季節を問わず手足が冷えたり、ひどい時には冷えのせいで寝つけなかったり……そんなつらい冷え性は、実は摂り入れる食べ物で対策を行うこともできることを、みなさんはご存知ですか?
そして実は、食べ物には身体を冷やしてしまうものもあるのです。
身体の冷えにお悩みの方は知らぬうち、身体を冷やしてしまう食べ物を多く摂り入れてしまっているのかもしれませんね。
今回は、冷えが気になる方におすすめしたい食べ物や身体を冷やしやすい食べ物、さらには日常生活の中で気軽に取り入れられる対策法などをお話しします。
1.冷えが気になる方におすすめしたい食べ物・注意すべき食べ物
それでは早速、身体を温める食べ物と反対に身体を冷やしてしまうおそれのある食べ物をご紹介します。
1-1.身体を温める食べ物
まずは身体を温める食べ物をご紹介します。
今回は、代表的な4つの食べ物をご紹介します。
基本的にはどれも火を通して調理し、温かいうちに食べることが理想的です。
・にんじん
ビタミンAとビタミンEを含んでいます。
ビタミンAは、健康な血を作る働きを持ち、ビタミンEは血行をよくする働きがあります。
・ごぼう
水溶性の食物繊維を豊富に含んでおり、血行をよくする働きがあります。
また、利尿作用があるイヌリンという成分も含まれており、身体を冷やす原因となることもある不要な水分を、体外に排出しやすくしてくれます。
・ワカメ
水溶性の食物繊維、ビタミン、ミネラルなどを含みます。ビタミン、ミネラルは血行をよくし、余分な水分を排出しやすくしてくれます。
・梅干し
梅干しは塩分、クエン酸を多く含む食べ物です。塩分、クエン酸は血行をよくし、身体を温めやすくしてくれます。
1-2.身体を冷やす食べ物
次に、身体を冷やしてしまうおそれのある食べ物を4つご紹介します。
どれもこれを食べたら必ず冷える!という訳ではなく、「冷えやすくなるおそれがある」食べ物です。摂り過ぎには注意しするようにしましょう。
・パイナップル
南国生まれのパイナップルは水分を多く含むため、身体を冷えやすくするおそれがあります。食べ過ぎには注意しましょう。
・バナナ
バナナは栄養豊富ですが、南国生まれのバナナは本来、身体を冷やす食べ物とされています。温かい飲み物と一緒に食べるなどの工夫をするとよいでしょう。
・グレープフルーツ
グレープフルーツもまた、水分が多い食べ物です。水分が体内に多くなると身体が冷えやすくなることがあるので、食べ過ぎにはご注意を。
・コーヒー
コーヒーに含まれているカフェインが、身体を冷やす原因になると考えられています。
特にアイスコーヒーは身体を冷やしやすくすることがあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
2.身体を温める食べ方・調理法のポイント
この章では、食べ物で身体を温めるために気を付けたい、食べ方や調理方法のポイントをご紹介します。
身体を温める食べ物を闇雲に食べるよりも、ポイントをおさえた食べ方をした方が、より身体の冷え対策ができるはずです。
ぜひ、実践してみてくださいね。
2-1.ショウガを摂り入れる
みなさんは、ショウガが冷え対策によいと聞いたことがあるのではないでしょうか?
ショウガには、「ジンゲロール」や「ショウガオール」という成分が含まれています。
心臓の働きを助け、血管を広げるとされているため、血行がよくなり体が温まりやすくなるのです。
ショウガはすりおろして使用することが一般的ですが、最近ではチューブタイプや粉末タイプのショウガも販売されており、毎日の生活の中に取り入れやすくなっています。
紅茶に入れる、食事の薬味として活用するなど、その活用方法は様々です。
日常生活のいたるところで、ショウガを摂り入れてみてください。
2-2.温かいものは温かいうちに
煮る、焼く、ゆでる、炒めるなどの加熱調理を基本とし、温かいうちに食べることがおすすめです。
火を入れたまま食べる鍋料理などは、温かいまま食べることができるので、とても良い調理法と言えます。
2-3.朝食に、温める食べ物を摂り入れる
身体の冷え対策には、身体を温める食べ物を朝から摂りいれることがおすすめです。
朝はご飯を食べない、という方もいらっしゃるかと思いますが、朝から栄養の足りない状態で活動を始めてしまうと血行不良へと繋がり、身体が冷えやすくなってしまうこともあります。
どうしても食べられない、食欲がないという方は、リンゴやショウガといった体を温める果物やそれらを使ったジュースだけでも摂り入れてみてください。
3.冷えが気になる方におすすめしたい+α対策
冷えが気になる方は、身体を温める食べ物を食べるだけでなく、その他のポイントにも気をつかってみましょう。
ここでは、生活習慣の基本や、対策グッズなどについてご紹介します。
3-1.生活習慣を変える
・バランスの良い食事
身体を温める食べ物を食べても、栄養バランスが偏っていては、せっかく摂った栄養素の吸収がうまくいかないことがあります。
また、バランスよく食べることで、自然と身体を温める栄養素を摂ることにつながることがあるようです。
規則正しい食事習慣も大切にしましょう。
・3つの「くび」を冷やさない
3つのくびとは、「首」「手首」「足首」を指します。これらは、皮膚が薄く動脈が近いため、冷えやすい部位です。
これらの3つのくびを冷えないようにし、全身を温めましょう。
逆に言えば、冷やすと全身に冷えが伝わりやすい部位ですので、冷える空間では3つのくびを露出させないよう、ストールやレッグウォーマーを使うなど、工夫しましょう。
・エアコンの使用を控える
人間は、本来自ら体温調節をすることのできる生き物です。しかしエアコンなどの影響で、体温調節がしにくくなることがあります。
寒いときはエアコンではなく、こたつや湯たんぽ、ひざかけなどを使うようにするなど工夫することをおすすめします。
・入浴法を見直す
湯船につからず、シャワーだけで済ませてしまうと、身体が充分に温まらず、身体が冷えやすくなってしまうことがあります。なるべく湯船に浸かる習慣をつけましょう。
・きつい下着、合わない靴を避ける
きつい下着や合わないハイヒールなどで、身体をしめつけるものは、血行を悪くすることがあると言われています。
身体に身に付けるものは、きつすぎるものを避けるようにしましょう。
・身体を動かす
身体の筋肉量が多いほど代謝も上がり、血行がよくなりやすいと考えられています。
いきなりランニングや筋トレをする必要はありませんので、エレベータではなく階段を使うようにするなど、日常的に体を動かす工夫をすることから始めてみましょう。
3-2.冷え対策グッズ
・腹巻き
冷え性でお腹の調子が悪くなりやすい方は、腹巻きを使って温めるなどの工夫をしましょう。
最近の腹巻きには、遠赤外線や、ゲルマニウムを使用しているものもあるようです。
自分に合ったお気に入りの腹巻きを見つけて、ぜひ日常生活に取り入れてみましょう。
・湯たんぽ
つま先などが冷えやすい方におすすめです。何度でも使えるところが経済的で、お湯を入れるだけで良いという手軽さが魅力です。
最近では、充電式のものや、電子レンジで温めるものもあります。身体に負担をかけにくく、優しく温まれますよ。
4.まとめ
冷えが気になる方は、身体を温める食べ物を意識して摂ることがポイントです。しかし、日常で身体を冷やさないようにしたり、体を動かしたりといった意識をし、少しずつ生活習慣を変えることも大切です。
身体を温めることで、体に良いことがたくさんあると言われています。
ぜひ、日常生活の参考にしてみてください。
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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