髪のべたつきが気になっている、べたつきを抑えたいと思っていませんか?
髪のべたつきは見た目にもわかりやすく、清潔感も損なわれかねないので、抑えていきたいですよね。
今回は、髪のべたつきの原因と髪のべたつきを抑える頭皮クレンジングと正しいシャンプーの方法を紹介します。
1 髪のべたつきの原因、その多くは頭皮の過剰な皮脂
髪のべたつきは、頭皮の皮脂腺から過剰に分泌された皮脂が原因の場合がほとんどです。
生まれ持った体質として皮脂が多めに分泌される方もいますが、そういう体質でなくても、皮脂が過剰に分泌される場合があります。一体なにが原因なのでしょうか。
1-1 頭皮の皮脂が過剰分泌される理由とは?
髪のべたつきを招く頭皮の皮脂の過剰分泌が起こる理由はいくつかあります。
①シャンプーのしすぎによる髪の乾燥を防ごうとするため
シャンプーの洗浄力が強かったり、洗髪の回数が多いと、皮脂が根こそぎ落とされてしまいます。
本来の健康的な頭皮や髪は、皮脂が天然のトリートメントの働きをしてくれています。
天然のトリートメントである皮脂がなくなると、髪や頭皮から水分が損なわれやすくなったり、外的な刺激を受けやすくなってしまいます。
そのため、皮脂がなくなると、皮脂腺が必死に皮脂を出してしまい、過剰分泌になってしまうケースがあるのです。
②脂質の多い食生活を送っているため
脂っぽいものを食べた翌日、顔がいつもよりべたつきメイクがしにくかった、といった経験をした方もいるのではないでしょうか。
脂質の多い食事を取ると、皮脂腺から分泌される皮脂が多くなってしまいます。
頭皮は皮脂腺が多く、Tゾーンの2倍あるとも言われています。
脂質を摂り過ぎてしまうと多くの皮脂腺から皮脂が分泌され、髪にべたつきがでてしまうのです。
もちろん、1日脂質の多い食事を摂っただけであれば、その翌日にべたつきがでるかもしれない、というだけです。
しかし、日常的に脂質の多い食事ばかりをとっていると、いつも髪がべたついてしまう原因になってしまいます。
③ストレスや疲れから自律神経が乱れてしまったため
ストレスが多い、疲れが溜まっている、寝不足、不規則な生活サイクルなど、社会人の代名詞のようなこれらは、自律神経を乱しやすいと言われています。
自律神経が乱れると皮脂量の調節機能がうまく働かなくなり、皮脂を過剰分泌してしまう可能性があります。そうなると髪や頭皮のべたつきにつながってしまいます。
1-2 皮脂の過剰分泌が原因でないならトリートメントの付け過ぎかも!
もし、頭皮にはべたつきがないのに、髪にはべたつきがあるのであれば、皮脂の過剰分泌以外に原因があるのでしょう。
もしかすると、トリートメントを付け過ぎていて、それが髪のべたつきにつながっているのかもしれません。
髪の根元までトリートメントを付けてしまったり、使うトリートメントの量が多いとべたつきの原因になってしまいます。
トリートメントは毛先を中心に髪の長さの半分以下につけるようにし、それでもべたつきを感じるのであれば量を減らしてみてください。
2 髪のべたつきを頭皮クレンジングで落とそう
髪のべたつきを今すぐなんとかしたい、と思うのであれば頭皮のオイルクレンジングがおすすめです。
頭皮クレンジングは、脂同士は混ざりやすいという性質を利用して、過剰分泌された皮脂や毛穴につまった脂汚れをオイルに混じらせて浮かし、洗い流す頭皮ケアです。
オイルは髪と頭皮をコーティングして、乾燥した空気から髪の潤いを守るなど、本来の皮脂と近い役割も果たしてくれるものです。
そのため髪や頭皮に負担をかけずクレンジングできるのです。
ただし、頭皮クレンジングは目安が週1回、限度は週2回といわれています。
早くべたつきを何とかしたいからといって、頻繁に行うのは避けましょう。
2-1 頭皮クレンジングの仕方
では、頭皮のべたつきを取る頭皮クレンジングの方法をみていきましょう。
なお、頭皮クレンジングの最後にシャンプーをするので、入浴前におこなうのがおすすめです。
①ブラッシングで汚れを浮きやすくする
頭皮クレンジングの前にブラッシングすると、髪と頭皮の汚れが浮きやすくなります。
また髪の絡まりを防ぐことができるので、髪同士の摩擦や痛みから起こる乾燥を防げます。
②オイルを指の腹で頭皮全体になじませていく
500円玉サイズのオイルを手のひらにとり、指の腹を使って頭皮全体になじませていきます。このとき、髪ではなく頭皮にオイルをつけていくようにしてください。
そして頭皮から汚れを揉みだすようなイメージで優しく指圧していきます。
できれば2~3分でもいいので、頭皮マッサージもおこないましょう。
汚れが溜まりやすい髪の生え際やつむじ、べたつきがとくに気になる部分のマッサージはとくにしたほうがいいでしょう。
べたつきが気になる部分を軽く押したり、髪の生え際にそって頭皮にシワがよるように軽く押し上げるなど、軽く指圧していきます。
血行が促進されるだけでなく、心地よくてリフレッシュもできますよ。
③5~10分待って頭皮の皮脂汚れを浮かす
頭皮にオイルをなじませた後、5~10分ほど待って皮脂がオイルと混ざるのを待ちましょう。
この時、蒸しタオルやシャワーキャップがあればぜひ使ってください。
頭皮を温めることで毛穴が開き、より詰まっていた皮脂も浮き出てきやすくなります。
④数分かけてシャワーで頭皮と髪をすすぐ
頭皮の皮脂汚れとオイルが混ざったら、38度前後のぬるま湯で頭皮と髪をすすぎましょう。
水と油は混ざりませんので、シャワーの勢いで余分な皮脂や汚れが混ざったオイルが流れていきます。
数分間はシャワーをあて続けて、シャンプーの前にできるだけ汚れとオイルを流してしまいましょう。
⑤シャンプーで残ったオイルを洗いきる
十分にシャワーですすいだら、最後に普段通りシャンプーをします。
もし、ヌルヌル感が残るようなら二度洗いしてもかまいません。
シャンプーのすすぎもしっかりおこなってくださいね。
なお、頭皮クレンジングをすると、オイルが自然と髪に浸透しうるおいが与えられているため、その日はコンディショナーやトリートメントをつける必要がありません。
2-2 頭皮クレンジングにおすすめのオイル
今回は、髪や頭皮だけでなくフェイスやボディにも使えるおすすめのオイルを紹介します。
■ナチュラルオーケストラ「オーガニックホホバオイル」
世界四大オーガニック認証機関であるECOCERT、COSMOS、USDA、ACOの全てから認定を受けた、オーガニック製品取扱正式認定ブランド、ナチュラルオーケストラのホホバオイルです。
サラサラとした使い心地でクセがなく、頭皮だけでなく顔や身体にも使えるため、1本あると便利です。
■サンナチュラルズ「プレミアムピュアジェイオイル」
ホホバオイルを使った化粧品ブランド、サンナチュラルズが販売するピュアオイルです。
ホホバのなかでも、美容のために品種改良されたアリゾナ産のKEIKO種と呼ばれるホホバの品種だけを使用するなどこだわりあるオイルです。
■mogans ディープモイストオイル
天然成分で作られたディープモイストオイルです。
さらさらとしたつけ心地で、頭皮だけでなく、顔や身体にも使えます。
また、スポイト式になっておりうっかり出しすぎてしまった、といった失敗もありません。
3 正しいシャンプー方法で髪のべたつきを防ごう
髪のべたつきを取っていくには、日々のシャンプー方法も重要です。
皮脂の過剰分泌が起きないよう、乾燥しにくい洗い方をしなければいけません。
正しいシャンプーの方法をみていきましょう。
3-1 髪のべたつきを抑える正しいシャンプー方法
では、頭皮のべたつきを抑えるシャンプーのポイントをみていきましょう。
毎日正しく洗髪していれば、段々とべたつきがなくなっていくはずです。
①入浴前のブラッシング
頭皮クレンジングの時にもお伝えしたように先にブラッシングをしておくと、頭皮から汚れが浮きやすくなります。
また、シャンプー中に髪同士が絡まりキューティクルが剥がれるといった、髪の痛みも予防できます。
②シャワーの温度を38度前後に設定する
熱いシャワーを頭にあててしまうと、熱で髪や頭皮の水分が奪われ、乾燥しやすくなってしまいます。
だからといって冷たい水だと、温度が低いと毛穴がなかなか開かず汚れがとれないのです。
乾燥しにくく、汚れは落ちやすいシャワーの温度は38度前後なのです。
③予洗いをして十分に頭皮と髪を濡らす
シャンプー前に頭皮と髪をたっぷり濡らすことで、皮脂や汚れが落ちやすくなります。
また、お湯だけで髪と頭皮の汚れの70~80%は取れると言われています。
汚れが多いと適量のシャンプーを使っても、洗い残しがでてしまう可能性があります。
2~3分はしっかりと予洗いするようにしましょう。
④泡状のシャンプーを頭にのせ優しく洗っていく
シャンプーワンプッシュを手で泡状にして頭につけたら、頭皮をマッサージするように優しく洗っていきましょう。
シャンプーを直接髪につけて、髪を泡立て器のように使ってしまうと、髪が痛む原因になってしまいます。
また、爪を立てたり、力強くゴシゴシと洗ってしまうと頭皮が傷ついてしまうのでやめましょう。
⑤すすぎを数分かけてしっかりおこなう
皮脂やシャンプーの洗い残しがあると、髪のべたつきの原因になってしまいます。
シャンプーの泡がきれても、まだ汚れを流しきれていない場合がありますので、数分間はすすぎをおこないましょう。
これはコンディショナーなどを塗布した場合も同様です。
⑥ドライヤーは短時間で済ませる
ドライヤーの熱風を長時間あててしまうと髪や頭皮からうるおいを奪ってしまいます。
タオルである程度頭皮と髪の水分を取り、根本からできるだけ手短に乾かしていきましょう。
根本から乾かすと、熱伝導で熱風が当たっていない部分も乾いていくので時短にもつながります。
4 まとめ
髪がべたつく原因と、べたつきを抑える頭皮クレンジング、シャンプーの正しい方法をみてきましたが、いかかでしたか?
よかれと思って洗い過ぎたことが、髪のべたつきにつながっていた方も多いでしょう。
まずは頭皮クレンジングをおこなって、そのあとは正しいシャンプー方法を日々実践していきましょう。
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肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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