「滑舌を良くする方法を知りたい!」、「滑舌が悪いのはどうして?」と、滑舌についてお悩みではありませんか?
滑舌は、日頃のトレーニングや話すときの意識の仕方などによって、良くすることも可能だと言われています。
そこで今回は、滑舌を良くしたいとお考えの方のために、滑舌が悪くなる3つの原因や、滑舌を良くするための方法などをお話しします。
1.滑舌が悪くなる3つの原因
滑舌が悪いと感じる原因は、主に3つのことが考えられます。滑舌を良くするためのトレーニングなどを始める前に、まずは原因を知り、その原因に合わせたトレーニングを行いましょう。
1-1.話し方が聞き取りにくい
聞き取りにくい話し方をしていて、周囲にうまく言いたいことが伝わっていない可能性があります。
具体的には、
・スピードが速い
・強弱がない
などのようなことで、聞き取りにくくなることがあります。
1-2.緊張や不安などがある
仕事中や特定の人に対してのみ、滑舌の悪さが強く出る方は、緊張や不安などのせいで滑舌が悪くなっている可能性があります。
緊張などで、気持ちが乱れると、舌がうまく動かなかったり、声が出にくくなったりすることが影響していると言われています。
1-3.発声に問題がある
声を出すときの姿勢や呼吸の方法などが原因で滑舌が悪くなっていることがあります。
また、普段私たちは何気なく話していますが、筋肉を使って呼吸をしながら言葉を発しています。
筋肉が弱っていたり、声の出にくい姿勢になっていたりすると、滑舌にも影響が出てくることがあります。
2.【原因別】滑舌を良くする方法
ここからは、原因別に滑舌を良くするための方法をご紹介します。
滑舌を気にされている方は、滑舌が良くない原因が1つだけではなく、それぞれの原因が影響し合っていることもあるので、心当たりのあるものは、試してみてください。
2-1.話し方が聞き取りにくい人向け 滑舌を良くする方法
聞き取りにくい話し方をしてしまう方向けに、滑舌を良くする方法をご紹介します。
①ゆっくり話すように心がける
話すときは、早口にならないように心がけてみてください。
早口にならないようにするためには、単語の一つひとつを意識しましょう。
特に重要な言葉を言うときは、音を意識することが大切です。
早口で、話すスピードが速いと、単語と単語の切れ目が分かりにくく、聞き取ることに集中するあまり、話しの内容が頭に入ってこないという事態も招きかねません。
②口の動きを意識しながら話す
聞き取りやすく言葉を発するためには、口を縦に開いたり、横に伸ばしたりして、ある程度口を動かすことが必要になります。
一言ひとことの言葉を、口の動きを意識しながら話してみましょう。母音となる「あ」「い」「う」「え」「お」の口の動きを意識すると分かりやすいです。
そうすることで、早口になるのを防ぐことも期待できます。
③抑揚をつけて話す
滑舌の良くない人の話し方に多いのが、話の中に強弱がなく、一本調子になってしまうことです。
抑揚は、文中の単語を発音するときの「スピード」と「強弱」を変えるのがポイントです。
具体的には
・大切な単語のはじめの音を強調して発音
・特に大切なところ(聞いて欲しいところ)は、ゆっくりと発音
という2点を心がけましょう。
例:私の趣味は、釣りとバードウォッチングです。
わたし の しゅみ は つり と ばーどうぉっちんぐ です。
~~~ ~~ ~~~~~~~~~
(ゆっくり)
例:パン屋さんを開くのが夢です。
ぱんやさん を ひらく のが ゆめ です。
~~~~~ ~~
試しに2つの例文を、「強さ」・「スピード」を意識しながら読んでみましょう。
強く発音する場所では、ペンで机をたたきながら言うと、リズムを取りやすいのでおすすめです。
2-2.緊張や不安などがある人向け 滑舌を良くする方法
精神的なプレッシャーなどにより、滑舌が悪くなってしまう方向けの、滑舌を良くする方法を紹介します。
①リラックスする
話すときは、できるだけリラックスをするように心がけてみてください。
力むほど、うまく伝わらないこともあるので、「伝わらなくても死にはしない」と、気軽な気持ちで話してみましょう。
噛まないことや、聞き返されないことは、それほどコミュニケーションの中で重要とは言えません。
「うまく伝わらなかったらどうしよう」、「絶対に噛んではいけない状況だ」そんな、うまくやろうという思いが、気持ちに負荷をかけることがあります。
家族や友人と話すときや、たわいのない話をするときは、それほど不便だと感じることが少ないのは、精神的な負荷が少ないためだと考えられます。
②話の内容に意識を向ける
自分の声ではなく、話す内容に意識を向けるのも良いです。気持ちが影響して滑舌が悪くなっている方は、声に意識を向けすぎると、プレッシャーがかかり、うまく話せなくなることがあります。
そもそも、会話の中では話の内容が大切ですよね。だからこそ、どんな風に何を伝えなければならないかに意識を向けながら話してみてください。
2-3.発声に問題がある人向け 滑舌を良くする方法
姿勢や筋肉の使い方など、声の出し方による滑舌にお悩みの方向けの、滑舌を良くする方法をご説明します。
発声を変えるのは、意識するだけではカバーできないので、発声をしやすくするための、ちょっとしたトレーニングもご紹介します。
①声が出やすい姿勢を作る
体に無駄な負担をかけずに、声を出しやすくするためには、姿勢も大切です。
・あごを引く
・胸を張り、背筋を伸ばす
という2つの点に注意して声を出すように心がけましょう。
この姿勢は、より舌や筋肉が動きやすくなると言われています。
②腹式呼吸を意識する
腹式呼吸は、吸い込める空気の量が多く、通る声が出やすくなると言われています。
腹式呼吸を身につけることで、発声に必要な筋力のトレーニングにもつながり、より声も出やすくなるでしょう。
〈腹式呼吸トレーニング〉
お腹が膨らむのを意識しながら、鼻から息を吸い、ゆっくりと吐きます
息を吐くときは、息を吸ったときの2倍の時間をかけましょう。
③舌を動きやすくする
舌を動かしにくい方は、日頃からちょっとしたトレーニングを取り入れてみるのがおすすめです。
日頃から舌を動きやすくすることで、いざというときも発音がスムーズにしやすくなると言われています。
声優さんなども実践しているという、滑舌を良くするためのトレーニングを2つご紹介します。
〈ベロ回し〉
口を閉じたまま、場所を選ばずにできる、簡単なトレーニングです。
口を閉じ、舌を歯の裏側に沿わせるようにして、ゆっくりと回します。右回り・左回りともに20回を1セットとし、1日に3回くらい行うのが良いとされています。
人によっては20周回せないこともあるようなので、はじめは無理なく行いましょう。
〈あいうべ体操〉
口や舌の動きを意識して行う体操です。発音しなくても、口と舌を動かすだけで良いと言われています。
あいうべ体操は、「あ」「い」「う」の形にしっかり口を動かし、最後に「べー」で舌を出します。1日に30回くらい繰り返すと良いです。
3.まとめ
滑舌を良くする方法を知りたい方のために、滑舌が悪くなる原因や、滑舌を良くするために意識したいこと、トレーニングの方法などについてお話ししました。
人との会話は、単なる情報伝達だけでなく、良好な関係を築くという役割もあるかと思います。
だからこそ、滑舌のことを気にせず、楽しんで会話を楽しむことができたら良いですよね。
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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