赤ちゃんのあせも対策!予防とケアでぷにぷに肌を守ってあげよう

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赤ちゃん あせも 対策
「暑くなる季節に向けて、赤ちゃんのあせも対策をしたい」「赤ちゃんのあせもをケアする方法を知りたい」とお考えではありませんか?

赤ちゃんや子供はあせもになりやすいため、しっかりと対策を立ててあげましょう!

今回は、あせもにならないための対策やあせもの基本知識、そしてあせもになってしまったあとのケア方法をご紹介します。ぜひご覧ください!

1 赤ちゃんのあせも対策とは?4つの予防法

あせもは汗が汗腺に詰まってしまって起こる症状ですから、汗をかいたらすぐに拭き取ったり、汗をかかないような対策をする必要があります。

それでは、赤ちゃんをあせもにさせない具体的な対策法をみていきましょう。
赤ちゃんのぷにぷに肌を守るため、ぜひ実践してください!

赤ちゃんのあせも対策1 常に肌を清潔に保つ

赤ちゃんの肌を清潔に保つため、肌に汗が長時間汗が付着しないように対策しましょう。

なお、汗をかく能力は生後3年で決まるとされ、汗腺が発達しているほど体温の調節能力が高くなり、熱中症などになりにくい体になると言われています。

外で汗をかくことは悪いことではありません。保護者がそのあとしっかりケアしてあげることが大切です。

■汗をこまめに拭き取る

赤ちゃんの汗をふき取るときは、清潔な濡れタオルで優しく抑えるように拭き取りましょう。
皮膚に付着した汗をしっかり拭き取るには、乾いたタオルより濡れたタオルの方がおすすめです。

ゴシゴシと乱暴に拭くのは肌の負担になってしまうので控えましょう。
ウェットティッシュで拭き取るのもよいでしょう。

■かけ湯やシャワーで汗を流す

赤ちゃんがたくさん汗をかいているときは、かけ湯やシャワーを浴びせて汗を流しましょう。
とくに、赤ちゃんは睡眠中に汗をかくので、目覚めたときに汗を流してあげるのがおすすめです。

汗を流すときは、汗を余計にかいたり、かゆみが強くならないように、38度前後のぬるま湯で流しましょう。

あせもをかゆがっている様子があれば、かけ湯にしてあげた方がいいかもしれません。
シャワーよりかけ湯の方が肌に優しいと言われています。

1日に何度も汗を流すときは、石鹸やボディソープは使わずにぬるま湯だけで流すようにしましょう。
皮膚の保護に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。

■汗をかいたら着替えさせる

汗がついた服をずっと着続けるのはよくありません。

赤ちゃんが汗をたくさんかいたら、下着やおむつまで着替えさせてあげましょう。
その前にお風呂で汗を流してあげるとなお良いです。

赤ちゃんのあせも対策2 吸湿性・通気性に優れた服を着せる

夏場などは、薄手で吸湿性の高い木綿や、通気性のよい麻などの素材の衣類を選んで身につけさせてあげましょう。
また、眠るときは背中の汗を吸収してくれる汗取りパッドを活用するのもおすすめです。

あせも対策として、ピッタリとした服は避け、足元は裸足がベストです。
なお、ノースリーブは脇汗を吸い取ることができないので、避けましょう。

日差しが強い日は帽子をかぶせてあげましょう。
ただ、帽子は熱がこもり汗をかきやすくなるので、こまめに脱がせて熱気や湿気を飛ばしたり、こまめに汗を拭いてあげましょう。

夏に多いあせもですが、冬でもあせもができる赤ちゃんがいます。原因は厚着が多いそうです。
子供の服装は、季節を問わず「大人より1枚少なく」が基本です。

汗をかきすぎたことによるあせもや寝冷え防止のため、赤ちゃんの様子をしっかり見て服装や掛け布団の有無などを決めてあげましょう。

赤ちゃんのあせも対策3 部屋の温度・湿度を快適に保つ

汗をかくことは赤ちゃんの成長にとって欠かせないことではありますが、室内にいるときはエアコンや扇風機を使って、快適な環境になるよう心がけましょう。

赤ちゃんは気温が25度を超えると汗をかきやすくなると言われています。
一般的に快適とされる28度より少し低めなので、大人の感覚だけに頼らず、赤ちゃんの様子を確認しながら室温を調節するといいでしょう。
部屋の湿度は50~60%程度を目安にしましょう。

また、赤ちゃんは寝ているときに最も汗をかきます。良かれと思ってエアコンをタイマーなどで切ってしまうと、赤ちゃんはたくさん汗をかき、寝苦しくなってしまいます。
室内の温度が一定に保たれるようにしましょう。

なお、冬の赤ちゃんの快適な温度は22度前後と言われています。
風邪を引かないようにと厚着させてしまうと、汗をかいてあせもや寝冷えしてしまう可能性もあるので、気をつけましょう。

赤ちゃんのあせも対策4 肌を保湿して保護する

肌が乾燥すると、あせもなどの皮膚病をはじめ、肌トラブルが起きやすくなります。

赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄いため乾燥しやすくなっています。ふだんから保湿してお手入れしてあげましょう。

保湿は乾燥の季節の冬だけでなく、夏もおこなうようにしましょう。
夏も紫外線の影響や、エアコンの影響などで肌が乾燥していることもあります。

2 赤ちゃんの肌を守る!あせもの基礎知識

赤ちゃんのあせも対策をしっかりおこなうために、あせもの種類やなぜ赤ちゃんがあせもになりやすいかなど基礎知識を知りましょう。

2-1 3種類のあせも

汗腺のどこで汗が詰まってしまったかで、あせもは3種類に分類されます。
あせも図
あせもは、汗をたくさんかくことで、汗腺に汗が詰まって起こります。
また、汗以外にも皮脂や常在菌、絆創膏の残りカスなどが汗孔(汗が出るところ)を塞いでしまうことでも起こります。

汗腺が詰まると、皮膚の表面に汗を流すことができず、皮膚の中に汗が溜まってしまい、周囲の細胞を圧迫してしまい炎症を起こすのです。

それでは、3種類それぞれのあせもの症状をご紹介します。

1 水晶様汗疹 すいしょうようかんしん

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)は、皮膚の角層付近で汗が詰まることによって起こるあせもです。
水晶様汗疹
水晶様汗疹は赤ちゃんの肌に1~3mm程の小さな水ぶくれ(水疱)ができます。

炎症などの症状はなく、かゆみや赤みなどの自覚症状がないことも多いです。
そのため、赤ちゃんでもかきむしってしまい化膿するといったことがほとんどないとされています。

水晶様汗疹はしばらくすると乾いて、自然と薄皮が剥がれ、数日以内には治ることが多いあせもです。
皮膚のすぐそばで汗が詰まるため症状が軽く、気づかないうちに完治していることもあります。

ただ、汗をこまめに拭いたり、涼しい場所で過ごすなどの対策をしないと、何度も繰り返してしまいます。

2 紅色汗疹 こうしょくかんしん

紅色汗疹(こうしょくかんしん)は、表皮内で汗が詰まってしまうことで起こるあせもです。一般的にイメージされる赤みとブツブツのあるあせもです。
紅色汗疹
皮膚が炎症を起こし、赤いブツブツができます。また、皮膚のかゆみや軽い痛みなどの症状があります。

汗をこまめに拭いたり、着替えやシャワーの回数を増やす、部屋を涼しくするなどの対策をすれば、数日で症状はおさまると言われています。

しかし、紅色汗疹にはかゆみがありますので、赤ちゃんだと掻き潰してしまい雑菌が入って膿んでしまう可能性もあります。

3 深在性汗疹 しんざいせいかんしん

深在性汗疹は、日本での発症はまれな重症のあせもです。
熱帯地方や高温多湿の環境で長時間を作業していると発症すると言われます。
深在性汗疹
皮膚の内側の真皮や表皮の下層で汗腺が詰まってしまうことで起こります。

症状は、体中の広い範囲に平たい発疹がでて、体のだるさやめまい、動悸なども起こることがあります。
また、汗をかくことが難しくなるので体温調節がうまくできなくなり、熱中症になる危険もあります。

日本で暮らす赤ちゃんには、ほとんど発症の心配がないと言っていいでしょう。

2-2 赤ちゃんのあせもができやすいところ

あせもは体のどこにでもできますが、赤ちゃんのとくにあせもができやすいところを知って、こまめにチェックしてあげましょう。

■お尻・腰

おむつに覆われているため、温度と湿度が高く汗をかきやすいお尻や腰回りは、あせもができやすくなっています。

■頭・首

頭にたくさん汗をかくのは、脳が他の体のパーツよりも低い温度を好むためと言われています。
汗をかくのは体温調節のためですから、赤ちゃんの頃からしっかりと発汗機能がはたらいているのですね。

首周りは、皮膚が重なっていて、汗がたまりやすかったり、汗の洗い残しやすいことであせもができやすいようです。

■背中

赤ちゃんはずっと眠っていますよね。背中はお布団と接しているため蒸れて汗をかきやすく、かいた汗も蒸発しにくいためあせもになりやすいのです。

他にも、脇の下や手足の関節など、皮膚が重なりやすいところにあせもはできやすいので、気を配ってあげましょう。

3 赤ちゃんにあせもができやすい2つの理由

赤ちゃんは汗をかきやすく、あせもになりやすくなっています。
なせ、赤ちゃんは汗をかきやすいのでしょうか。2つの理由をご紹介します。

3-1 赤ちゃんは新陳代謝が活発なため

赤ちゃんは新陳代謝が活発で体に熱を持ちやすいため、汗をかきやすくなっています。

赤ちゃんの体は新陳代謝が活発なため、大人より体温が高くなっています。
盛んに細胞分裂が繰り返されるため、少しでも体を動かすと熱をもってしまいます。

汗をたくさんかくことで体温を調節して熱くなりすぎないようにしているのです。

3-2 汗腺の密度が高いため

汗腺の数が肌の面積に対して多いことも、赤ちゃんが汗をかきやすい理由のひとつです。

汗がでてくる汗腺は、生まれたときから大人と同じ量があります。
赤ちゃんの小さな体に、大人と同じだけの汗腺があるので、肌の面積に対して汗腺の密度が高くなっているのです。

そのため、汗をたくさんかきやすいのです。

4 赤ちゃんにあせもができてしまった時の対策

どれほど気をつけていても、赤ちゃんにあせもができてしまうこともあります。

あせもができてしまったら、どうケアしてあげれば良いのでしょうか。
赤ちゃんにあせもができてしまった時の対策法も知っておきましょう。

4-1 汗をこまめに取り、肌を清潔に保つ

あせもは、肌を清潔に保っていれば、数日で自然に治まることが多いです。

あせもの予防法と同じように、汗をこまめに拭き取ったり、汗をかかない環境を整えてあげましょう。

■汗をこまめに優しく拭く
■かけ湯やシャワーで汗を流す
■汗をかいたら着替えさせる
■吸湿・速乾に優れた衣類を着用する
■部屋の温度・湿度を調節する
■肌を保湿する

これまでのあせもの予防法と同じことをしてあげましょう。

4-2 あせもを冷やすなど、掻きむしり対策をする

あせもはかゆみを伴うことが多いです。
赤ちゃんが掻きむしって肌を傷つけて治りが遅くなったり、跡が残らないように対策をしましょう。

あせものあるところを冷やすことで、かゆみを感じにくくさせることができます。

患部を冷やすと、かゆみを引き起こす物質である「ヒスタミン」の分泌量を抑えることができるからです。

また、一時的にですが冷やすことで神経をマヒさせることができるので、かゆみを感じにくくさせることができます。

保冷剤をタオルでくるんだものや、濡れタオルを患部に優しくあてましょう。

ただ、冷やすのはあせものある部分のみにしてください。
汗をかかないよう室温を調節することは大切ですが、赤ちゃんの体全体を冷やすことは避けましょう。

また、赤ちゃんがあせもを掻きむしってしまわないように、一時的にミトンをつける方法もあります。
ただ、ミトンをずっとつけていると蒸れてあせもができやすい状態になってしまうことは忘れないようにしましょう。

あせもを掻いてしまたっときの被害を抑えるため、赤ちゃんの爪を短く切っておくといいでしょう。

4-3 少しでも悩んだら、皮膚科を受診する

あせもは、肌を清潔に保つことで自然と治まっていく症状です。
また、かゆみや炎症が気になるときは市販の塗り薬を使うことで症状を抑えることができます。

でも、赤ちゃんにはどんな塗り薬が良いのか悩んだり、本当にあせもなのか確証がもてないのであれば、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

悩んでいても答えがでないことでもありますし、赤ちゃんを診てもらったうえで、気になることや不安なことを、医師や看護師に質問して答えてもらえば安心できます。

5 あせもを傷つけてしまうと発症する可能性のある症状

あせもはかゆみがあるので、赤ちゃんが掻きむしってしまう可能性があります。
赤ちゃんをしっかり見ていても、赤ちゃんがあせもを触ったり掻きむしるのを100%とめることは難しいですよね。

肌が傷つくと化膿してしまったり、皮膚だけでなく汗腺も炎症を起こしてしまうことがあります。
かゆみで掻きむしると発症しやすい症状を3つご紹介します。

5-1 エクリン汗孔炎 かんこうえん

赤ちゃんがあせもを掻きむしったり、服とこすれてしまって傷口に黄色ブドウ球菌が感染し、皮膚の浅い部分に膿が生じてしまうことをエクリン汗孔炎(かんこうえん)と呼びます。

赤いブツブツや膿疱(膿んでいるおでき)がバラバラにあらわれます。
エクリン汗孔炎は、顔や首、背中の上部、お尻などに出ることが多く、痛みやかゆみはあまりありません。

もし、赤ちゃんにエクリン汗孔炎の疑いがある場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

5-2 多発性汗腺膿瘍 たはつせいかんせんのうよう

エクリン汗孔炎になってから、皮膚のより深い汗腺に膿が溜まって炎症を起こしてしまうことを汗腺膿瘍(かんせんのうよう)と呼びます。

多発性汗腺膿瘍は、はじめに小豆サイズの硬いしこりができます。そして、痛みを伴い、しこりがだんだん大きくなって赤くなります。

多発性汗腺膿瘍になると、しこりが1ヶ所だけでなく、一気に何ヶ所もできたり、次々にできたりすることが多いのが特徴です。

硬かったしこりはやわらかくなり、自然に破れて膿が出てくることもあります。
ここまでひどくなると、リンパの腫れを伴うこともあります。

2歳以下の乳幼児に多いため、乳児多発性汗腺膿瘍とも呼ばれます。

多発性汗腺膿瘍が疑わしい場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
ひどくなると、膿瘍を切開して膿を取り出さなければいけないこともあります。

5-3 とびひ・伝染性膿痂疹 でんせんせいのうかしん

伝染性膿痂疹、いわゆるとびひです。
あせも以外にも、虫刺されなどでできた傷に菌が入り込むなどして起こります。

菌が増殖して毒素ができ、水ぶくれや膿の中に毒素が溜まります。
この液がしみ出て、周りの皮膚に触れてしまうとそこにもとびひしてしまいます。
また、掻きむしってしまった手で、他の場所に触ってしまうことで、全身にとびひしてしまうこともあります。

伝染性膿痂疹には2種類あります。
黄色ブドウ球菌に感染すると水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)に、化膿連鎖球菌に感染すると痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)になることが多いとされています。
なお、伝染性膿痂疹は90%以上は黄色ブドウ球菌によるものです。

水疱性膿痂疹の症状は、菌が増殖した部分に赤みが出て、水ぶくれが発生します。
水ぶくれは破れやすく、破れると皮膚がただれた状態になり、かゆみが出てきます。

痂皮性膿痂疹の症状は、菌が増殖した部分に赤みが出て、膿んだおできができます。
おできが敗れて、厚いかさぶたになります。炎症が強く、痛みを伴います。
また、発熱やのどの腫れ、リンパ節が腫れるなどといった症状もあります。

伝染性膿痂疹は他人にも感染します。赤ちゃんに症状があらわれたらすぐに皮膚科を受診しましょう。

なお、伝染性膿痂疹は、出席停止が義務付けられた感染症ではありませんが、保育園や幼稚園によっては規則があるところもあります。
皮膚科の受診に合わせて、保育園の先生にも連絡・相談しておきましょう。

6 まとめ

赤ちゃんのあせも対策と、できてしまったときのケア方法をご紹介しました。いかがでしたか?

子供はあせもになりやすく、深刻になる必要はあまりない症状です。
でも、赤ちゃんがかゆがっている姿を見るのはつらいですよね。しっかりあせも対策をしてあげましょう!

とはいえ、どんなに対策していてもあせもを100%予防するのは難しいかもしれません。
あせもになってしまったら、早く治るようにしっかりケアしてあげてくださいね。

この記事は2016年6月19日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

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