口の両端にあらわれる「マリオネットライン」にお悩みではないですか?
加齢とともに濃さを増すマリオネットラインは、鼻の両脇から伸びるほうれい線に次ぐ「老け顔」の原因の1つだといわれています。
つまり、「マリオネットライン」は、若々しくありたいと願う女性の大敵といっても過言ではない、のかもしれません。
今回はそんな女性のために、マリオネットラインができる原因や対策方法を詳しくご紹介します。
1.マリオネットラインとは?5つの原因
ここでは、そもそもマリオネットラインとは何なのか、マリオネットラインができる主な原因をご紹介します。
マリオネットラインのお手入れには、しっかりと原因を知ることが大切です。
思い当たる節がないか、普段の生活と照らし合わせながら読んでみてくださいね♪
1-1.マリオネットラインとは
マリオネットラインとは、口角からあごに向かってできる深いシワを指します。
腹話術や人形劇などでよく使われる操り人形「マリオネット」の口元に似ていることから、「マリオネットライン」と呼ばれているのです。
マリオネットラインは、年齢を重ねるとともに深く、目立ちやすくなるといわれています。
個人差はありますが、大体40歳を過ぎた頃からマリオネットラインに悩む女性が多いようです。
また、見た目年齢に影響を与える「マリオネットライン」と「ほうれい線」を合わせて「二重ほうれい線」と呼ぶこともあります。
1-2.マリオネットラインができる原因
マリオネットラインができる原因は、主に5つ考えられます。
原因1.表情筋の衰え
マリオネットラインができる主な原因の1つが「表情筋の衰え」です。
年齢を重ねるにつれてマリオネットラインが目立つのは、加齢とともに皮膚の土台となる表情筋が衰えることで肌がたるみ、深い溝ができてしまうからだといわれています。
具体的には、以下のような口周りの表情筋が衰えることでマリオネットラインができやすくなると考えられています。
原因2.肌内部の老化
マリオネットラインは、肌内部のハリと弾力を保つ部分が老化することが原因で、できやすくなるといわれています。
若い頃、シワやたるみが目立たず肌にハリがあるのは、肌内部のハリと弾力を保つ部分が十分に機能しているからだとされているのです。
しかし、年齢を重ねたり紫外線の影響を受けることで、これらの成分が変性・減少し、マリオネットラインなどのたるみに繋がると考えられています。
原因3.肌の乾燥
肌の乾燥は、あらゆる肌悩みの原因といわれていますが、マリオネットラインも例外ではありません。
肌の水分や油分が不足し乾燥すると、肌は硬くハリのない状態になることがあります。
つきたてのお餅と、ついてから時間が経ったお餅を思い浮かべてみてください。
つきたてのお餅は、水分がしっかりあるので表面はつるんとしていてなめらか。触ってみても、やわらかくモチモチとしたハリがあることでしょう。
一方で、ついてから時間が経ったお餅は、水分が蒸発してしまい表面は硬く、カサカサ。場合によっては、ひび割れが目立ってしまっているかもしれませんね。
肌も同じように、乾燥することで肌は硬くなり、ひび割れるようにシワができることがあるのです。
しかも、肌は加齢とともに水分・油分量がどんどん低下すると考えられていますから、40代前後の肌は、マリオネットラインができやすい環境にあるといえるでしょう。
原因4.力強いスキンケア
毎日のスキンケアを行う際に、ゴシゴシと強い力が加わっていると、マリオネットラインができやすいかもしれません。
「洗顔は手でゴシゴシと洗わなければスッキリしない」
「化粧水をつけるときはパンパンと叩きながらつけている」
そんな日々のワイルドなお手入れが肌の負担となり、肌をたるませてしまっている場合もあります。
原因5.日常的なクセ
何気ない日常的なクセが、マリオネットラインの原因になっていることもあります。
まずは、こんなクセがないかチェックしてみましょう!
≪マリオネットラインができやすいクセ≫
□人と話す機会が少ない
□頬杖をつく
□食べ物を噛む回数が少ない
□姿勢が悪く猫背になりがち
これらのクセがあることで、口元や頬を動かす機会が少なくなり、表情筋が衰えやすくなるといわれています。
「若いのにマリオネットラインが目立つ」という方は、日常的なクセによるものかもしれません。
2.マリオネットラインのお手入れ方法
「マリオネットラインが目立つなんて、嫌!」
そう感じた方は、自力でマリオネットラインの3つのお手入れ方法を試してみましょう!
対策1.表情筋を鍛える
マリオネットラインのお手入れのために、表情筋を鍛えましょう。
ここでは、マリオネットラインと関わりの深い表情筋を鍛える表情筋エクササイズをご紹介します。
≪表情筋エクササイズの方法≫
この表情筋エクササイズは、所要時間たったの5分!
テレビを見ているときや、湯船に浸かっているときにもおすすめです♪
①ウォーミングアップ
5秒かけてゆっくりと息を吸い、5秒息を止めます。さらに5秒かけてゆっくりと吐き出しましょう。
ゆっくりと深呼吸をすることで、肩の力が自然と抜け、顔周りの血行が良くなるといわれています。
②頬のエクササイズ
できるだけ口を大きく開け、「あ」の口をつくります。
そのまま、片頬の筋肉を思いきり上に引き上げ、2秒間止めます。
反対側の頬も同様に行います。左右順番に5セット繰り返しましょう。
③口周りのエクササイズ
口を閉じ、自然な笑顔をつくります。
口角をゆっくりと左右同時に引き上げ、ゆっくりと元に戻しましょう。
これを5セット繰り返しましょう。
④あご~首のエクササイズ
顔を上に向け、できるだけ舌をぐっと上に突き出します。
舌を突き出したまま、右の口角から左の口角へ、ゆっくりと動かします。
これを5セット繰り返し行いましょう。
対策2.スキンケアを行うときはこすらない
マリオネットラインを防ぐために、毎日のスキンケア方法を見直しましょう。
スキンケアを行うときに必ず意識したいのが「ゴシゴシとこすらない」ということです!
ゴシゴシと肌をこすってしまうことで、肌や筋肉の負担となり、肌の乾燥や表情筋の老化を招いてしまうこともあります。
肌とは一生のお付き合い。
マリオネットラインがあらわれ始めたとき、「もっとスキンケアをやさしくしていれば…」と、後悔しないためにも、スキンケアを行うときには赤ちゃんの肌に触れるイメージで行いましょう。
対策3.意識してクセを直す
【1-2.マリオネットラインができる原因 原因5.日常的なクセ】でご紹介したようなクセがある場合は、クセを直すよう意識してみると良いでしょう。
例えば、「笑顔」を意識するだけでも、表情筋の衰え方には違いがあるといわれています。
「人前で笑うのが苦手」という場合は、思いきり笑える本やDVDで、ひとりの時間に笑ってみるのも良いでしょう。
また、良い姿勢を心がければ、マリオネットラインのお手入れだけでなく、人に与える印象を変えることができるかもしれません。
一度身についたクセを直すことは大変ですが、クセを直すことでもたらされる明るい姿を想像すると、意識して続けやすいのではないでしょうか。
3.マリオネットラインはメイクでカバー!必見メイクテクニック
ここでは、マリオネットラインとほうれい線を上手にメイクでカバーする方法をご紹介します。
マリオネットラインとほうれい線が繋がると、顔全体がよりたるんで見え、老け顔を増長させてしまうことがあります。
若々しさを演出するためにも、マリオネットラインに加えてほうれい線も一緒にカバーしましょう!
3-1.マリオネットラインとほうれい線はコンシーラーでカバー!
マリオネットラインやほうれい線を自然にカバーするのにおすすめなのが「コンシーラー」です。
マリオネットラインやほうれい線は、たるんで溝ができた部分が暗く影になることで、より濃く見えてしまうことがあります。
そこで、自分の肌より少し明るいコンシーラーをハイライトとしていれることで、影に明るさをプラスし、マリオネットラインやほうれい線を目立ちにくくすることができるとされているのです。
コンシーラーを使用するタイミングは、一緒に使うファンデーションの種類によって異なります。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションのような液体タイプの場合は、ファンデーションの後に使用します。
パウダーファンデーションやフェイスパウダーのような粉タイプの場合は、ファンデーションの前に使用しましょう。
3-2.コンシーラーを入れる位置は2か所!
コンシーラーを入れる位置は、「①ほうれい線の上」と「②口角」の2か所です。
この2か所にコンシーラーをいれることで、マリオネットラインとほうれい線が繋がって見えにくくなります。
①ほうれい線の上
ほうれい線に対して垂直になるようにコンシーラーをのせます。
猫のひげをイメージするとわかりやすいでしょうか。
コンシーラーの量は控えめに、少しずつのせると、コンシーラーがヨレにくくなります。
コンシーラーをのせた後は、指を垂直にあて、ほうれい線とクロスするようになじませます。
このとき、縦に向かってなじませてしまうと、ほうれい線にコンシーラーが溜まって、溝が深く見えてしまうので気をつけましょう。
リキッドタイプやパレットタイプのコンシーラーが、なじませやすくおすすめです。
②口角
下唇の口角側に、コンシーラーで上向きラインをいれます。
マリオネットラインよりも1cmほど上に伸ばすよう意識してみてください。
コンシーラーを指の腹でトントンとなじませれば、口角がキュッと持ち上がった印象になり、自然にマリオネットラインをカバーすることができます。
4.まとめ
今回は、マリオネットラインができる原因や対策方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
マリオネットラインができる原因はさまざまです。
今回の内容を参考に、自分に合ったマリオネットライン対策を行い、すこやかな肌を目指しましょう!!
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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