指の間だけじゃない?足の裏にできる水虫の症状と治し方

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足の裏 水虫
「指の間以外も水虫になるって本当?」「もしかして足の裏の症状水虫かも…」と悩んでいませんか?

足の水虫には4種類あり、そのうち足の裏に症状が出るものは2種類あります。

今回は、足の裏にできる水虫についてと、足の裏にできる水虫に似ている病気、そして水虫の治し方をご紹介します。

1 足の裏にできる2種類の水虫

足の裏にできる水虫には、小水疱型足白癬(しょうすいほうがたはくせん)と、角化型白線(かくかがたはくせん)の2種類あります。

それぞれの症状を詳しく見ていきましょう。

1-1 小水疱型足白癬(しょうすいほうがたあしはくせん)

小水疱 水虫
小水疱型足白癬(しょうすいほうがたはくせん)は、足の裏や側面に小さな水ぶくれができるかゆみがでやすい水虫です。小水疱型水虫とも呼ばれます。

数個の小さな水ぶくれが、足の裏の土踏まずなど比較的皮膚の柔らかいところにできます。

はじめは粒上の2 ~3ミリ程度の小さな水ぶくれですが、症状が進行すると1センチ程の大きさのものもできることがあります。
また、水ぶくれの数も増え、範囲を広げていきます。水虫の周囲は赤くなり、かゆみがでます。

水虫を掻いて皮膚を傷つけると膿んでしまい、痛みも出る場合があります。

水ぶくれがやぶれると、透明でとろみのある液体がでてきます。
水ぶくれが破れた後は周囲の皮膚が硬くなったり、白くなってポロポロとはがれ落ちます。

水ぶくれが大きくなると、足の裏ですから自然とやぶれてしまうこともあります。水ぶくれが大きくなる前に、皮膚科を受診することをおすすめします。

もし、かゆみで掻きむしったり、歩いていて自然と水ぶくれがやぶけてしまったら、流水できれいに洗い流し、優しく拭いてしっかり水気をとったら、清潔なガーゼなどで保護しましょう。
めくれてしまった皮は剥がさずそのままにして、水虫菌以外の菌に感染することを防ぎます。

ひどくなると、足の裏全体に症状がでますが、足の甲には水ぶくれができないと言われています。
足の甲にまで水ぶくれができたら、別の皮膚病かもしれません。

1-2 角質増殖型足白癬(かくしつぞうしょくがたあしはくせん)

角化型・角質増殖型 水虫
角質が厚く硬く、ザラザラになり皮がむける水虫です。角化型足白癬(かくかがたあしはくせん)や角質増殖型水虫、かかと水虫などとも呼ばれます。

角質増殖型足白癬はかかとに症状が表れやすい水虫です。皮膚が厚くなっていき、足の裏のゴワゴワやガサつきが目立ち、粉を吹いたような状態になります。

一般的にイメージされる、ジュクジュクとしていたり赤みやブツブツなどの症状ではないため、肌の乾燥や加齢によるだと思い込んでしまう人もいます。

かかとから足の裏全体に症状が広がり、ひどくなると皮膚のひび割れやあかぎれを起こすこともあります。

かゆみはでないことが多い水虫ですが、ひび割れなどにより痛みを伴うことがあります。

水虫は高温多湿の時期に症状が悪化することが多いですが、角質増殖型足白癬は汗をかかず空気が乾燥する冬に悪化することが多いです。

角質増殖型足白癬は、足の指の水虫などを放置したり、何回も再発を繰り返すことでなると言われています。
また、足の爪にまで水虫菌が入り込み、爪白癬という爪の水虫を併発していことも多いです。

水虫菌が肌の奥にまで入り込んでいるため、完治までには長い時間がかかります。
また、塗り薬に加えて飲み薬も併用して完治を目指すことが多いです。

2 足の裏に気になる症状があるなら皮膚科へ!

足の裏に水虫のような症状が出ていても、水虫だと決めつけケアをするのはやめましょう。

医師でも、見ただけでは水虫だと判断することができません。

顕微鏡ではがれた皮膚を見て、水虫を引き起こす白癬菌がいるか確認して水虫と診断をくだします。
水虫になったと病院に来る人の半分以上は、水虫以外の病気だという話もあります。

小水疱型足白癬は市販の水虫薬でも、適切に使えば症状を治めることができるとされています。
しかし、水ぶくれが潰れてしまえば、別の細菌に感染する可能性もありますし、症状が似た皮膚病にかかっている可能性もあります。

他の皮膚病に水虫薬を塗っても症状がよくなることがありませんし、悪化する可能性もゼロではありません。

また、水虫薬を塗ってしまうと、病院で水虫か検査をするときに的確な判断をしにくくなってしまうこともあります。
水虫かもしれないと思っても自己判断せず、医師に診察をしてもらうようにしましょう。

なお、水ぶくれや赤み、かゆみなど水虫と似ている症状がでる病気には、

・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
・異汗性湿疹(いかんせいしっしん)
・疥癬(かいせん)
・接触性皮膚炎(かぶれ)
・皮膚カンジダ症

などがあります。
それぞれ治療法は異なります。病院で最初に検査を受けることで、水虫以外の場合も適切な治療を受けることができます。

角質増殖型足白癬は、足の指の水虫などを放置したり、水虫だという自覚がないまま年数が過ぎて発症することが多いため、水虫を引き起こす白癬菌が皮膚の奥にまで潜入しています。

そのため塗り薬だけでは完治が難しいこともあり、飲み薬も併用します。
水虫の飲み薬は、市販されていないため、角質増殖型足白癬を完治させるには、皮膚科を受診して処方箋を得る必要があります。

水虫は知名度が高く、市販薬も手軽に手に入りますが、足の裏に気になる症状があるのであれば、早めに皮膚科を受診しましょう。

水虫の場合、違う場合もスムーズに治療を進めることができます。

もし、忙しいなどの理由でどうしても時間が取れない場合は、市販の水虫薬を試してみてもよいでしょう。
それでも、適切に薬を使用しても数日で症状が治まらなかった場合は、病院で診てもらうようにしましょう。

水虫薬は、足を洗い清潔にし、しっかり乾かした後に使います。
皮膚が柔らかくなると薬が浸透しやすいので、お風呂あがりのタイミングがおすすめです。

白癬菌が広がるのを抑えるために、先に健康な周囲の肌から薬を塗り、渦巻きを描くように水虫のあるところ薬を伸ばしていきましょう。

しっかり治すためには、水虫になっていないところまで、広範囲に薬を塗ることが大切です。

また、症状が治まっても、新陳代謝で肌が入れ替わり、古い皮膚とともに白癬菌がいなくなるまでは薬を塗り続けましょう。
最低1~2ヶ月は塗り続けてください。

水虫薬にはさまざまな薬のタイプがあります。
水ぶくれができる小水疱型には、スプレー、ジェルタイプ、かかとのがさつきが目立つ角化型・角質増殖型には、クリームタイプがおすすめです。

3 足の裏の水虫にやってはいけないこと

足の水虫は目に見える症状がありますし、かゆみがでることもあり、どうしても気になってしまいますよね。

足の裏の水虫で気になることがあっても、以下の2つのことはしないようにしましょう。

3-1 皮膚を掻く・無理にはがす

かゆみがでた水虫はつい掻いてしまいがちです。
しかし、水虫を掻いてしまうと刺激が増えてかゆみを起こすヒスタミンがさらに分泌され、余計にかゆみを感じてしまいます。

また、掻きむしったり、皮膚を無理にはがすことで肌が傷つき、白癬菌がより皮膚の不覚に侵入しやすくなったり、他の菌も感染しやすくなってしまいます。
菌に感染すると、免疫反応が起きて、さらにかゆみが増すこともあります。

さらに、水虫を触った手で他のところにふれると、白癬菌がうつってしまい、範囲を広げてしまう可能性もあります。

3-2 ステロイド外用薬を使う

肌の炎症やかゆみを抑えるステロイド外用薬を水虫に使うことは避けましょう。

水虫の症状は、白癬菌から体を守るための免疫反応として出ています。
そして、免疫反応が過剰になると炎症が起き、肌に赤みが出たり、腫れ、かゆみ、痛みなどの症状が現れます。

ステロイド外用薬は、過剰な免疫反応を抑えて炎症を起こさないようにする、抗炎症作用があります。
このため、炎症に伴う赤みやかゆみを抑えることができるのです。

しかし、水虫は白癬菌が増殖するとひどくなってしまいます。
ステロイド外用薬を塗ることで免疫が抑制されると、白癬菌に体が抵抗しにくくなり、症状を悪化させてしまう恐れがあります。

小水疱型足白癬は水ぶくれや赤みなど症状が似ているので、効果はあると思うかもしれませんが、水虫の症状にはステロイド外用薬は逆効果になりかねないのです。

4 水虫をスムーズに治すためのホームケア

水虫を治すには、病院で処方された適切に塗布、服薬し続けることが大切です。

それに加えて、水虫をスムーズに治すための2つのセルフケアを徹底しましょう!

4-1 足を蒸らさない・乾燥させる

水虫を引き起こす白癬菌は高温多湿だと増殖力を増すので、足の裏が湿気ないようケアしましょう。

足の裏が水虫になる大きな原因は、靴を長時間履くことにあります。職種によっては難しいかもしれませんが、靴をこまめに脱いで熱と湿気を逃しましょう。

オフィスには、別の靴やサンダル、スリッパなどを用意して、1日中同じ靴を履くことは避けましょう。

メインで履く靴は2~3足をローテーションで使うようにしましょう。
1日履いた靴は、風通しの良い日陰で干して湿気を飛ばします。

お風呂に入った後は、指の間までしっかり拭いて水気をとりましょう。
ドライヤーで乾かすのがおすすめです。

4-2 足を清潔に保つ

白癬菌の増殖を防ぐためには、足を清潔に保つことが大事です。

優しく丁寧に足を洗うようにしましょう。指1本1本、そして指の間までたっぷりの泡でしっかり洗います。

なお、分厚くなった足の裏の皮膚をとろうとスポンジや軽石で足をゴシゴシとこするのはやめましょう。
小さな傷ができ、白癬菌を肌の奥に侵入させやすくしてしまいます。

靴下は1日2~3回履き替え、菌の増殖を防ぎましょう。通気性の良い5本指靴下がおすすめです。

足ふきマットやバスタオルなどは毎回洗濯し、床掃除などもこまめにおこないましょう。
よく履く靴が水洗いできるのであれば、靴も洗濯しましょう。

5 まとめ

足の裏の水虫についてご紹介しました。いかがでしたか?

足の裏に水ぶくれができたり、夏なのにカサカサしているときは水虫になっているかもしれません。

少しでも気になる症状があれば、できるだけ早く皮膚科を受診することをおすすめします。

この記事は2016年6月22日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

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