えっ!これもストレートネックのせい?多様な症状とその治し方

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ストレートネック 症状
「ストレートネックの症状が知りたい」「ストレートネックが頭痛や肩こりに影響するって本当?」と情報をお探しではありませんか?

ストレートネックの症状はパソコンやスマートフォンを使う時間が増えた現代では、どうしても起こりやすくなっています。

ストレートネックの症状は多様で、「え、こんなものまで?」と思うようなものもあります。今回は、ストレートネックの症状や原因、治し方をご紹介します。

1 おさらい!ストレートネックとは?

ストレートネックになると、首や肩がつらくなる…そんなイメージが強いと思いますが、簡単にストレートネックがどんな状態を指すのか知っておきましょう。

ストレートネックは、本来カーブしている首の骨がまっすぐになってしまっている状態をさします。
あくまで首の状態であり、病名ではありません。
ストレートネック 首の形 そもそも首の骨、頚椎は正常な人であれば30~40度程カーブしています。
首のカーブ このカーブによって、頭の重さや歩行時の衝撃を吸収・分散させています。

首の骨のカーブのことを生理的前湾角度といい、30度以下になるとストレートネックと定義されます。
首のカーブ ストレートネックまた、進行すると本来前に反っているはずのカーブが後ろに反ってしまうこともあります。

■簡単!ストレートネックのチェック方法
ストレートネック チェック方法 1 壁を背にして立つ
2 かかとと背中を壁につける
3 少しあごを引く

後頭部が壁に隙間なくつかない場合は、ストレートネックの可能性があります。
頭と壁の隙間にグーにした手がはいる人は、ストレートネックが進行していると言えます。

2 ストレートネックの大きな原因

ストレートネック 原因1ストレートネックになってしまった方のほとんどの原因が姿勢の悪さだと言われています。

■パソコンを使った仕事
■スマートフォンや携帯ゲーム機の使用
■趣味が手芸や読書

パソコン作業やスマートフォンを使用しているとき、読書をしているときは前かがみになったり顔がうつむきますよね。うつむくと首の骨はまっすぐになります。

前に首を伸ばす姿勢を長く続けていると、首の筋肉がずっと引っ張られる状態、つまり緊張した状態が続きます。
そうなると本来の首のカーブが段々と失われ、ストレートネックになってしまうのです。

パソコン、スマートフォンの使用時間が増えたことで、ストレートネックになる人が増えています。
また、携帯ゲーム機の長時間の使用により、子供がストレートネックになるケースも増えています。

また、他の原因としては、猫背や反り腰など姿勢の悪さや、病気やケガなどで体のバランスが悪くなりバランスを保つためにストレートネックになってしまうケース、職業病のようなかたちで格闘技やダンスをしている方がストレートネックになるケース、加齢・老化によりストレートネックになるケースがあります。

3 ストレートネックの多様な症状

ストレートネックを放置すると、よく言われる肩こりや頭痛以外にも、様々な症状があらわれます。

3-1 ストレートネックの症状一覧

ストレートネック 症状1■肩こり・首こり
■肩・首のハリ、痛み
■首の可動域の縮小(首を後ろに倒せない)
■頭痛
■めまい
■耳鳴り・難聴
■手のしびれ
■吐き気
■不眠
■歩いているときのバランスが悪い
■寝ちがえやすい
■目が疲れやすい、視界がぼやける
■目が乾燥する、または涙がたくさん出る
■口内の乾燥、つばが出ない、またはつばがたくさん出る
■汗がたくさん出る
■体が疲れやすい、すぐ休みたくなる
■集中力の低下
■やる気が起きない、意欲の低下
■気分が落ち込む
■不安感や焦燥感にかられる
■体調を崩しやすい、風邪をひいたり微熱が出やすい
■血圧が不安定
■胃腸の不調
■胸部の圧迫感
■呼吸が浅くなる、息苦しい

などが挙げられます。

このほかにも、鼻炎やまぶたの痙攣などの様々な症状があらわれる方もいます。

もちろん、ストレートネックになったからといって全ての症状が出るわけではありませんし、中にはストレートネックにもかかわらず一切症状が出ないという方もします。

3-2 ストレートネックの症状が多岐にわたる理由

ストレートネック 症状2ストレートネックの症状が多岐にわたる理由は、ストレートネックになると、周辺の筋肉だけでなく、神経や血管にも影響をおよぼすからです。

首には太い血管や神経が通っています。筋肉が緊張し続け、首の骨のカーブが正常でないと、血管や神経が圧迫される可能性があります。

血管が圧迫されると、血流が悪くなるだけでなく、頚動脈洞という血圧を安定させる部位の機能が低下します。
すると、首を傾けたり回すなどの動きが刺激となり、めまいを起こしたり、ひどくなると失神してしまうこともあります。

神経が圧迫されると、体の活動をコントロールする自律神経が乱れやすくなります。

自律神経は、内臓や血管の動きをコントロールしており、自律神経が乱れると、吐き気や不眠、耳鳴りや体のだるさなど、様々な症状が引き起こされる可能性があります。

自律神経は精神的なストレスや、筋肉の緊張など物理的なストレスの影響も受けやすいため、ストレートネックで首や肩が緊張したり、痛みを感じていると、余計に乱れやすくなり悪循環に陥りやすいです。

3-3 ストレートネックを放置すると様々な病気を発症することがある

ストレートネック 症状3首や肩、背中に強い負荷がかかるストレートネックを放置したり、加齢により体の機能が低下すると、様々な病気を発症することがあります。

痛みが強かったり、身体に少しでも違和感があるときは、病院で検査してもらうようにしましょう。

ストレートネックを放置、重症化すると起こりうる病気としては、頸椎椎間板ヘルニア、顎関節症、うつ病、自律神経失調症、脳梗塞、くも膜下出血などがあります。

■頸椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばん)

ストレートネックで頚椎が圧迫され続けることで頸椎椎間板ヘルニアになってしまうと、首・肩の痛みなど先述の症状に加えて、背中や腕まで痛みやだるさが広まったり、手がむくんだり握力が低下などの症状が出る人もいます。
また、歩きにくくなったり、尿意のコントロールもうまくできなくなることもあります。

■顎関節症(がくかんせつしょう)

首・背骨が正しいカーブを描いていないと、アゴの関節にも影響を及ぼすことがあります。
顎関節症になると、アゴの痛み、口を大きく開けられない、口をしっかり閉じることができないといった症状があらわれます。
また、舌や歯の痛み、味覚障害などの症状が出る人もいます。

■うつ病・自律神経失調症

ストレートネックで首の神経が圧迫され続けることによって、うつ病、自律神経失調症を発症する可能性があります。
一時的な自律神経の乱れによる体調不良や気分の落ち込みより症状がひどくなり、他者との関わりを避ける、何をしても楽しくなくなる、ひどくなると自傷衝動にかられる人もいます。

■脳梗塞・くも膜下出血

血管が圧迫された状態が続くことで、血行が悪くなり、脳梗塞やくも膜下出血などを起こすケースがあります。

脳梗塞の前兆は、口がうまく動かずろれつが回らなくない、思ったように字がかけない、顔の片側だけがゆがむ、片側の手足がしびれる・力が入らないなどです。
前兆がある場合は、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

くも膜下出血の前兆は、ストレートネックの症状である、頭痛、めまい、ものの見え方の異常などであり見分けるは難しいかもしれません。
予兆として、くも膜下出血を発症する2~4週間前に頭痛になる頻度が高くなるため、頭痛の頻度が増し、とくに後頭部に痛みを感じるときは念のため検査を受けたほうが良いでしょう。

もし、ストレートネックが原因・大きな要因となって病気を発症してしまった場合は、病気の治療と合わせて、ストレートネックも治していく必要があります。

4 タオルで簡単!ストレートネックの改善法

ストレートネックはセルフケアで改善することができます。
首の骨の本来のカーブを取り戻し、ストレートネックを治していきましょう。

ストレートネックを治す方法はいくつかありますが、今回は簡単で手軽に始めることができるタオルを使ったストレートネックの治し方をふたつご紹介します。

ストレートネック解消まくら

タオル首まくらタオルで作った首まくらを使って、首の骨のカーブを取り戻し、ストレートネックを解消していきましょう。

①タオルを少しきつめに巻いて首まくらを作る
タオル首まくらフェイスタオルやバスタオルを使って、後頭部が床につかず少し浮き、また、心地よい、しっくりくると感じるサイズのタオルまくらを作りましょう。

タオルをロールケーキのようにクルクルと巻いていきます。タオルの直径は8~14センチが目安です。
高さが足りず頭が床についてしまう場合は、タオルを2枚使うといいでしょう。

鼻が少し上を向き、鼻の通りが良くなるので、鼻炎や花粉症の人にもおすすめです。

なお、痛みや違和感がある場合は、使用しないようにしましょう。

②まくらを首の下にいれ、10~20回ほど顔を左右にゆっくり大きく振る

顔を左右に振ることで、よりストレートネックが改善しやすくなります。
顔や首・肩の筋肉が緊張しないよう、力を抜いておこないます。

③しばらく首にタオルまくらを挟んだままリラックスする

はじめは2~3分、10分、30分と段々と時間を伸ばしていき、慣れたらそのまま眠ってしまってかまいません。
寝る前におこなうのがおすすめです。

タオルストレッチ

タオルストレッチタオルを使いながら、首を後ろに押し出すストレッチで、首の骨のカーブを取り戻しましょう。

①タオルを首の後ろにかけ、手でタオルを前に引っ張る
②アゴを引きながら後頭部を後ろに押し出す

首を反るのではなく、アゴを引きながらおこないます。
1回10回を1セットとして、1日1セット、慣れてきたら朝と夜、1日2セットおこなうのがおすすめです。

なお、痛みや違和感があるときは、ストレッチを中止しましょう。

■痛みやめまいなど症状が重い場合は先に病院へ!

ストレートネックで肩こりや痛みがひどかったり、頻繁にめまいがして倒れかけるなど、重い症状がすでにあらわれている場合は、先に病院に行くことをおすすめします。

ストレートネックを治している間に、階段でめまいを起こして転げ落ち大けがをしてしまっては元も子もありません。
また、すでにストレートネックが原因で、何か病気を発症している可能性もあります。

病気の治療によって、痛みや不快な症状が緩和され、ストレートネックの解消も効率的におこなえるはずです。

また、あまりに筋肉が固くなってしまっている場合も、整形外科や整体院などで筋肉をほぐしてもらってから、ストレートネックの改善法をおこなうとよりスムーズに症状を改善できるかもしれません。
症状がひどい、つらいときはプロのサポートを受けることをおすすめします。

5 ストレートネックの予防に!パソコン・スマホの正しい見方

ストレートネックを治しても、これまでと同じようにしていればまた再発してしまうかもしれません。

ストレートネックをこれ以上ひどくしない、そして予防するためにはパソコンやスマートフォンを使うときに正しい姿勢を維持することが大切です。

デスクワークをする際の正しい姿勢と、スマートフォンを見る際の正しい姿勢をご紹介します。

5-1 正しい座り方

背中が自然なS字を描く座り方がストレートネックを防ぐ座り方です。
こまめに休憩をいれて、疲れて姿勢が悪くなることを予防することも大切です。

■正しいイスの座り方
正しいイスの座り方前かがみにならないよう気をつけてイスに座りましょう。
目線は少しななめ下、軽くアゴを引き、モニターからは40センチほど間をあけます。

もし、イラストのようにイスが高く足が床にとどかない場合は、フットレストを使いましょう。

■床に直接座る場合
床に座るときの正しい姿勢床に座って作業をすると、どうしても姿勢が悪くなりがちです。
お尻に座布団などを入れて腰を少し高くして座ると、良い姿勢を保ちやすくなります。

5-2 スマートフォンを見るときの正しい姿勢

スマホの見方スマートフォンを見るときは、スマホを持つ手の脇の下に、反対の手をグーにしてはさみます。
そして、スマートフォンを持つ手は、スマホからヒジまでが一直線になるようにし、手首は反らさないようにしましょう。

そうすると、目線を動かすだけで、操作することができ、ストレートネックや肩こりなどを予防できます。

6 ストレートネック完治へ!ねこ背の治し方

ストレートネックの人の多くはねこ背で、首だけでなく背骨も適切なカーブを描いていないと言われます。
首の骨は背骨とつながっていますし、姿勢が悪いまま首だけを正しいカーブにしてもストレートネックや肩こりや腰痛などの改善は難しいでしょう。

ねこ背・反り腰のチェック方法と、オフィスでもできる簡単で場所を取らないねこ背の改善方法をご紹介します。

6-1 ねこ背のチェック方法

ねこ背のチェック方法はストレートネックのチェック方法と似ています。

壁を背にして立ち、かかとと背中を壁につけます。肩が丸まり、壁につかない状態は「まるねこ背」と呼ばれます。
腰が反って壁につかない状態のねこ背は「あひる猫背(反り腰)」と呼ばれます。
ねこ背チェック

6-2 座ったままできるねこ背改善ストレッチ

ねこ背になってしまった背中の筋肉のクセを抜くことができるストレッチです。

姿勢正すことができ、両手を背中で組んで伸ばすだけなので、イスに座った状態でもできます。
そのため仕事中や勉強の合間にもできるのでおすすめです。

1日最低20回、こまめにおこないましょう。

■ねこ背解消ストレッチ

① 体の後ろで手のひらが上を向くようにして両手を組む。
② 両手を後ろに引き、肩甲骨を寄せる。
③ ②の状態のまま頭を倒して天井を見上げ、3秒間ゆっくりと呼吸する。
ねこ背ストレッチ④ 頭を元に戻して肩の力を抜く。

※立っておこなう場合は、腰を反らないよう気をつけましょう。

7 まとめ

ストレートネックの症状や原因、治し方についてご紹介しました。いかがでしたか?

ストレートネックになると、首や肩の筋肉の緊張による肩こりやハリだけでなく、自律神経が乱れやすくなり、体に様々な不調をもたらします。
また、ストレートネックを放置することで、病気にかかりやすくなるかもしれません。

ご紹介した簡単なストレートネックの改善法をぜひ毎日続けてください。
症状がつらいときは、病院や整体院などプロに相談してサポートを受けるのがおすすめです。

この記事は2016年7月31日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

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