「アクティブシニアって何?」
「私ってアクティブシニアにあてはまるの?」
「父や母はいわゆるアクティブシニアなの?」
「アクティブシニアであるために必要なことって何?」
「準備って必要?」「何歳くらいから対策すべき?」
などなど、“アクティブシニア”にまつわるあれこれにもやっとしていませんか?
今回は、アクティブシニアの定義、アクティブシニアの世代に求められていること、アクティブなシニアでいるために必要なこと、いつから準備を始めるか、などについてご紹介します。
ご自身のため、または身近な人生の先輩のために、ぜひ参考としてお読みください。
1. アクティブシニアの定義
アクティブシニアとは、一般社団法人日本アクティブシニア協会の定義によれば、65~75歳の間の方々を指しています。
定年退職後でゆとりがあり、現代においては、老人扱いするには少し早い世代と言ってよいでしょう。
まわりを見回しても、こちらが顔負けするほど、活動的でお元気な方も多くいらっしゃいます。
現状では、当てはまる方のなかで、1946~1951年生まれの団塊の世代の方が大勢いらっしゃるので、アクティブシニアはその世代の特徴を指していることも多いようです。
生涯現役志向、元気、仕事や趣味にも意欲的、自分なりの価値観・ライフスタイルへのこだわりを持っている、消費意欲が高いなどの特徴がみられるようです。
一昔まえのその世代のイメージとはかけ離れていますね。
この新しい“アクティブシニア”の世代は、おそらく従来の「老い」の常識を打ち破っていく存在となるでしょう。
超高齢社会の日本では、社会的にも経済的にも注目されています。
2. アクティブシニア世代に求められている5つのこと
現代において、アクティブシニア世代と呼ばれることは、引退の意味ではないととらえられています。
引退のイメージは前時代的なものと言ってよいでしょう。
では、これからのアクティブシニア世代に求められていることとは何でしょうか?
客観的立場からみた、アクティブシニア世代に求められている5つのことをご紹介します。
少しおせっかいに感じられる部分もあるかもしれませんが、例えば娘や息子からの5つのお願いだと考え、参考までに耳をかたむけていただければ幸いです。
2-1 からだの健康
まず、からだの健康。これは言うまでもないですね。
「いつまでも元気でいてね。」ということです。
例えば、友人や家族と、買い物や旅行に積極的に出かけたりできるだけの、健康なからだを維持することが望まれています。
将来的にも介護の手を必要とせず、自立して自由な生活を続けたいなら、アクティブシニア世代にあてまはるこの10年は侮れません。
積極的にからだづくりとメンテナンスをするように心がけることをおすすめします。
2-2 心の健康
手に入れた豊富な自由時間を持て余すことなく、前向きで明るい気持ちでいてくれることが願われています。
仕事や子育てに忙しくしてきて、ようやく自由な時間が豊富に手に入ったのです。
ぜひいろいろなことに興味をもって、楽しく過ごすように心がけることをおすすめします。
そうして得た経験や知恵を、身近なひとと共有することを習慣にするとさらによいでしょう。
また、好奇心を持って積極的に行動することは、運動量にも影響しますので、未来のからだの健康のためにもとてもよいです。
2-3 自己管理・自立
「張り切り過ぎて、よくつまづく」「がまんしすぎて調子の悪い日が続く」なんてことのないように、きちんと自己管理できるだけの自分のからだに対する理解を持っていることも大事です。
実は、年齢を重ねてからのケガは治癒に時間がかかり、その間に筋力が落ちてしまったりすることがあります。
また、ひとの免疫力は20~30代をピークに低下すると言われています。体調の悪い日が続いたり、以前には感じなかった悩みが増えてきます。
過信せず、適切なメンテナンスを心がけるようにしましょう。
若い時のようには笑い事にできないこともあるので、今の自分のからだをよく把握するように心がけることをおすすめします。
2-4 センス
先の3つが満たされていれば、ふつう、十分です。
でも、ここであえて欲張って、本当は期待されていることをお伝えします。
「ずっとかっこいい大人でいてください。」
実はこれも、これから同じように年齢を重ねていく人間にとっては、けっこう切実な願いです。
背筋がしゃんと伸びて、歩き方もきれいで、品がある。
心身が健康で、さらに趣味やスタイルのこだわりにセンスを感じる。
自分の未来を投影したくなるような、そんな人生の先輩像が期待されているのです。
もちろん既にこだわりをもって暮らされていて、条件を満たしている方も多くいらっしゃるかもしれません
もし、今まで意識したことがない方がいらっしゃったら、リフレッシュも兼ねて、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか?
センスは1日で身に付くものでないからこそ、取組みがいもあります。
2-5 豊富な経験のシェア
最後に、やはり、なんといっても、その豊富な経験からくる知恵や知識をシェアしてほしいと望まれています。
息子や娘がある程度の年齢になれば、一家の大事は子どもたちが決めるようになるのかもしれませんが、それでも、豊富な経験からくる見識というのは圧倒的な説得力をもつことも少なくありません。
会社を動かすのは働き盛りの後輩たちかもしれませんが、やはり、経験からくる感覚というのはたいせつな意見です。
年齢を重ねると記憶に不安を覚えることもあるかもしれませんが、頭をよく使うことが重要と言われています。
豊富な経験をもって積極的に社会と交流を持つことをおすすめします。
3. アクティブなシニアになるための3か条
前章で、アクティブシニア世代に求められている5つのことをご紹介しました。
それを踏まえたうえで、実際にアクティブなシニアになるために必要な3つのことをご紹介します。
3-1 からだづくりに手を抜かない
気持ちだけでは物事に追いつけないということも出てきます。
やはり、アクティブに自由を謳歌するために1番大事なのは動けるからだ、健康です。
キーは食事と運動です。それぞれについて簡単にご紹介します。
3-1-1 食事
よく言われることですが、食べたものであなたはできています。
食事に気をつけましょう。
特に、体を丈夫にするような栄養と、年齢を重ねると悩む方の多い体の動きをサポートする成分などを意識して摂るとよいです。
◆体の土台作り ⇒カルシウム、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンKなど
【カルシウム】 | 牛乳、乳製品、大豆、大豆製品、魚介類、こまつな、大根、など |
【たんぱく質】 | 魚類、肉類、卵、豆・大豆製品、乳製品、など |
【ビタミンD】 | さけ、さんま、あじ、しめじ、干ししいたけ、など |
【ビタミンK】 | 糸引き納豆、ほうれん草、こまつな、ブロッコリー、ひじき、など |
◆丈夫な体に ⇒タンパク質、ビタミンB6など
【たんぱく質】 | 魚類、肉類、卵、豆・大豆製品、乳製品、など |
【ビタミンB6】 | マグロの赤身、かつお、赤ピーマン、キウイ、バナナ、など |
◆体の動きをサポートする ⇒グルコサミン、コンドロイチン、プロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲンなど
【グルコサミン】 | フカヒレ、牛・豚・鶏の軟骨、鶏の皮、干しエビ、山芋、おくらなど ※サプリの原料になっている、エビやカニなどの殻やとうもろこしなどを直接摂ってもグルコサミンが摂れるわけではありません。 |
【コンドロイチン】 | 山芋、サトイモ、納豆、なめこ、おくら、根昆布、めかぶ、サメの軟骨、ツバメの巣、牛・豚・鶏の軟骨、すっぽんなど |
体の動きをサポートする成分は通常の食事から十分な量を摂取するのが難しいかもしれません。その場合は上手にサプリで不足を補うのもおすすめです。
~アクティブシニアにおすすめしたいサプリ~
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■ロコモア
サントリーウエルネス
1日6粒(目安)
180粒入り約30日分 定期コース4950円(税抜)
⇒歩みを保つためには、体のスムーズな動きだけでなく、丈夫な体も必要という視点から開発されたサプリ。
グルコサミン、コンドロイチン、プロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲンだけでなく、筋肉成分のイミダゾールペプチド、それをサポートするビタミンDも配合されています。
3-1-2 運動
食事に気をつけると同時に、年齢とともに減少傾向にあると言われる筋肉量ができるだけ減らないように、鍛えましょう。
鍛えると言っても、いきなり激しいスポーツをする必要はありません。
軽い体操やストレッチを取り入れたり、歩幅を広くして速く歩く、階段を使う、いつもより遠くのスーパーに行く、など、今よりプラス10分の運動をとりいれることを勧めています。
最終的には1日40分以上からだを動かすことが目標です。(64歳以下の方は60分)
体力がある程度ある方は徒歩や自転車で、通勤や外出をするのもよいでしょう。
逆に、現時点であまりに体力が落ちている方は、室内でできる軽いスクワットや片足立ちなどのエクササイズを取り入れるとよいでしょう。
※公益社団法人日本整形外科学会で、「いつまでも自分の足で歩くために」を合言葉に“ロコトレ(https://locomo-joa.jp/check/locotre/)”という運動を紹介していますので参考になさってください。
3-2 趣味がある
実はアクティブシニアの定義を調べていくと、必ず、「趣味や仕事に意欲的」といったニュアンスのフレーズが出てきます。
これこそが、アクティブの象徴するところといってもよいでしょう。
旅行や山歩きなど出かけることでも構いませんし、カラオケや芸術鑑賞などの室内での趣味でもかまいません。
もちろんボランティアなどの社会活動でもかまいません。
ぜひ趣味を持ちましょう。
趣味を持つと、趣味を通して生まれる交流などが脳の働きを活発にする働きが期待できるので、脳の活性化にもよいと言われています。
3-3 流行に敏感である
流行に敏感であることは、アクティブシニアの必須条件と言ってよいでしょう。
若いころから、日本の消費社会をリードしてきた今のアクティブシニア世代は、流行に敏感だと言われているからです。
定年退職しても変わらずアンテナを高く保ち、独自の価値観を持ちつつも流行にも通じている、そんな姿勢がアクティブシニアと呼ばれるためには必要といってよいでしょう。
シニアの“新しいものに億劫”という常識に打ち勝つことが、今のアクティブシニア世代ならできるのではないでしょうか?
4. 対策を始める時期
既にアクティブシニア世代にさしかかっている方は、今からすぐに対策を始めましょう。
定義上まだアクティブシニア世代ではない方は、いつ準備を始めたらよいのかというと、40代からの対策をおすすめします。
早いと思われるかもしれませんが、早すぎることはないのです。
ひとのからだの筋肉量は、40歳前後から徐々に減少傾向を表し始めると言われています。
ある時点でいきなり挽回しようとしてもなかなか厳しいものがあります。
40代のうちから、栄養に気をつけ、運動不足にならないように気をつけましょう。
また、仕事ばかりで感性を刺激しないような状態も、脳の活性化の観点ではよくないと言われています。
趣味をもったり、流行もチェックするようにしましょう。
せっかくゆとりある時間を手に入れても、頭やからだが思うように使えないのではアクティブシニアにはなれません。
明るい未来を手に入れるために、早めに食い止め策を講じましょう。
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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