女性ホルモンを増やす方法ってあるのかな?とお探しではありませんか?
いつまでもキレイでいたいというのは、女性の永遠のテーマでもありますよね。その上で話にあがるのが「女性ホルモン」です。
外見、中身とも、“美しさ=女性ホルモンの量が関係している”と思っている方が多いのではないでしょうか?実際、この話は正解でもあり、不正解でもあります。
女性ホルモンというのは妊娠・出産だけに関わるものではなく、ハリのある肌や丸みをおびた体形などのいわゆる目に見える“女性らしさ”や、ツヤのある髪や丈夫な骨などの“健康な体”作りにも大きく関係しているとされています。
ですが、キレイになりたい・女性らしくなりたいからといって女性ホルモンを増やそうと無理やりがんばることは、本来あるべき女性ホルモンのバランスを乱すことにつながる可能性もあります。
今回は、いつまでもキレイなままでいたい、もっとキレイになりたいと願う女性のみなさまのための、女性ホルモンについての一般的知識と女性ホルモンのバランス対策などついてご紹介します。
体のことをよく知り、キラキラの未来を目指していきましょう!
1.女性ホルモンについて~増やす方法を探す前に
最初にお伝えしておきますと、女性ホルモンは増やそうと努力するものではありません。
大事なのは、女性ホルモンのバランスを良好に保つように意識することです。
1-1 女性ホルモンの役割
そもそも女性ホルモンは、動物が生き延びていく上で必要な「子どもを産む」「健康な体の維持」という役割を担っているといわれています。
“キレイ”のためだけに存在しているホルモンではないようです。
女性ホルモンには2種類あります。
美容家などの間の通称で、美のホルモンと呼ばれるものと母のホルモンと呼ばれるものです。
美のホルモンと呼ばれる女性ホルモンは、女性らしい体つきや肌のハリなどに影響するといわれています。
母のホルモンと呼ばれる女性ホルモンは、妊娠の維持に大切な役割があるといわれています。
この2つのホルモンのバランスが大事なのです。
1-2 女性ホルモンの量
女性の一生を通して体内で出される、美のホルモンと呼ばれる女性ホルモンの量は、たったのティースプーン一杯程度だと言われています。
女性ホルモンのうち、女性らしい美に影響するといわれている方の女性ホルモンの量は、30歳前後でピークを迎え、その後は緩やかに減少、40歳を過ぎた頃から大幅に減少していき、50歳になるとほぼ分泌されなくなると言われています。
つまり、仮に増やそうと努力したところで、この量がティースプーン2杯分に増える、年を重ねても量が減らなくなるなど、そういったことはないのです。個人差はあれど、体内の老化には逆らえないからです。
また、逆に女性ホルモンの量が増えすぎると、体に支障が出ることがあります。あくまで2つのホルモンのバランスが大事なのです。
つまり、女性ホルモンを考える上で1番大事なのは、増やそうとがんばり過ぎることよりも、年齢などの自然な変化以上に減りすぎないように、健康を保ち最低限のことに気をつけることなのです。
2.感情が女性ホルモンに影響する?増やす方法とは?
インターネットなどで”女性ホルモンを増やす方法”として目にすることのある「恋をする」「趣味をもつ」などについて、本当なのか?どう向き合えばよいのか?など気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
女性ホルモンを出すように指令を出しているのは脳だといわれています。
そのため、ストレスなどで正常に脳からの指令が出ていないと、女性ホルモンがきちんと体内でバランスを保てないことがあると考えられています。
では逆に、幸せな感情で満たされれば女性ホルモンの量は増えるのでしょうか?
実はこれらについては、真偽がさだかではありません。
ストレスが女性ホルモンのバランスを乱す原因になることはあるようですが、幸せな感情をもつことで、例えば美の女性ホルモンの量が増えるといった事実は確認されていないのです。
2つの女性ホルモンのバランスを良好に保つには、がんばり過ぎでストレスにならないことが大事ということかもしれません。
① 無理に恋をしようとしない
女性ホルモンを増やすには恋愛が1番だという話を耳にしますが、実は明確な根拠があるわけではありません。
つまり、無理に恋をする必要はないと考えられます。
確かに、好きな人に会った時のドキドキ感やワクワク感で脳が刺激されて、女性ホルモンに限らず、なにかしらの変化が体に起こることは可能性としてはあるかもしれません。
でも、もし恋で簡単に女性ホルモンの量を倍増させるようなことができるのであれば、大恋愛をしている人は何歳になっても子どもが産めたり、ホルモンバランスが乱れて病気を引き起こたりという可能性があります。そのような話は聞いたことがないですよね。
「キレイのために恋をしなくちゃいけない」と無理している方がいるのなら、そのストレスやプレッシャーのほうが女性の体内のホルモンバランスにとって悪影響かもしれません。
そもそも恋はしようと思ってできるものではないので、恋をしようと無理する必要はないのです。
② 趣味という言葉に惑わされない
恋愛同様、趣味も無理に作る必要はありません。
時間を忘れるくらい熱中できる趣味があると、知らず知らずのうちに恋と同じように感情が満たされことがあるかもしれません。人間の体はまだまだ未知な部分もありますから、感情が満たされていれば、体によい変化がある可能性はあるかもしれません。
ですが、趣味も恋と同様で、好きという気持ちをコントロールすることは難しいので、簡単に作ろうと思ってできるものではありません。逆に作らなくてはと無理することがストレスになれば体に悪影響になることもあります。
本当にやりたいと思っていることであれば、勇気を出して体験教室に行ってみたりすることはぜひおすすめしたいですが、気乗りしないのであればやらなくてもよいでしょう。お金も時間も無駄になるかもしれません。
私には人に言えるような趣味がない…と悲観的になる必要はありません。
女性ホルモンのためというより、楽しく自分らしい人生を生きるために、友達とのおしゃべりや、甘いものを食べるなど、「楽しい♪」と思えるかどうかを大事に考えるとよいですね。
3.女性ホルモンの過剰摂取に注意
女性ホルモンのサポート成分として、「イソフラボン」や「プエラリア」という成分がよく知られていますが、サプリなどで補う場合には摂取量に注意しなくてはいけません。
イソフラボンやプエラリアは女性らしさを作り出す“美のホルモン”に似た働きをしてくれることが期待できると言われています。
ただし、過剰摂取してしまうと、“美のホルモン”だけが偏って増えて体内の2つの女性ホルモンのバランスが崩れ、思わぬ不調や病気につながることもあるといわれているため注意が必要です。
だからといって普段の食事でそれらの栄養を避けようと考える必要はありません。
問題なのは「女性ホルモンを増やしたい!」と意識しすぎて、サプリや健康食品などで過剰摂取してしまう場合です。
サプリでふだんの食事で不足しがちな栄養素を補うこと自体に問題はありませんが、複数のサプリを一緒に飲んだり、1日の摂取目安量を守らなかったりして過剰摂取をしてしまうと、体内のホルモンバランスが大幅に乱れる可能性があります。
これはどの栄養にでも言えることですが、いくら体にとって有益な栄養があったとしても、それだけ摂取していたのではよくないのです。
一つの栄養で体の全部分を作れるということはないのですから。
イソフラボンなどを摂りいれる際も、まずはバランスよく毎日の食事から摂るようにしましょう。
イソフラボンはみそ・豆腐・きなこ・納豆・豆乳などに含まれているので、和食を中心とした食事を意識していれば、自然に摂取しやすいといわれています。
4.女性ホルモン対策
生きている以上老化は避けられないことなので、女性ホルモンは年齢と共に減少していくことはある程度は認めなければいけません。ですが、どうせ減ってしまうのなら、できる限り緩やかに減少させたいですよね。
こでは女性ホルモンを過剰に減らさないために気をつけてほしいことをご紹介します。基本的なことなのですが、とても大切なので、改めて見直してみてください。
1.睡眠不足
いくら体が正常な状態でも、指令を出す脳が正常でないと女性ホルモンのバランスは乱れてしまいます。その脳の状態に大きく影響するのが睡眠といわれています。
睡眠不足だと頭がぼーっとして集中することができないことがあるのと同様に、体へも上手く指令が出せなくなっていることがあります。
ただ長時間寝れば良いというわけではなく、毎日同じリズムで、質の良い眠りをとることを心がけるとよいでしょう。
★質の良い眠りをとるためのヒント
①電気を消したら携帯電話を見るのはやめる
暗い部屋の中での携帯電話の使用は、脳が錯覚して眠りが遅くなってしまうことがあるといわれています。電気を消して、枕元の照明で本を読むことも同様です。
やることを先に済ませて、しっかりと寝る準備を整えてから電気を消すのがおすすめです。
② 寝間着はゆったりしたものを着る
体を締め付けるピッタリした服や、汗を吸い取りにくい素材だと、途中で苦しくなって眠りが浅くなってしまうことがあるといわれています。
ゆったりとしたサイズで、コットンやシルク素材のパジャマなどは汗を良く吸い取り快適に寝やすいのでおすすめです。
2.冷え
体が冷えると、血行が悪くなりやすくなります。血行が悪いと、女性ホルモンを出す体内の器官の働きが低下することがあるといわれています。
冷えに悩む女性は多いので、体を温めるようと意識することをおすすめします。
★体を温めるポイント
①シャワーではなく湯船につかる
無理に熱いお湯に長時間つかる必要はありません。熱過ぎるとむしろ体に負担がかかってしまうこともあるので、38~40度のお湯に、15分程度を目安に浸かることをおすすめします。
②体を温める食べ物を摂る
肌らぶ編集部おすすめの食材: しょうが、ねぎ、にんにく、根菜類など
とっても簡単に作れる冷え解消レシピはズバリ「豚汁」です♪
③ 自分のサイズにあった下着をつける
体を締め付けることが血行を邪魔してしまうことがあります。今の下着が本当に自分のサイズに合っているか、今一度確認してみましょう。
また、スタイルアップのためのガードルも冷えの原因になることがあります。血行のためには、毎日つけるのは控えて、ここぞという時だけの使用にするのがよいでしょう。
3.極端なダイエット
極端なダイエットや偏食など、栄養バランスを欠いた食生活を続けると、女性ホルモンのバランスの乱れにつながってしまうこともあります。
主食・主菜・副菜のバランスを考えた食事を意識するとよいでしょう。
また、たんぱく質や脂質などは女性ホルモンのバランスをサポートするために、必要な栄養素といわれています。
不足しないように、お肉や魚、大豆食品などをバランスよくとりいれるように心がけるのもおすすめです。
4.ストレス
ストレスも女性ホルモンのバランスを乱す原因になることがあるといわれています。
ストレスはため込まず、こまめにリフレッシュ・気分転換・リラックス・発散などを心がけるようにしましょう。
5.女性ホルモン 基礎知識
冒頭でお伝えしました通り、女性ホルモンには2種類あります。
1つ目が、見た目の女性らしさや若々しさなどの、いわゆる“女性らしさ”を作り出す、「美のホルモン」と呼ばれる女性ホルモンです。ハリや弾力のある肌やツヤのある髪、女性らしい曲線のある体型などを作ります。
2つ目が、妊娠に関わるホルモンで「母のホルモン」と呼ばれる女性ホルモンです。生理前に食欲が増えたり、むくんだりするのはこの女性ホルモンの影響といわれています。
月の中で見ると、月経の時期によって下記のように異なります。
大事なことは、この周期を理解して、上手に付き合っていくことです。
イライラしてしまいがちな月経前、やる気が出なかったり落ち込みやすい月経期、それぞれに合わせて、無理に頑張ろうとするのではなく、自分が1番リラックスできる方法を見つけてみてください。
6.最後に
仕事でも趣味でも、何かに打ち込んでいる女性は、年齢を問わず若々しくてキラキラと輝いてみえますよね。
女性ホルモンのバランスを良好に保ち、キレイの味方にしていくためには、規則正しい健康的な生活はもちろんですが、気持ちの持ち様もあるかもしれません。
女性ホルモンは、見た目の美しさのためだけにあるのではありません。
人によっては過剰に減ったり過剰に増えたりすることで病気につながることもあります。
生理不順など気になる悩みがある方は、一度病院で診てもらいましょう。
※健康のためには、正しい食生活と適度な運動が必要です。健康食品は、不足を補う食品として目安量を参考に、摂りすぎに気をつけましょう。
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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