう悩まない!

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機械性蕁麻疹
「機械性蕁麻疹ってどんなもの?」「機械性蕁麻疹ってどう対処すればいいの?」とお悩みではありませんか。

蕁麻疹には原因や症状によりさまざまな種類があり、それぞれに名前がつけられています。機械性蕁麻疹もその中のひとつです。

今回は、機械性蕁麻疹とはどんなものなのか、その原因や症状、対処法をご紹介します!

1 そもそも蕁麻疹とは?

ストレートネック 症状2
まずは、そもそも「蕁麻疹」とはどんなものなのか見ていきましょう。

蕁麻疹は、皮膚の一部に赤みや痒みのある膨らみができてしまう病気のひとつです。

数分から数時間で跡形もなく消えることが多いですが、半日以上続くこともあります。

蕁麻疹は、体のどこにでも発症する可能性があり、頭皮や唇などに蕁麻疹がでることもあります。

大きさは数ミリのものから10センチ以上になることもあります。
蕁麻疹が出るときの形もそれぞれで、丸いものから直線上のもの、いびつなものまでさまざまです。

時間が経つに連れて蕁麻疹が広がったり、立て続けに出ることもあります。

ほとんどの場合強いかゆみがあり、人によってはチクっとした痛みを感じることもあります。

■蕁麻疹が出るメカニズム
蕁麻疹のメカニズム
蕁麻疹が出るのは、何らかの刺激(原因)により肥満細胞(マスト細胞)から「ヒスタミン」をはじめとする化学物質が放出されるためと言われています。

ヒスタミンが放出されると、毛細血管が拡張したり、血の成分である血漿(けっしょう)が血管壁から漏れ出し、その場に溜まってしまいます。

血漿は薄い黄色の液体で、成分の90%以上が水、そのほかはたんぱく質や脂質などが含まれています。
ケガをして血が出たときに傷口からでる液体で、かさぶたを作る役割も担っているので、見たことがあると思います。

毛細血管が拡張したことで皮膚に赤みが出て、血漿が血管壁から漏れ出すことで皮膚の表面が膨らむのです。

また、ヒスタミンは痒みを感じる知覚神経を刺激するため、蕁麻疹が出ると同時に痒みも感じる場合が多いです。

毛細血管の拡張が治まることで赤みがひき、漏れ出た血漿は血管に戻るので、蕁麻疹が跡になることはないのです。

2 機械性蕁麻疹はどんな蕁麻疹?

機械製蕁麻疹は、非アレルギー性の蕁麻疹のなかの、皮膚に刺激や圧迫を受けたり体に振動を受けることが原因となる物理性蕁麻疹のひとつです。
人工蕁麻疹とも呼ばれます。
機械性蕁麻疹
なお、蕁麻疹の種類について詳しく知りたい方はコチラをご参照ください。
蕁麻疹には種類がたくさん!自分の蕁麻疹を知って対策しよう!

2-1 機械性蕁麻疹の原因は皮膚への刺激や圧迫

機械性蕁麻疹の原因は、皮膚に物が強くこすれたり、圧迫されることです。
これらの刺激が原因となり、ヒスタミンが放出されることで機械性蕁麻疹がでます。

具体的には、

・腕時計やアクセサリーの接触
・ベルトや下着の締め付け
・机の角に腕が当たる・バッグの取っ手などによる圧迫
・自身で皮膚を掻く
・爪や先の尖ったものが当たる
・窮屈なポケットの中から物を出そうとする

など、日常生活のいたるところに原因となるような刺激があります。

2-2 機械性蕁麻疹は刺激を受けたところに症状がでる

蕁麻疹の症例
食物が原因の蕁麻疹などは、体全体に症状が出ることがあるのに対し、機械性蕁麻疹は、刺激を受けたところに症状があらわれます。

例えば、机の角で圧迫されていた部分や、かばんをかけていたところ、引っ掻いてしまったところ、などにのみあらわれます。

皮膚の膨らみ方は、ミミズ腫れのような形やいびつな形、小さくポツポツとしたものまで様々です。

ただ、蕁麻疹を掻くなどさらに刺激を与えてしまうと、範囲が広がることがあります。

械性蕁麻疹は、刺激を受けたところに症状が出るので、自分が機械性蕁麻疹かどうかチェックしやすいです。

■機械性蕁麻疹のチェック方法!「皮膚描記法」

機械性蕁麻疹の性質を利用したチェック方法が「皮膚描記法」です。

キャップをしたままのペン先などケガをしない物で、程よく皮膚を圧迫しながら線を引きます。
数分して、引いた線の通りにミミズ腫れのようなぷくっと皮膚が膨らむ症状が出れば、機械性蕁麻疹かもしれません。

2-3 機械性蕁麻疹は痒みがでにくい

個人差はありますが、機械性蕁麻疹は、痒みが出にくい、あまり痒みが強くない蕁麻疹のひとつとされています。

しかし、多少の痒みや違和感が皮膚にあったりして掻いてしまうと、それが刺激となりヒスタミンがより放出されてしまいます。

ヒスタミンが増えることで、痒みがます可能性があります。

2-4 機械性蕁麻疹はほとんどが数時間以内に治まる

機械性蕁麻疹は、早くて数分、長くても数時間で治まることがほとんどだとされています。

ただ、皮膚を刺激することで別の部分にも蕁麻疹が出て範囲が広がってしまうと、全ての蕁麻疹が治まるまでに時間がかかることがあります。

3 機械性蕁麻疹を悪化させる因子

機械性蕁麻疹1
機械性蕁麻疹の直接的な原因は皮膚への刺激ですが、その他にも症状が出やすくなったり、悪化しやすくなってしまう因子があります。

■疲労
■ストレス
■感染症(風邪など)
■入浴
■皮膚への刺激
■食事
■運動
■生理

疲労やストレス、感染症などで心身が疲れたり、バランスを崩しやすくなっているときは、普段なら蕁麻疹が出ないような弱い刺激でも症状が出たり、症状が悪化しやすくなってしまうのです。

4 機械性蕁麻疹を出さないようにするには?

急性蕁麻疹2
機械性蕁麻疹を出さないようにするには、どうすればよいのでしょうか。
自分でできる予防法と病院で症状を緩和させる薬をもらう方法のふたつをご紹介します。

4-1 皮膚に刺激を与えないよう注意する

機械性蕁麻疹の原因は皮膚への刺激ですから、刺激を与えないようにすれば蕁麻疹が出ることはありません。

しかし、ちょっとした皮膚への刺激でも機械性蕁麻疹は出てしまう可能性があるため、完全に防ぐことは難しいかもしれません。

それでも、普段からの心がけで機械性蕁麻疹を出にくくさせることはできます。

■締め付けが強い服を避け、ゆったりとした服を着る
■下着やベルトなどはゴムの圧迫が強くないものを選ぶ
■腕時計やブレスレットなどのアクセサリーを無理に身につけない
■髪の毛が肌にかからないようにする
■無意識に掻かないよう気をつける

このような日々の心がけで、機械性蕁麻疹が出にくくなったり、範囲が広がりにくくなるはずです。

また、蕁麻疹が悪化する因子である、心身の不調やストレスを避けるため、規則正しい健康的な生活サイクルや栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
また、ストレスもこまめに発散してくださいね。

なお、蕁麻疹の症状の原因となるヒスタミンをもともと含んでいる食材があります。
青魚やほうれん草、おもち、チョコレート、ワインなどはヒスタミンが含まれているので、過度に摂ることは避けたほうがよいかもしれません。

4-2 抗ヒスタミン薬を飲み、症状を出しにくくする

皮膚の赤みや膨らみ、痒みを引き起こすヒスタミンが放出されないようにする薬を飲むことで、皮膚に刺激を受けても蕁麻疹が出ない、または症状を軽くすることができます。

抗ヒスタミン薬には、たくさんの種類があります。効き目の強さや副作用の出方だけでなく、身体との相性で効果の出方が異なるためです。

ドラッグストアでも抗ヒスタミン成分が配合された痒み止めが販売されていますが、中には眠くなりやすい抗ヒスタミン薬もあるので、皮膚科を受診して医師と相談することをおすすめします。

5 蕁麻疹が皮膚に出ているときの注意点

蕁麻疹 対処2
蕁麻疹の症状をひどくしない、そして早く治していくためのポイントを紹介します。

蕁麻疹の再発予防に繋がるものもあるので、ぜひ実践してください。

5-1 皮膚に触れない・掻かない

当たり前のことではありますが、何度も皮膚を掻いてしまうと、傷ができて傷口から菌が入ってしまう可能性があります。
蕁麻疹が出ているときはその部分に触れること、掻くことを避けましょう。

掻くことが刺激となって余計に痒みが出たり、蕁麻疹が広がってしまうこともあります。

基本的には理性であまり掻かないようにしていても、大人でも寝ている間に無意識に掻いてしまうこともあります。
濡れタオルで蕁麻疹が出ている部分を冷やしたり、抗ヒスタミン薬などで痒みを抑えましょう。

また、もし掻いてしまったときのために、爪を短く切っておくと掻きむしりの被害を軽減しやすくなります。

5-2 アルコールや刺激の強い食べ物、運動などを控える

アルコールを摂取すると血行が良くなり、ヒスタミンの分泌が促進されて 痒みが強くなることがあります。
辛い食べ物や激しい運動は刺激となって、蕁麻疹を悪化させてしまう可能性があります。

蕁麻疹が出ているとき、治療中のときは控えましょう。

6 完治させたい・初めて蕁麻疹が出た場合は皮膚科へ!

ストレートネック 改善1
機械性蕁麻疹は、皮膚に赤みが出て膨らみができるだけで、痒みも弱いことが多く、数時間以内に跡もなく消えてしまうので、放置してしまうかもしれません。

過度に心配する必要はありませんが、初めて蕁麻疹らしき症状が出たときや、体や皮膚に違和感があるときは早めに病院を受診することをおすすめします。

蕁麻疹でなく別の病気という可能性もゼロではありませんし、蕁麻疹だった場合は薬を処方してくれたり、アドバイスを貰えるはずです。

蕁麻疹には様々な種類があり、自分の蕁麻疹の原因がひとつとは限りません。
例えば、機械性蕁麻疹のほかに、太陽の光を浴びることで出る日光蕁麻疹ももっている、という人もいます。

皮膚への物理的な刺激以外でも、蕁麻疹が出ているときがあると感じている方は、検査を受けてもいいでしょう。

また、蕁麻疹の発症をうまくコントロールして、薬を減らしていき、完治を目指す治療法もあるようです。
蕁麻疹を完治させるには時間がかかるかもしれませんが、チャレンジする価値はあるでしょう。

7 まとめ

機械性蕁麻疹についてご紹介しました。いかがでしたか?

他の蕁麻疹に比べて痒みは少ないと言われているとはいえ、やはり顔などに症状が出てしまうと、人の目が気になってしまいますよね。

普段からの心がけで、完全に機械性蕁麻疹を出さないようにするのは、難しいです。
皮膚科を受診し、適切に薬を使用しながら蕁麻疹とうまくつきあっていきましょう。

そして、焦らず治療を続け完治できるといいですね。

この記事は2016年8月18日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

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