エイジングサインは前から気になってはいたけれど、まさかほうれい線の位置にニキビができるなんて!よけいに目立ってしまう…とお悩みではありませんか?
ほうれい線にできるニキビは、いわゆる大人ニキビのひとつと考えられています。
しっかりと原因を踏まえて対策を取り入れていくことが大切です。
ほうれい線や口まわりの肌にできるニキビの原因と対策、また、覚えておきたい基本スキンケアのポイントもご紹介します!
1. ほうれい線にニキビができる原因
ほうれい線にできるニキビの場合、最も注目すべき原因は「肌の乾燥」と言ってよいでしょう。
Tゾーンにできるニキビの場合は皮脂過剰が原因のニキビも多いですが、ほうれい線ニキビの場合は、乾燥が主な原因になっているケースが多いようです。
口のまわりは皮膚が比較的薄いので、そもそも肌の乾燥が表れやすいパーツであると言われています。
さらに、ほうれい線ができた原因が加齢の場合、その肌の状態というのは、加齢によって肌が乾燥しやすくなっているだけでなく、古い角質も蓄積しやすい状態になっていることが考えられます。
乾燥や古い角質の蓄積によって肌がこわばると、毛穴が詰まりやすくなります。
毛穴詰まりを起こすと、ニキビを誘発しやすい状態になってしまうことがあります。
つまり、ほうれい線のあたりの肌が乾燥し、こわばり、毛穴が詰まってしまった結果、ニキビになってしまうことがあるのです。
その他にも、生活習慣やストレス、加齢などの影響でホルモンバランスや体内環境、肌リズムが乱れることも、その他のニキビと同じように原因となり得ます。
2. ほうれい線ニキビの対策
ニキビができてしまったら、メイクもしにくいですし、隠すためにマスクして過ごすにも限界があります。それに、ニキビ跡が残る不安も出てきてつらい…ですよね。
ニキビはとにかく事前の対策を大切に考えましょう。
ほうれい線ニキビの対策に大切なポイントを3つご紹介します。
1 肌の潤いをキープする
2 インナービューティを心がける
3 十分な睡眠をとる
当たり前のようでいて、肌をすこやかに保ちニキビを防ぐために侮れないポイントですので、ぜひしっかりと見直してみてください。
それぞれについて具体的にご紹介していきます。
2-1 肌の潤いをキープする
ほうれい線ニキビをつくらないようにしていくためには、しっかりと肌を保湿して乾燥を防ぎ、肌の潤いと柔軟性を保つことが大事です。
第1章でお話したように、肌がこわばることで毛穴が詰まり、ニキビの原因となることがあるからです。
ふだんのお手入れでの潤いケアを意識して、ニキビ対策のために、しっかりと肌のやわらかさを保ちましょう。
洗顔と保湿スキンケアの具体的に気をつけたいポイントをご紹介します。
①洗顔
ほうれい線ニキビを対策したい方が、洗顔の際に気をつけたいのは、「必要な潤いまで落としすぎないこと」と「摩擦をできるだけ少なくすること」です。
そのために、洗顔の際は、以下の5つの点に気をつけることをおすすめします。
・洗顔料はしっかりと泡立てて、肌を強くこすらないように洗う。
弾力のある泡をつくって、顔と手の間のクッション代わりにし、摩擦を少なくしましょう。
肌への強い摩擦は肌のキメを乱したり、肌のごわつきや肌乾燥のきっかけになることがあります。
・皮脂が多めのTゾーンから洗い、次にUゾーン、皮膚が薄く乾燥しやすい目元や口元は最後に洗う。
洗浄料にふれている時間が長くなり過ぎないようにしましょう。洗浄料が長く肌にふれることで、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうこともあります。
・ひと肌程度のぬるま湯で、しっかりとすすぐ。
すすぎには32~34度程度のぬるま湯をおすすめします。
熱すぎるお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
・洗顔にかける時間は1~1.5分程度ですませる。
通常の洗顔料なら、1~1.5分程度で洗顔をすませるようにしましょう。
洗浄料が必要以上の長時間肌についていることで、肌の負担になることもあります。
・洗顔は1日2回までにする。
肌の潤いを保つためにふだんの洗顔回数は1日2回までをこころがけましょう。
ニキビが気になると、「清潔にしなければ」と1日に何度も洗顔したくなるかもしれませんが、洗いすぎは肌に必要な皮脂まで奪ってしまうことがあります。
◆肌らぶ編集部おすすめトライアルセット◆
ニキビ対策したい方にぜひ試していただきたいオイルフリーの洗顔料を含んだ、クレンジングから化粧水・乳液までラインで試せるおすすめのトライアルセットをご紹介します。
【ノブ ACアクティブトライアルセット(すべて医薬部外品)】
販売:常盤薬品工業
トライアルセット(クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液)/1,500円(+税)
*メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミそばかすを防ぐ
◆肌らぶ編集部おすすめ洗顔料◆
肌の潤いを保ちながら、余分な皮脂や角質汚れを洗いながしてくれるおすすめの洗顔料です。
【アクネバリア薬用プロテクトウォッシュ(医薬部外品)】
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100g 1,300円(+税)
保湿成分として含まれるハーブのティーツリーが、スーッと心地よく香ります。潤い成分としてラベンダー・ローズマリー・ユーカリを配合。無香料・無色素。
②保湿スキンケア
ほうれい線などにできてしまうニキビを対策したい方が、保湿スキンケアを行う際に、気をつけたいのは「潤いをたっぷり与えて、キープすること」と、「油分過剰にならないこと」です。
過剰な油分は毛穴を詰まらせる原因になることがあり、ニキビにつながることが考えられるからです。
通常のスキンケアを以下のポイントごとに見直してみてください。
・保湿成分がしっかり配合された化粧水を使う
アミノ酸やヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの保湿成分が入っている化粧水で、肌にしっかりと潤いを与えましょう。
また、ニキビが気になる肌には、油分過剰にならないようにオイルフリーのものなどがおすすめです。
・化粧水でもの足りないと感じたら、美容液でさらにうるおいを補給する
潤いがもの足りないと感じたら、美容液をプラスしてみましょう。
・乳液で潤いをキープする
化粧水と美容液で与えた潤いをキープするために、乳液やクリームなどでヴェールをかけるように肌を整えましょう。
油分が比較的多めのクリームよりはさらっとしたタイプの乳液をおすすめします。
◆肌らぶ編集部おすすめ保湿美容液◆
ニキビができやすい肌でお悩みの方にも使いやすい、おすすめの薬用美容液をご紹介します。乳液の後に気になる部分にさっとつけるだけの部分用美容液です。
販売:資生堂
10g 2,500円(+税)
乳液のあと、メイクの前に、気になる部分にさっと使える部分用美容液です。無香料、無着色、パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油フリー。
2-2 インナービューティを心がける
ニキビを防ぐためには、やはり体の内側からすこやかに保つ心がけも大切です。
以下の2点を意識してライフスタイルを見直してみましょう。
①バランスよく栄養をとりいれる
②体にため込まない
それぞれについて、具体的にご紹介します。
①バランスよく栄養をとりいれる
ニキビなどの肌悩み対策にはバランスの良い食生活が大事です。
外食が多いなど、食生活が偏りがちな方は、「摂りすぎ」と「不足」の2つのポイントから食生活を見直し、整えていきましょう。
【摂りすぎに注意すべきもの】
脂肪分、糖分、アルコールやカフェインを含む嗜好品などは適量を心がけ、過剰摂取に気をつけましょう。
脂肪分を多く含むバターや調理油、クリームチーズ、サーロインなどの肉、糖分を多く含む菓子類、お酒やカフェインを含むコーヒー、紅茶、緑茶などを摂りすぎていないか見直してみてください。
【不足しないように気をつけるべきもの】
お肌にとって重要と言えば、よくビタミン類があげられますが、実際に肌の調子を保つためには、ビタミンだけでなく、良質のたんぱく質やミネラル、食物繊維などバランスよくしっかりとることが大事です。
緑黄色野菜だけでなく、豆類や果物もとりましょう。また、たんぱく質の含まれる肉や魚、卵、乳製品なども、毎日の食事にバランスよく取り入れることが大事です。
また、女性独自の体の変化・体内バランスが気になる方は、イソフラボンなどを含む食品(納豆、豆乳、豆腐、おから、みそ、きな粉など)をとりいれるのもおすすめです。
②体にため込まない
次に、ニキビ対策としてのインナービューティのために心がけたいのが、「体にため込まないこと」です。
具体的には、以下の3つのような点に気をつけましょう。
・お通じに気をつける
お通じの不調や体内環境の乱れは、肌の調子に影響すると言われています。
食物繊維や乳酸菌、十分な水分など体内環境を整えるお手伝いをしてくれるといわれている栄養を積極的にとり入れたり、軽い運動やお腹まわりのマッサージなどでお通じを良好に保つように心がけましょう。
・体のめぐりをよくする
血行やリンパのめぐりが悪くなったり、全身の代謝が下がると老廃物がうまく排出されず、体内に滞りやすくなると考えられています。
また、からだのすみずみに栄養をいきわたらせることも上手くできず、結果的に肌の調子に影響してしまうことが考えられます。
体内のめぐりをよくするために、軽い運動を行ったり、しっかり湯船に浸かるなどのケアをして、血行をよくするように心がけましょう。
・ストレスをため込まない
ストレスで体が緊張を強いられると、体内バランスが崩れたり、血行が悪くなることがあります。
血行が悪くなると全身のめぐりが悪くなり、肌の調子に影響することもあります。
深呼吸やたくさん笑うこと、好きなものにたくさん触れることをふだんから心がけたり、空いた時間にリフレッシュできる環境に足を運んだりするようにしてみてください。
没頭できる趣味をもったり、運動で発散するようにしたりするのもおすすめです。
ストレスはため込んでも体にとってよいことがありません。ニキビなどの肌荒れを防ぐためにも、しっかりストレス解消をするようにしましょう。
2-3 十分な睡眠をとる
睡眠不足が肌の調子に影響するということは、ほとんどの方が体験済みのことではないでしょうか?
寝ている間に肌がつくられていると言われています。ニキビ対策のひとつとして、十分な睡眠を心がけましょう。
十分な睡眠時間というのは、ひとにより異なりますが、一般的には1日6時間以上は必要だと言われています。
仕事が忙しかったり、プライベートでもあれやこれやと忙しかったりするかもしれませんが、しっかり睡眠時間は確保するようにしましょう。
また、睡眠は、入眠からのおよそ3時間の睡眠の質が大事だと言われています。
深い眠りをとれるよう、就寝前には、神経を興奮させないようにリラックスして過ごすように心がけましょう。
スマホ操作なども、ほどほどを意識するとよいでしょう。
肌の調子が悪いと、その日のパフォーマンスにも影響してしまうという女性は少なくないはず。最高の明日のためにも、睡眠は大事にしてくださいね。
3. スキンケアの基本ポイント
前章までは、ほうれい線にできてしまうニキビの原因とニキビを防ぐための対策についてご紹介してきました。
ここでは、そもそものキメの整ったすこやかな肌を保つために、スキンケアの基本として覚えておきたい大事なポイントをご紹介します。
3-1 紫外線対策
紫外線対策は肌をすこやかに保つためにとても大事なポイントです。
紫外線は日焼けによるシミ・そばかすを引き起こすだけでなく、肌のハリに影響を与えることがあります。
肌の老化を促進すると言われる、紫外線の影響をできるだけ少なくとどめるように心がけましょう。
★紫外線対策のポイント★
・日焼け止めは適量をしっかり塗る。
・日に何度か塗りなおす。
・メイクアイテムにもUVケアアイテムを選ぶ。
・保湿成分もしっかり配合されたUVケアアイテムを選ぶ。
・帽子や日傘を使って直射日光を防ぐ。
3-2 乾燥対策
年齢と共に油分の低下する肌は、若いころに比べて確実に乾燥しやすくなると言われています。
肌の乾燥は、乾燥による小じわやくすみなどの肌悩み、肌荒れにつながります。
しっかり乾燥対策を行いましょう。
★乾燥対策のポイント★
・クレンジングや洗顔で潤いを奪いすぎない
・肌に強い摩擦を与えない
・洗顔や入浴後のスキンケアは5分以内に行う
・保湿アイテムで水分と油分を補う
・ピーリング洗顔やパックなどのスペシャルアイテムで肌をやわらげ、すこやかに保つ
・加湿して室内の乾燥を防ぐ
・食生活や睡眠などの生活習慣に気をつけ体調を良好に保つ
4. まとめ
ほうれい線や口周りの肌にできるニキビの原因と対策、また、スキンケアの基本ポイントなどについてご紹介しました。
ほうれい線にできるニキビには、肌の乾燥が深くかかわっていることが多いと考えられます。
ほうれい線ニキビの対策のために、しっかりと潤いを重視したスキンケアを取り入れていきましょう。
女性にとって、肌の調子はその日の自信につながりますよね。
潤いを保つ洗顔や保湿のお手入れと合わせて、インナービューティや睡眠などにも気を配り、しっかりとほうれい線にできてしまうニキビに対策していきましょう
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