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2017.07.19 Wed

PLAYLISTのアイテムが生まれた背景とは?独占インタビュー:後編

#PLAYLIST #インタビュー

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

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出典:資生堂

※PLAYLIST(プレイリスト)」は、現在販売を終了しています。こちらの記事は2017年6月時点のものです。

資生堂のヘアメイクアップアーティストによる、バックステージ発想のアイテムが豊富に揃ったブランド「PLAYLIST(プレイリスト)」。

今回、肌らぶ編集部は、プレイリストの開発を担当された、岡元美也子さんを直撃!

後編ではプレイリストのアイテムの開発秘話や、この夏おすすめのアイテムなどを聞いていきます!【前編はこちら

【お話を伺った方】
岡元美也子さん(資生堂トップヘアメイクアップアーティスト)
PLAYLIST インタビュー“1985年資生堂入社。
1998年から2003年まで5年間、ニューヨークに駐在。現在もニューヨークコレクションでは、多くのメゾンでメークチーフをつとめる。
2009年10月から資生堂トップヘアメイクアップアーティストとして活動を開始する。CM・グラフィック・TV・雑誌撮影など、幅広く活躍しシンプルで分かりやすいメーキャップを発信し、大ヒット商品「資生堂ファンデーションブラシ131」などの商品プロデュースも行っている。”
(引用:SHISEIDO GROUP ホームページ)

【PLAYLIST(プレイリスト)でのメイク前のスキンケアについて】

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肌らぶ編集部員:プロから見た、メイク前のスキンケアのポイントはどのような点でしょうか?

岡元さん:スキンケアが終わった時点で、肌がうるおっているけれどべたつかないのが理想の状態なので、べたつきのない状態に持っていくことが大切です。

「レディーフォーメーキャップ」はそこにこだわってつくられているので、どれもべたつかない使用感になっています。

スキンケアのつけ方としては、とにかく一度にたくさん取って塗るというよりも、ある程度基本の量を取ってなじませながら、様子をみることをおすすめします。
乾燥などが気になるところは、部分的に重ねづけすることで調整してみてください。

肌らぶ編集部員:実際にバックステージでも行っているような、「隠し技」のようなものはありますか?

岡元さん:ただ単に伸ばしてつけるのではなく、骨格も掴むようにして自分の手でマッサージしながらお手入れするところですね。

メイクアップアーティストは、モデルさんの顔だけでなく首やデコルテ、フェイスラインまでマッサージするようにして、できるだけベストな状態に近づけられるようにしています。

マッサージしながらコミュニケーションをとることで、信頼感を得たり、リラックスさせたりすることもできます。

【PLAYLIST(プレイリスト)のアイテムのこだわり】

PLAYLIST 資生堂
肌らぶ編集部員:スキンケアアイテムのテクスチャーで最もこだわったのはどのようなところですか?

岡元さん:マッサージしやすいようにとろみを出したところです。

「レディーフォーメーキャップ」は肌の上で摩擦にならずにマッサージがしやすい感触で、なじむと最初のみずみずしさからべたつかないしっとり感に変わるようなテクスチャーにしました。

化粧水(スキンプリペアリングウォーター)に関してもとろみを出していて、じっくりと肌になじんでいくようにつくっています。
海外のコレクションなどで外国人のモデルさんとお仕事をするときに「アルコールが入っていないものがいい」というリクエストをいただくこともあるので、アルコールフリーにしました。

肌らぶ編集部員:アーティスト目線でありながら、使われる側の目線も考慮されているんですね!

岡元さん:そうですね。あとは、色も仕上がりの肌のイメージに近いものにしているんです。
セラムは半透明ですが、スムージングは水色でみずみずしい肌のイメージ、ブライトニングは薄いピンクで女性らしさをイメージしてみました。

プレイリストプレイリスト レディーフォーメーキャップジェル ブライトニング

肌らぶ編集部員:ずばり、開発に時間がかかったスキンケアアイテムはどのアイテムですか?

岡元さん:スキンケアはどれも時間がかかっています。
通常の商品開発の方たちが求めるものと私たちメイクアップアーティストが求めるものは異なるようで、研究所の方とも何度もやりとりしましたね。

本当にべたつかないものが欲しいというのもうるさく言ったので(笑)。

オイルも、とろみを出しながら洗い上がりのすっきり感や、つっぱらないけれど本当につるんとする感じを出すのも難しかったです。
とろみがあると、なんだかぬるつきが残っちゃうんですよね。

肌らぶ編集部員:では、メイクアップアイテムはいかがでしたか?

岡元さん:プレイリストのシグネチャーアイテムである「スキンテクスチャーヴェール モイスチャーライジング」ですね。これはメイクの上から付ける「化粧上地(うわじ)」なんです。

PLAYLISTプレイリスト スキンテクスチャーヴェール モイスチャーライジング

岡元さん:なぜこれをつくりたかったかというと、「ランウェイのモデルさんのツヤっぽい肌ってどうやってつくるんですか?」とよく聞かれていたんです。
「上からつけてもベースメイクがよれなくて、ツヤっとした肌になれるものができないかな?肌のグロスみたいなものができないかな?」ということで、つくったアイテムです。

研究所の方にも「なぜ上に重ねるのか?」というところを理解してもらって、「上から塗ってもよれないものにしてください」とお願いをしました。

肌らぶ編集部員:確かに、「上地(うわじ)」という発想はとても新しいですよね。

岡元さん:はい。それに、透明というところにもこだわったんです。下のメイクに影響がないようにしたかったので。

あとは、スキンケア成分だけでつくられているので、これを上から塗っておくと、夜までずっとしっとりもちもちした状態が続くんですよ。

化粧上地は本当にプレイリストのシグネチャーアイテムといえる製品ですね。どなたでも使っていただけるアイテムなので、プレゼントにもいいと思います。

【夏におすすめのPLAYLIST(プレイリスト)アイテム】

肌らぶ編集部員:これからの時期に特におすすめしたいアイテムはどれでしょうか?

岡元さん:これからの時期、特に化粧崩れがしやすい方って、毛穴が目立ちやすかったり皮脂の分泌が多かったりすると思うので、「レディーフォーメーキャップ スムージング」がおすすめです。

PLAYLISTプレイリスト レディーフォーメーキャップジェル スムージング

岡元さん:スムージングを塗った上に薄く「スキンテクスチャーヴェール」を塗ってからファンデーションを塗ると、化粧もちがいいですよ。

持ち歩きに便利なチューブタイプも、6/1に発売になりました。
容量的には通常サイズと8gしか変わらないので、ちょっと試してみたいという方にもおすすめですね。

指でもいいですが、ブラシを寝かせるように使うと簡単につけられます。

プレイリストプレイリスト スキンテクスチャーヴェール モイスチャーライジング T

岡元さん:ファンデーションで粉っぽくなってしまったり、乾燥してしまったりしたときも上からつけられますし、化粧下地としても使うことができるんです。
メイクの上からつけるとファンデーションは混ざらないんですが、下に塗っておくと逆にファンデーションとの密着感がアップして、ファンデーションのもちがいいです。

あとは、テカリが気になる方におすすめなのが「インスタントリップヴェール 10」です。

プレイリストプレイリスト インスタントリップヴェール 10

岡元さん:唇だけでなく肌にも使える、ベースメイクやリップの質感をひと塗りで瞬時にマットにすることができるというアイテムになっています。

崩れやすいからマット肌に仕上げようとしてパウダーをたくさん押さえてしまうと、逆に汗や皮脂が出てきたときにどろどろとしてしまいやすいので、あんまり無理にパウダーを押さえ過ぎないほうがいいと思うんですね。

このアイテムは、テカリを部分的に抑えたいところに指かブラシでのせてあげると、粉っぽくならずに瞬時にテカリを抑えることができます。
バームタイプなので保湿成分も入っているんですよ。

肌らぶ編集部員:パウダー以外のアイテムでテカリを抑えるアイテムって新しいですね!

岡元さん:女性だけでなく、男性でも使えると思います。男性がパウダーを使うのってちょっと抵抗があると思いますけど、これなら小さいしパッケージもシンプルなのでおすすめです!

ツヤを出したいときには「スキンテクスチャーヴェール」、部分的にテカリを抑えるところは「インスタントリップヴェール10」で、とうまくツヤとマットを使い分けていただきたいですね。

【2017年夏の注目スキンケア&メイクポイント】

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肌らぶ編集部員:2017年の夏、特に注目してほしいスキンケア&メイクはありますか?

岡元さん:肌の方向としてはやっぱりツヤっぽい感じというのが出ています。特に春夏なので、みずみずしい、いきいきとしたツヤ感が重要だと思います。

テカリではないツヤ感が重要なので、ベースで肌の状態を整えておきながら、先程お伝えしたアイテムを使ってツヤとマットをうまくコントロールしていくのが重要かなと思います。

夏は意外と肌が乾燥しているので、保湿自体はやっぱり大事ですね。その上で、べたつかないベースを作っておくということが特に重要です。

プレイリストの「レディフォーメーキャップ」は水分を肌に閉じ込めるようなつくりにこだわっているので、やはり夏にもおすすめですし、トレンドもそういうみずみずしいうるおいのあるツヤっぽい肌かな、と思います。

最近のメイクは、口元はマットが主流と言われていたんですけれども、肌はどんどん生っぽさがきているので。

肌らぶ編集部員:では、トレンドのアイテムとしてはどういったものに注目されていますか?

岡元さん:最近はマルチに使えるアイテムが来ているといわれています。

「スキンテクスチャーヴェール」も、メイクアップアイテムではあるんですが、スキンケア成分だけでできているというところでマルチなアイテムといえますし、トレンドとしては合っているのかなと思いますね。

肌らぶ編集部員:貴重なお話をありがとうございました!


今回の取材を経て、「PLAYLIST(プレイリスト)」は資生堂のヘアメイクアップアーティストの現場での経験からつくられた、プロによるこだわりのアイテムがたくさん揃っていることがわかりました!

現在、プレイリストの取扱店は「SHISEIDO THE GINZA」の1店のみですが、資生堂の公式オンラインショップ等でも購入することが可能です。

メイクの楽しさを実感したい方はぜひチェックしてみてくださいね!

※PLAYLIST(プレイリスト)」は、現在販売を終了しています。こちらの記事は2017年6月時点のものです。

 

◆資生堂 PLAYLIST 
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アバター画像 肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る

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