「薄毛の原因を知りたい!」「薄毛を防ぐ方法がしりたい!」と、お考えではありませんか?
薄毛の原因として多くあげられるものは、7つあると言われています。
今回は、薄毛を引き起こすと考えられている7つの原因と、その特徴、対策方法などをご紹介します。
1.薄毛の原因
薄毛は、下記の7つの原因によって引き起こされることが多いと言われています。
それぞれの薄毛の原因について、以下で詳しくご説明します。
1-1.生まれつきの体質
両親や祖父母の中に薄毛の人がいる場合、生まれつき薄毛になりやすい体質の可能性があると言われています。
薄毛になりやすい体質は、薄毛を引き起こすと言われるさまざまな要因(生活習慣や加齢など)の影響を受けやすい体質だと考えられているのです。
両親や祖父母に薄毛の人がいる
1-2.ストレス
ストレスも薄毛の原因のひとつだと言われています。
ストレスを過度に感じると体が緊張状態になり、血管が収縮して血行が悪くなることがあるそうです。血行が悪くなってしまうと、頭皮に栄養が運ばれにくくなるなど、髪の毛の成長に必要な栄養が不足してしまい、薄毛に繋がってしまう可能性があります。
それだけではなく、ストレスは不眠や食欲不振などさまざまなことを引き起こしかねません。ストレスがたまることで、知らぬ間に薄毛や抜け毛に繋がってしまうことがあるということです。
1-3.頭皮環境の乱れ
頭皮環境が乱れ、皮脂が過剰に増えたり、逆に乾燥によってフケが出ていたりすることが原因で毛根がふさがって髪の毛の成長に影響を与え、薄毛につながることがあります。
頭皮環境は、自分の頭皮に合わないシャンプーを使うことや、生活習慣などによって乱れることがあると言われているのです。
また、紫外線や、パーマやカラーリングを過度に繰り返すことによる、頭皮への影響が関係しているとも考えられています。
徐々に毛が薄くなる
頭皮がベタベタする、またはフケが出る
1-4.物理的な負荷
髪の毛を強く引っ張っているようなヘアアレンジを長時間(長期間)続けることで、頭皮に物理的に負荷がかかり、薄毛に繋がってしまうことがあるとされています。
ポニーテールやお団子など髪の毛をきつく結ぶヘアアレンジをしたり、エクステンションをつけたりすることも頭皮に物理的に影響を与えると考えられています。
また、同じ分け目にし続けることも頭皮にとってよくないそうです。
負荷をかけ続けた部分が薄くなる
1-5.男性特有:AGA(男性型脱毛)
男性特有の薄毛の原因にAGA(男性型脱毛)が挙げられます。ちなみに、女性の場合は「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれています。
テストステロンと呼ばれる男性ホルモンは、頭皮に存在する酵素の一種と結びつくと、薄毛の原因になると言われている男性ホルモンに変化するそうです。酵素と結びついた男性ホルモンには、髪の毛の成長を抑えてしまう働きがあると考えられています。
また、酵素と結びついた男性ホルモンが増えると、髪の毛がうまく成長できず、生え変わりを繰り返していくにつれ徐々に細く短い毛が生えやすくなってしまうこともあるそうです。細い髪の毛は抜けやすく、結果的に薄毛に繋がってしまう可能性があります。
テストステロンを変化させる酵素は、生え際などの前頭部や、つむじあたりの頭頂部に多く存在しているため、AGA(男性型脱毛)には薄毛になりやすい個所に特徴があると言われています。
頭頂部(O型)・前頭部(M型)のいずれかから薄くなる
1-6.女性特有:出産
女性特有の薄毛の原因には、出産が関係していると言われています。
産後の女性は、ホルモンのバランスの乱れや睡眠不足、育児のストレスなどが関係して、薄毛が引き起こされやすいと考えられているのです。
妊娠後期から変化するホルモンバランスの影響で、髪の毛の生え変わりの周期が延長されてしまうことがあります。そして、産後徐々にホルモンバランスが整っていき、本来抜けるはずだった髪の毛が一斉に抜けてしまうため、産後に抜け毛が目立ちやすくなるそうです。
だいたい産後2~5カ月ごろから髪が薄くなりはじめ、一般的には6カ月~1年6カ月の間に自然に元の状態に戻ると言われています。
しかし、まれに長引くこともあるようなので、不安な方や、薄毛の程度がひどいと感じる方は、医師に相談してみてもよいかもしれません。
産後2~5カ月後に始まる
1-7.病気などの影響
なんらかの病気が原因で薄毛になってしまうことがあると言われています。
不安だなと思う場合は、自己判断せずに、医師に相談してみましょう。
2.どんな原因の薄毛でも事前の対策が大切
生まれつきの体質が原因の薄毛の方の中には、薄くなっても仕方がないと諦めてしまう方もいるかも知れませんが、諦めて薄毛の対策を怠ることはおすすめできません。
どの原因の薄毛の方も、事前の対策を怠ると、防げたはずの薄毛が進行してしまうことが、ないとも言えないのです。
例え、生まれつき薄毛になりやすい体質だったとしても、生活習慣や日ごろのヘアケアを見直すだけでも、薄毛を防ぐお手入れになると考えられていますよ。
3.薄毛の対策方法
よくある薄毛の原因は7つありますが、どの原因の薄毛も、基本的な対策は同じだと考えられています。
頭皮のケア方法と、生活習慣の2つに分けてご紹介していきましょう。
3-1.薄毛の対策方法―頭皮のケア―
ここでは、薄毛対策のための頭皮ケアの方法を5つご紹介します。
②正しく頭皮・髪を洗う
③頭皮・髪はすぐに乾かす
④育毛剤を使う
⑤セルフ頭皮マッサージ
順に詳しくお話します。
①自分の頭皮に合ったシャンプーを使う
薄毛の対策として大切なことは、自分の頭皮に合ったシャンプーを使うことです。
頭皮や髪の毛のベタつきや臭いが気になる場合には、お使いのシャンプーが合っていない場合が考えられます。
自分の肌質などを考えてシャンプーを選びましょう。基本的には、男性は男性向け、女性は女性向けのシャンプーを使用することがおすすめです。それぞれの頭皮や髪の特徴に注目して作られているシャンプーが多いと言われていますよ。
②正しく頭皮・髪を洗う
自分の頭皮に合っているシャンプーを使っても、間違った洗髪方法で頭皮を洗ってしまっていてはよくありません。これから、一般的に言われている正しい洗髪手順を5つのステップでご紹介します。
ステップ1髪が乾いた状態でブラッシングする(髪についたホコリやからまりを取ります)
ステップ2ぬるま湯で落とせる汚れをよく流す(少量のシャンプーでも泡立ちがよくなります)
ステップ3シャンプーを手に取り、泡立ててから頭皮につける(シャンプー液の毛穴詰まりを防ぎます)
ステップ4指の腹を使って洗う(爪を立てると頭皮を傷つけることがあります)
ステップ5よく洗い流す(ぬめりなどが残っていると、頭皮環境の乱れの原因になることがあります)
③頭皮・髪はすぐに乾かす
頭皮や髪を濡れたまま長時間放置していると、頭皮に雑菌やカビが繁殖し、頭皮の環境が乱れる可能性があります。
洗髪後は自然乾燥は控え、ドライヤーで乾かす際も、生乾きにならないよう、頭皮から毛先まで乾かしきることをおすすめします。
④育毛剤を使う
育毛剤は、すこやかな髪が生えるための頭皮環境を整えるサポートをしてくれるとされています。普段のヘアケアの補助として使用するのもおすすめです。
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⑤セルフ頭皮マッサージ
薄毛対策のひとつとして自分で頭皮マッサージを行うこともおすすめです。
頭皮の血行が悪い状態は、髪の毛の成長にとってよくないとされています。
薄毛が気になる部分だけではなく、肩や首なども併せてマッサージを行ってみましょう。
ただ、自分で頭皮のマッサージを行うときには注意も必要です。強く頭皮を擦ったり、爪を立ててしまったりしないようにしましょう。
自分が気持ちがよいと思える優しい力でマッサージを行うことがポイントです。
1:両手の親指を耳の下あたりに置き、手で耳を覆うように残りの4本の指を耳後ろに置きます。
2:親指は動かさず、残りの4本の指の腹で、円を描くようにやさしい力加減で頭皮を揉みましょう。
3:両手の指先を前髪の生え際に沿って置きます。親指は耳の横、小指はおでこの中央にくるようにする所がポイントです。
4:指の腹を使い、頭皮を動かすように上下にマッサージします。
5:頭頂部に両手の指を置き、指の腹で何度か頭皮を揉んで終了です。
3-2.薄毛の対策方法 ―生活習慣―
生活習慣も、薄毛には深くかかわっていると言われています。頭皮のケアと合わせて、生活習慣も見直すことをおすすめします。
②良質な睡眠をとる
③ストレスをためない
④体を動かす
⑤紫外線を防ぐ
⑥喫煙、過度の飲酒を控える
①栄養バランスのとれた食事を心がける
偏食や油っこい食べ物を控え、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
食事から摂れる栄養は、体はもちろんのこと髪の栄養になると考えられています。不足しがちなビタミン群なども意識的に摂るようにしましょう。
②良質な睡眠をとる
睡眠中は、髪の成長にも関わる「成長ホルモン」が出ると言われています。眠りが浅いと成長ホルモンが出ることに影響を与えてしまう可能性があると言われているので、質の良い睡眠をとることが大切なのです。
睡眠の質を高めるためには、眠る前にスマートフォンやTVを控えたり、カフェインが入っている飲み物は飲んだりしないようにしましょう。さらに、寝室の環境などに気を配ると良いですね。
③ストレスをためない
ストレスを受けると、血管が収縮して頭皮に必要な栄養が行きわたりにくくなると言われています。
ストレスがたまらないよう、普段からリフレッシュする習慣をつけるようにしましょう。
④体を動かす
運動不足になると、体の血行が悪くなると言われています。体の血行が悪くなると、頭皮に栄養が届きにくくなってしまうと言われているので、ランニングやウォーキングなど日常的に体を動かす習慣を身に付けましょう。
運動は苦手だという方も、普段から多めに歩くよう心がけるだけでも構いません。体を動かすと、睡眠の質アップやストレス解消なども期待できるのでおすすめです。
⑤紫外線を防ぐ
紫外線は、頭皮や髪に影響を与えてしまうと言われています。頭皮や髪をすこやかに保つためにもよくありませんが、日焼けをしてしまうと髪の毛の成長に影響を与えてしまうころがあるそうです。
普段から、帽子や日傘を使うなどして、紫外線を防ぐようにしましょう。
⑥喫煙、過度の飲酒を控える
喫煙や飲酒は、薄毛を引き起こす要因の一つだと言われています。
体の巡りを悪くする要因だと考えられているのです。
4.薄毛を隠す方法
ここでは、すでに薄毛が気になっている方に、薄毛を隠す3つの方法をご紹介します。
4-1.ウィッグ(かつら)
部分用、頭全体用、オーダーメイド、など種類によって料金はさまざまです。
既製品の中には、数千円のものもあるので、気軽に取り入れやすいでしょう。
4-2.増毛スプレー
髪の繊維を頭にスプレーし、ボリュームアップしたように見せる商品です。
髪を洗うと落ちますが、お手頃価格の商品や少しの汗では落ちにくい商品もあるようなので、「今すぐボリューム感をどうにかしたい」というときに試してみても良いでしょう。
5.薄毛の専門家に相談する
早いうちから適切に対策したい、原因が分からない、という方は、医師に相談してみることもひとつの手です。
薄毛専門のクリニックなどもあるそうなので、気になる方はリサーチしてみてもよいかもしれません。
6.まとめ
薄毛の原因と、薄毛の進行を防ぐための対策方法などをご紹介しました。
薄毛になる原因はさまざまですが、頭皮環境が悪くなるようなことをしたり、生活習慣に乱れがあったり、思い当たることがあった方もいるかも知れません。
できることから日常に取り入れてみてください。
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②ストレス
③頭皮環境の乱れ
④物理的な負荷
⑤男性特有:AGA(男性型脱毛)
⑥女性特有:出産
⑦病気などの影響