耳掃除をしていて、あれ、耳垢が湿っていると感じたことはありませんか?
今までは気にならなかったのに、気がついたらベタっとした湿った耳垢になっていたら驚いてしまいますよね。
どうして耳垢が湿っているのか、その理由と対処法、耳掃除の方法を紹介しますので、気になっている方はぜひご覧ください!
1 耳垢が湿っている理由と対策
まずは、耳垢が湿る理由から見ていきましょう。理由は主に3つあるようです。
1-1 遺伝?
耳垢が乾いているか、湿っているかというのは実は遺伝で決まっているのではないかと言われています。
遺伝により、汗腺の数が決まっているという考えに基づき、そう言われているのです。
耳垢が湿っている日本人の割合は15%前後とされ、遺伝により耳垢が湿っている人は、ケアをしてもカサカサの乾いた耳垢になることはないと言われています。
なお、耳垢が湿っている人の中でも、どれくらい湿っているか、ベタッとしているかといった点には個人差があります。
また、耳垢が湿る原因には、加齢や体調などさまざまなものがあり、原因に応じても湿り具合に差が生じます。
もともと気にならない程度に湿っていた耳垢がより湿ったことで、耳垢が湿っていることを自覚し、気になり始めるケースもあるようです。
1-2 脂質の多い食生活?
耳垢が湿る理由のひとつに、脂質の多い食生活が挙げられるといわれています。
しかし、これは耳垢が湿る理由だけでなく、耳垢が乾いてしまう理由にもなり得るといわれています。
脂質が多い食生活だと、耳の中の汗も皮脂を多く含むベタッとした汗になってしまい、その汗が耳垢と混ざることで、湿っている、ベタついていると感じる場合があるのです。
脂質を控え、バランスの良い食事を摂っていきましょう。
もともと乾性の耳垢の人は湿り気がなくなっていき、湿性の耳垢の人はベタつき具合が緩和されていくはずです。
1-3 イヤホンや耳栓?
イヤホンでずっと音楽を聞いていたり、耳栓を長時間つけていると、耳の中に湿気がこもりやすくなります。
耳の中の空気がこもり、湿気が多くなると、耳垢も湿気を含んでしまいます。
こちらも、耳垢が乾性、湿性の人どちらにも起こる可能性があります。
音楽を聞くときはスピーカーで聞くようにしたり、仕事や睡眠などに支障がなければ、耳栓もあまりつけないようにしてみましょう。
乾性の耳垢の人は湿気にくくなり、湿性の耳垢の人はベタつきが気になりにくくなっていくはずです。
2 湿っている耳垢のお掃除方法
湿っている耳垢を取りたい場合は、優しく綿棒で耳掃除をするのがおすすめです。
耳垢を取りつつ心地よくなれる耳掃除の方法をご説明します。
ただし、耳掃除をお風呂あがりのタイミングですることは避けてください。
耳の中の皮膚がふやけて柔らかくなっているので、こすり過ぎて皮膚を傷めてしまうことがあるからです。
①耳の外側のマッサージをしながら汚れを取る
耳の中を掃除する前に、まずは耳の外側を綿棒でマッサージしていきましょう。
耳たぶを軽く押したり、耳のくぼみに沿って優しく綿棒をすべらせていきます。耳の裏もたくさんツボがあるので軽く押すと良いでしょう。
そうしていると、自然と汚れがとれていきます。
②綿棒をクルクルと回しながら耳の入口1センチの所までいれる
綿棒を親指と人差指でクルクルと転がすように回しながら耳の中にいれていきます。
クルクルと綿棒を回しながら、中から外に汚れをかき出すように手前に戻すことを繰り返します。
なお、耳垢は耳の入口1センチくらいまでにしか溜まらないと言われています。
耳垢を奥に押しこまないためにも、耳掃除は耳の入口から1センチくらいまでにしておきましょう。
また、綿棒や耳かきを耳の奥に入れてしまうと、鼓膜に当ってしまうかもしれません。奥に入れ過ぎないのが耳掃除のポイントです。
③耳の中を円を描くようになぞっていく
クルクルと綿棒を回しながら、耳の中で円を描くように皮膚を優しくなぞります。
綿棒を出すときは、耳の中を綿棒でなぞりながらそっと出してあげましょう。
■耳掃除は半月~1ヶ月に1回、3分が限度!
耳垢は喋ったりものを噛んだりといった口の動きに付き、少しずつ外に排出されるようになっています。
そのため、耳かきの頻度は2週間~1ヶ月に1回と言われています。
また、やりすぎると耳の中を傷める可能性があるので、短時間で済ますべきとも言われています。
耳垢が湿っていると気になるかもしれませんが、1回の耳掃除は3分以内で終わらせるようにしましょう。
3 耳のニオイが気になる場合の正しい洗い方
耳垢が湿気ていると、臭うのではないかと気になる方もいるでしょう。
耳のニオイが気になるなら、しっかりと洗って汚れを取っていきましょう!
それでは早速、耳のニオイが気になる場合の、耳の正しい洗い方をご紹介します。
① 綿棒で耳の入口を洗う
まずは、お風呂に入る前に綿棒で耳の入口を洗います。耳の入口とは、耳の穴から5ミリくらいのところを言います。
その辺りは、産毛が生えていて、耳垢がつきやすいので毎日洗いましょう。
洗顔フォームか石鹸の泡をつけた綿棒で、耳の入口を洗っていきます。
綿棒を小刻みに動かしながら耳の穴に沿って一周させます。力を入れずに優しくおこないましょう。
そして、乾いた綿棒を一周させて拭いていきます。そのときも綿棒で何度もこすったり、強く押し付けることは避けましょう。
②お風呂で耳のくぼみや耳の裏を洗う
お風呂に入ったら、洗顔フォームか石鹸の泡で耳の外周をしっかり洗っていきます。
耳の中に水が入らないように気をつけましょう。
泡のついた指で耳の外周をつまむように洗っていきます。
指をクルクルと回したり、軽く引っ張ったりしながら耳の外周を洗っていきましょう。
そして、耳のくぼみは汚れが溜まりやすいので、爪で傷つけないよう丁寧に洗いましょう。
耳の裏は汗をかきやすくニオイが出やすいので、念入りに洗いましょう。
③ シャワーで泡と汚れを洗い流す
耳を洗い終わったら、シャワーで泡と汚れを洗い落としましょう。
このとき、耳の中に水が入ってしまわないよう、泡を洗い流した清潔な指で、耳栓をしながらシャワーをかけることがポイントです。
耳のくぼみや耳の裏に泡がのこらないよう丁寧にすすぎ、流し残しがないかチェックするようにしましょう。
4 まとめ
耳垢が湿っている理由と耳掃除の方法、そして耳を清潔に保つための耳の洗い方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
耳垢が湿っているのは、生まれ持った体質、脂質の多い食生活、耳の中に湿気がこもっている、といったことが理由にあげられます。
以前は耳垢のベタつきが気にならなかったのに、今は気になるという方は、食生活を見直したり、イヤホンを使わない生活を送ってみると良いかもしれません。
また、耳を毎日洗って清潔に保ち、数週間に1度は耳掃除をして、耳垢を取り除いてあげることをおすすめします。
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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