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【場所別】ノロウイルスの消毒方法と5つの注意点を解説

ノロウイルス 消毒

「ノロウイルスがついた所を消毒する方法を知りたい」、「ノロウイルスにうつらないために消毒の仕方が知りたい」と、お考えではありませんか?

ノロウイルスの感染者が周囲にいる時は、さらなる感染拡大を防ぐため、しっかり消毒を行うことをおすすめします。

そこで今回は、ノロウイルスの吐物の処理や、場所別の消毒方法をご紹介します。



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1.ノロウイルスの消毒に必要な3つのもの

ノロウイルスの消毒には、場所や用途に分けて、以下の3つのものが必要です。

①次亜塩素酸ナトリウム(市販されている家庭用塩素系漂白剤などで代用できます)
②熱
③ノロウイルスの除菌が見込めるアルコール消毒液(例:ノロパンチ、ノロキンクリアpro)

※アルコールでノロウイルスの除菌はできないと言われてきましたが、近年、ノロウイルスの代替ウイルスによる実験で、除菌ができると実証された商品が出てきています

それぞれの特徴と、適した消毒場所をご紹介します。

①次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは、塩素系の消毒剤です。原液なので、消毒の目的や場所に合わせた割合で薄めて使います。

使用する際は、注意が必要になるので、必ず商品の使用上の注意などをご覧ください。

〈次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が適しているもの〉
・色落ちの気にならない布製品
・洗濯が難しいもの
例:カーペット、布団、白い衣類 など

〈商品例〉
ハイターなど

②熱
アイロンによる熱や、熱湯を使って行う消毒です。

ノロウイルスは、85度以上で1分以上加熱すると不活化すると言われていますが、アイロンの場合は、【1か所あたり2分間程度加熱】する必要があります。
アイロン

〈熱による消毒が適しているもの〉
・色落ちの気になる布製品
・洗濯が難しいもの
例:カーペット、布団、食器、調理器具、調理台 など

③アルコール消毒液
一般的なアルコール消毒ではノロウイルスの除菌は難しいといわれていますが、「ノロパンチ」などのノロウイルスの除菌が見込めるといわれている一部のアルコール消毒液でなら対処することもできます。

次亜塩素酸ナトリウムとは違い、使用後の水洗いが不要といわれています。使う場所を選ばずに除菌できる点が特徴です。

〈アルコールによる消毒が適しているもの〉
・洗濯が難しいもの
・体への影響が気になるもの
・変質が気になるもの
例:金属のドアノブ、食器、調理器具、調理台、カーペット など

〈該当商品〉
ノロパンチ(健栄製薬) など
ノロパンチ400mL(フィルムあり)m

2.【場所別】ノロウイルスの消毒方法

吐物や便がつく可能性の高い場所別に、消毒の仕方をご説明します。

①カーペット・布団など大物の布製品・床
②洗濯可能な小物の布類
③食器・調理器具・調理台・便座・ドアノブ・トイレ

2-1.カーペット・布団など大物の布製品・床

洗えない部分は、アイロンによる熱か次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行いましょう。

2-1-1.熱による消毒

〈準備するもの〉
・マスク、手袋、エプロン(カッパ)
・キッチンペーパー(拭き取り用)
・スチームアイロン
・あて布
・ゴミ袋
・ビニール袋

〈手順〉
①マスクなどを着用し、ティッシュやキッチンペーパーなどである程度の汚れを取り除いてビニール袋に入れる
②汚れの上にあて布をし、85度以上で2分間程度、消毒したい部分に当てる
③着用していたマスクや汚れを拭き取ったキッチンペーパーは、ビニール袋に密閉して捨てる

2-1-2.次亜塩素酸ナトリウムによる消毒

※次亜塩素酸ナトリウムによる変色が気になる箇所の場合は、使用を避けた方が無難です。

〈準備するもの〉
・マスク、手袋、エプロン(カッパ)、メガネ
・キッチンペーパー
・水
・次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)
・ビニールのごみ袋

〈手順〉
①マスクなどを着用し、あればメガネもつける(目に入るのを防ぐ)
②取れる汚れをキッチンペーパーなどで静かに取り除き、すぐにビニール袋に入れる
③商品の用法・容量に合わせて、次亜塩素酸ナトリウムを水で薄める
④薄めた消毒液をキッチンペーパーに染み込ませ、吐物などの周辺を広めに覆う
⑤30分ほど放置したら、最後に水拭きする
⑥着用していたものはビニール袋にまとめて捨てる

2-2.洗濯可能な小物の布類

衣類などは、いきなり洗濯機に入れて洗濯すると、洗濯槽や他の衣類にノロウイルスが広がってしまうことがあると言われています。

衣類の消毒は、熱やノロウイルス除菌が期待できるアルコール消毒液での消毒をおすすめします。

次亜塩素酸ナトリウムは、消毒に有効ですが、衣類の色が落ちてしまう可能性があるため、不安な方は避けたほうが無難です。

2-2-1.熱による消毒

〈準備するもの〉
・マスク、手袋、エプロン(カッパ)
・スチームアイロン
・あて布
・ゴミ袋

〈手順〉
①マスクなどを着用し、取れる汚れを流水で静かに洗い流す
②汚れの上にあて布をし、85度以上で2分間程度、消毒したい部分にスチームアイロンを当てる
③他のものと分けて洗濯する

2-2-2.アルコール消毒液による消毒

〈準備するもの〉
・マスク、手袋、エプロン(カッパ)
・アルコール消毒液

〈手順〉
①マスクなどを着用し、取れる汚れを流水で静かに洗い流す
②吐物や便などがついている場所にアルコール消毒液を直接吹きかける
③製品の使用方法に合わせた時間だけ放置する(※製品により放置時間は異なります)
④軽くすすぎを行い、他のものと分けて、普段通り洗濯機で洗濯する

2-3.食器・調理器具・調理台・便座・ドアノブ・トイレ

感染者が触ったかも知れないちょっとした場所の消毒には、ノロウイルスの除菌が期待できるタイプのアルコール消毒液をお使いいただくのがおすすめです。

キッチン周りの消毒は、感染者が調理をした場合や、生ガキを調理した際は行うのがおすすめです。

アルコール消毒液による消毒

〈準備するもの〉
・ノロウイルスの除菌が期待できるタイプのアルコール消毒液
・キッチンペーパー

〈手順〉
①消毒したい食器や調理器具、調理台に直接吹きかける
②キッチンペーパーでアルコールを拭き取る
③もう一度吹きかけ、約15秒経過後、新しいキッチンペーパーでアルコールを拭く

3.消毒する際の5つの注意点

ノロウイルスが含まれる吐物や便などの消毒を行う際は、5つの注意点があると言われています。

3-1.使い捨てのマスク、手袋、エプロン(カッパ)を着用する

ウイルスに触れる、飛沫を浴びる・吸ってしまうという可能性があるので、消毒の際には必ず使い捨てのマスク、手袋、エプロン(カッパ)を着用してください。

なお、消毒が終わったら、ビニールの袋にまとめ、使いまわさず捨てるのをおすすめします。

ノロウイルスは、乾燥しても活性が失われないので、ウイルスがついている可能性のあるものは、必ず密封してから捨てましょう。

3-2.吐物の消毒は、半径2m程度の範囲まで行う

吐物を消毒する際は、半径2m程度を目安に消毒を行ってください。吐物は床などにぶつかると、広範囲に飛び散るため、一見汚れていなくても、周囲の消毒が必要と言われています。

3-3.膝、足などでノロウイルスを踏まないようにする

ノロウイルスの消毒をする際には、ひざまずいたりするため、膝や足でノロウイルスを踏んでしまう可能性があります。

ウイルスを広げないよう、膝や足にビニール袋をかぶせるなどの工夫をしてみてください。

3-4.すみやかに消毒し、密閉して捨てる

感染者の吐物や便などがどこかについた場合は、すみやかに消毒を行ってください。

ノロウイルスは、乾燥しても活性を失わないので、乾燥したノロウイルスでも、体内に入れば感染を引き起こすことがあります。

乾燥したノロウイルスが風に舞って体内に入る可能性があるため、消毒に使った手袋なども、使用後はビニール袋などでしっかり密閉して捨てましょう。

3-5.処理後はよく手を洗う

手袋をしていても、どんなタイミングでノロウイルスを触っているかは分からないので、マスクなどをすべてはずし、処理が完了したら、よく手洗い・うがいをしましょう。

なお、マスクやエプロン、手袋などの場合は、すべて捨てるのが理想的ですが、使い捨てのエプロンがない場合は、布製のエプロンでも構いません。

その場合は、使用する度に、次亜塩素酸ナトリウムで作った消毒液で消毒するのがおすすめです。

4.消毒以外の2つのノロウイルス対策方法

消毒以外にもノロウイルスに感染するのを防ぐために重要な方法を2つご紹介します。

4-1.しっかり手を洗う

ノロウイルスは、少量でも体内に入ると感染するので、手を介して体内に入らないよう、日頃から適切に手を洗うことが大切だと言われています。

ノロウイルスはとても小さく、ウイルスが手のひらや指のシワなどに入り込むことがあるので、すみずみまで意識して手を洗いましょう。

〈手の洗い方〉
①指輪、時計など、アクセサリー類ははずす
②水で表面の汚れを流す
③石鹸をつけ、両手をこすり合わせるようにして、手のひらと指の表面を洗う
手洗い1

④手の甲・指の背を片方ずつ洗う
⑤両手の指を組み合わせて、指の間を洗う
手洗い2

⑥爪を手のひらに立てて、手のひらをこするように洗う
⑦親指をにぎるようにして洗う
⑧手首のをつかみ、シワに沿って洗う
手洗い3

⑨時間をかけて流水で石鹸を洗い流す
⑩ペーパータオルや自分専用の清潔なタオルを使って手の水気を拭き取る

※③~⑧まで30秒、⑨に20秒の程度の時間をかけて洗ってください。

4-2.ノロウイルスの感染が疑われたら調理しない

ノロウイルスの感染者が、手にノロウイルスがついたまま調理をすると、食材や調理器具などにノロウイルスがつき、感染が広まってしまう可能性があります。

吐き気や下痢などの症状があり、ノロウイルスの感染が疑われる場合は、念のため、調理を控えるようにしましょう。

4-3.二枚貝は加熱してから食べる

生牡蠣ノロウイルスが気になる方は、カキ、アサリ、シジミなどの二枚貝を加熱してから食べることで、貝からのノロウイルスの感染を防ぐことができると言われています。

加熱の際は、90秒以上、貝の中心部を85~90度になるように加熱を続けましょう。

二枚貝の多くは、海水の中にいるプランクトンをエサとしていますが、海水には下水場で処理をほどこした水が流れ込んでいます。

下水処理場で死滅しなかったノロウイルスが海に流れ込み、それをエサと一緒に吸い込んだ貝の体内にノロウイルスが蓄積することがあります。

5.まとめ

ノロウイルスを消毒する方法や、ノロウイルスを予防するための基本的な方法をご紹介しました。

ノロウイルスの流行する時期は、正しく消毒することで、感染が広まるのを防ぎましょう。

この記事は2017年3月3日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。


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