眉毛は、メイクの中でもとても重要なパーツです。
眉毛の形を変えるだけで顔印象をガラリと変えることができるのに、「眉毛はいつも同じ形」という方、結構多いのではないでしょうか?
季節やファッションに合わせてリップやチークの色を変えるように、目指す印象や気分に合わせて、眉毛の形や書き方も変えましょう!
今回は、「なりたい顔印象別、眉毛の形」と共に、眉毛にこだわるからこそ見直したい、「輪郭に似合わせた眉毛の作り方」、「基本的な眉毛の書き方」などもご紹介します。
1.なりたい顔印象別、眉毛の形
それでは早速、なりたい顔印象別、眉毛の形をご紹介します。
まず始めにお伝えしておきたいことがあります。
それは、眉毛の書き方にはさまざまな方法があり、どれが正解と言い切ることは難しいということです。
今回ご紹介する眉毛による顔印象の変化、眉毛の形、眉毛の書き方は、あくまで肌らぶ編集部がおすすめするひとつの方法であり、この記事でご紹介する方法とは異なる眉毛の書き方というものも存在します。
もし、この記事でご紹介する眉毛の書き方が今現在のみなさんの書き方と異なっていたら、「絶対にこの書き方でなければならない」とかたくなにならず、「こんな書き方もあるんだ」とひとつの選択肢として、試してみてくださいね。
今回は、「キュートな印象」「クールな印象」「ハーフっぽい印象」「儚げな印象」「知的(フォーマル)な印象」「ナチュラルな印象」以上、6つの印象に分けて、ご紹介します。
今回ご紹介する眉毛と顔印象の関係はあくまで一般的なものであり、仕上がりの印象には個人差があります。
「自分の顔立ちやヘアスタイルに落とし込んだら、どうだろう?」と考えながらご覧いただき、ぜひ実際に試してみてください!
1-1.キュートな印象をあたえる眉毛
【キュートな印象の眉毛のポイント】
・全体的に緩やかなアーチを描く
・目尻側を、目幅よりもやや長めに伸ばす
・眉頭と眉尻の高さは同じか、眉尻をやや下にする
・太さは黒目の縦幅の半分程度
・位置は自眉の位置を活かす
1-2.クールな印象をあたえる眉毛
【クールな印象の眉毛のポイント】
・眉山を、黒目の上より外に設定する
・長さは目の幅と同じ、またはやや短めにする
・眉尻の位置を、眉頭より上にする
・太さは、目の縦幅の半分程度からスタートし、眉尻は細く3分の1程度にする
・眉頭の位置を、自眉毛よりやや下に下げ、目頭に近づける(不自然じゃない程度)
・眉頭部分をやや濃く、眉尻に向かって薄くする
1-3.ハーフっぽい印象をあたえる眉毛
【ハーフっぽい印象の眉毛のポイント】
・眉山を作らず、直線的に描く
・自眉より下に下げて書き、目との距離を近づける
・長さは目幅と同じ、もしくは目幅よりやや長めにする
・太さは、目の縦幅の3分の2程度と、やや太めに描く
・全体的に濃いめに描く
1-4.儚げな印象をあたえる眉毛
【儚げな印象の眉毛のポイント】
・眉山は作らず、直線的に描く
・眉頭を自眉よりも上に描き、眉尻は眉頭より下げる
・黒目の半分程度の太さから始め、眉尻に行くにしたがい、細くする
・長さは目幅と同じ、もしくは目幅より短めにする
・全体的に薄めに描く
1-5.知的(フォーマル)な印象をあたえる眉毛
【知的(フォーマル)な印象の眉毛のポイント】
・眉山は作らず、直線的に描く
・黒目の半分程度の太さ、またはそれよりやや太めに描く
・眉尻が、眉頭より15度程度上に来るように、角度を付けて描く
・長さは目幅よりも、目尻側に10㎜程度長く描く
・全体的にやや濃いめに描く
1-6.ナチュラルな印象をあたえる眉毛
【ナチュラルな印象の眉毛のポイント】
・全体的に薄く、中央部分が最も濃くなるように描く
・角度はつけず、全体的にやや緩やかな曲線状に描く
・太さはやや太め、黒目の3分の1程度を目指す
・できるだけ自眉毛の形を活かす
2.輪郭のコンプレックスを眉毛の印象で変える方法
次に、輪郭や目鼻立ちが与える印象を、眉毛で変えるコツをご紹介します。
人間の輪郭には、丸かったりエラが張っていたりとさまざまな個人差があるものです。
だからこそ、「エラが気になる」「丸顔が太って見える」など、人知れず輪郭のコンプレックスを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。
実は眉毛の書き方次第で、そんな輪郭の印象を変えることもできるのです。
眉毛は、一人ひとり異なる輪郭や顔立ちに合わせ、書く位置や書き方・バランスのとり方などを変えることで、輪郭が与える顔印象に変化を与えることもできるといわれています。
輪郭に合わせた眉毛の書き方をマスターすれば、眉毛と輪郭の馴染みが良くなり、顔印象を今よりぐっ!と魅力的に変化させることもできますよ。
2-1.輪郭のコンプレックスを眉毛の印象で変える方法【面長編】
顔立ちが面長の方は、眉毛を平行気味に書くことがおすすめです。
平行気味に書いた眉で顔に横のラインを作ると、縦に長い顔の印象を緩和させることができるといわれています。
2-2.輪郭のコンプレックスを眉毛の印象で変える方法【丸顔編】
顔立ちが丸い方は、眉毛をやや長めに、眉山をしっかりと書くことがおすすめです。
眉毛にやや角度をつけ、眉山をしっかりと取りましょう。
眉毛で斜めのラインを作ることで、横に広がって見えがちな顔の印象を、縦にほっそりと見せることができるといわれています。
2-3.輪郭のコンプレックスを眉毛の印象で変える方法【ベース顔編】
顔立ちが四角い方は、眉頭・眉頭をしっかりと取り、やや角度を付けて書くことがおすすめです。
眉頭をしっかりと取ることで、強調されがちなエラの印象を弱めることができます。
また、ベース顔の方は元々顔の印象が強い傾向にあるため、眉毛全体をやや太め、直線的に書くことで眉毛の存在感を強めると、顔立ちにしっくりと馴染ませやすくなりますよ。
2-4.輪郭のコンプレックスを眉毛の印象で変える方法【逆三角編】
顔立ちが逆三角の方は、直線と曲線の中間を意識して、ナチュラルさを残した眉を書くことがおすすめです。
眉頭をやや離し薄めにすると、より優しげな印象になる為、シャープな顎のラインによる気の強そうな印象を緩和することが期待できます。
3.顔印象を美しく魅せる『美人眉毛』の基本法則
眉毛の形には、【黄金比率】というものがあります。
これは、顔の輪郭や目鼻立ちを、最も美しく見せることができるバランスで眉毛を書くための、ガイドのようなものです。
眉毛を書くときに大切なことは、【顔立ちとの似合わせ】であり、顔立ちとの似合わせを考える上で一役買うのがこの、【眉毛の黄金比率】なのです。
1章と2章でご紹介した眉毛の形は、この「眉毛の黄金比率」を守って作ることでより一層、あなたの顔印象を魅力的に演出することもできるのです。
【眉毛の黄金比率】 ■眉頭
眉毛の出発点を指す眉頭は、小鼻の端~目頭をつなぐ、延長線上に設置する。
■眉山
眉毛の中で最も高い部分のことを指す眉山は、黒目が正面の位置にあるとき、黒目の中央の延長線上に設置する。
■眉尻
眉毛の終点を指す眉尻は、小鼻の端と目頭をつなぐ直線に向かって、目尻から伸ばした直線の、延長線上に設定する。
いかがでしたか?
眉毛を書くとき、今まで眉頭や眉尻の位置をなんとなくの印象で決定していた方もいるのではないでしょうか?
是非一度、眉毛の黄金比率を意識した眉毛メイクを試してみてください。
自分の顔立ちや顔印象が、今までとはちょっと違って見えるかもしれませんよ。
4.眉毛を自然な印象に仕上げるポイント
眉毛メイクに力を入れるあまり、メイクが完成してみたら眉毛が浮いてる!?なんて経験、ありませんか?
眉毛は顔印象を左右する大切なパーツですが、決して顔の主役ではありません。
眉毛だけが主張していたり、反対に極端に眉毛の存在感が薄かったりしてしまうと、眉毛のせいでメイク全体が台無し!という残念な結果になってしまう事もあります。
そんなことにならないために、眉毛を自然な印象に仕上げるための、3つのポイントをご紹介します!
4-1.眉毛の色を髪の色に合わせる
眉毛を書くときは、眉毛の色と髪の色を合わせましょう。
顔に統一感が生まれ、垢抜けた印象を出しやすくなります。
髪を明るく染めている方は、眉マスカラなどで眉毛の色も明るく揃えましょう。
最近では、髪を染める際に眉毛も一緒に染めてくれる美容院があったり、自宅で自分で出る眉毛の脱色剤が市販されていたります。
また、黒髪の方は、眉毛も完全に黒で描いてしまうと、顔全体が重々しく、暗い印象に見えてしまうことがあります。
ダークブラウンやグレイのように、黒よりやや明るめの色で眉毛を書き、顔印象を明るく見せましょう。
4-2.自眉のお手入れを行う
眉毛を書くときは、眉毛が書きやすいように、事前に眉毛のお手入れを行いましょう。
自眉を活かしたナチュラルな眉毛を目指しているという方も、眉毛の長さを揃えたり、不要な部分の眉毛を抜いたりという、最低限のお手入れはしておくことをおすすめします。
【眉毛のお手入れ方法】
眉毛のお手入れ方法には、大きく分けて『抜く』と『剃る』の2つの方法があります。
写真の青の部分⇒カミソリで剃る部分
写真の緑の部分⇒毛抜きで抜く部分眉毛の上部分は太い毛と産毛が混在しているので、削ることがおすすめです。
また、眉毛下部分は瞼に近いため、抜く方法がおすすめです。
4-3.眉毛メイクのアイテムを使い分ける
眉毛を書くためのメイクアイテムにはさまざまなものがあり、それぞれに役割が異なります。
アイテムごとの使用方法を理解し、適材適所な使い方を心がけ、魅力的な眉毛を書きましょう。
【眉毛メイクの主なアイテム】
①アイブロウペンシル
ペンシルタイプの眉毛メイクアイテムで、細いラインを書くためのものです。
自眉毛の足りない部分を書き足したり、眉毛のアウトラインを書いたりすることに使用します。
②アイブロウパウダー
パウダータイプの眉毛メイクアイテムで、広い範囲に眉毛を書くためのものです。
アイブロウペンシルで書いたアウトラインの中を埋めたり、ふんわりとした印象の眉毛を書きたい時に使用します。
③アイブロウマスカラ
マスカラタイプの眉毛メイクアイテムで、眉毛自体に色を付けるためのものです。
まつ毛のマスカラと同じ感覚で眉毛に塗ることで、眉毛の色を変えることができます。
髪の毛を明るく染めている場合、髪の色に合わせて眉毛の色を明るくするために使用します。
5.まとめ
「なりたい顔印象別、眉毛の形」と「眉毛で変える輪郭の印象」「眉毛の基本形、美人眉毛の法則」「眉毛を書くときのポイント」などをご紹介しましたが、いかがでしたか?
流行の眉毛デザインをそのまま書いたり、眉毛の黄金比率を忠実に再現するだけでも、アイブロウメイクは完成します。
しかし、今回ご紹介したように眉毛の形が持つ印象や、自分の顔立ちの特徴を捉えた上で眉毛の形をアレンジすれば、眉毛による顔印象をより魅力的なものにすることもできるのです。
あなたも自分の顔立ちに似合った眉毛メイクを取り入れ、今日から眉毛美人になりましょう!
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