髪のセットやアレンジに欠かせないヘアワックスですが、どんな種類があるのか知りたいと思いませんか?
ワックスと一口に言っても、それぞれ特徴があり、種類によって使い方も少し異なります。
今回は、10種類のワックスの特徴をお伝えします。
いつもヘアセットが決まらない方にとって、ワックスの特徴を知ることで今までよりもセットが上手にできるようになるかもしれません。
普段ヘアワックスを使っている方にとっても、これから購入を考えている方にとってもご参考になればと思います。
1.ワックス10種類の特徴
ワックスには、以下の10タイプがあります。
・ファイバータイプ
・ドライ(クレイ・マット)タイプ
・クリームタイプ
・ジェルタイプ
・グリースタイプ(グロス)
・スプレータイプ
・ムースタイプ
・ウォータータイプ
・パウダータイプ
・カラータイプ
それぞれのワックスの一般的な特徴をご紹介します。
1-1.ファイバータイプ
ファイバーという名前の通り「繊維」が含まれ、糸を引くように伸びるワックスです。
伸びが良く、毛束をつくるヘアスタイルなど、毛先に動きをつけるのに適しています。
髪にツヤ感がプラスされ、セットしやすいのが特徴ですが、付け過ぎると髪がペッタリとしてボリュームを出しづらくなります。
失敗しないためには、少量ずつ足していくのがおすすめです。
1-2.ドライ(クレイ・マット)タイプ
「クレイワックス」「マットワックス」とも呼ばれるタイプのワックスで、ふんわりとした動きのあるスタイリングに向いています。
軽い質感なので、やわらかい髪質の方も扱いやすいのが特徴です。
一方で、固めのテクスチャーであまり伸びないので、髪が長い方や毛束感を出したい方にはあまり適していないでしょう。
1-3.クリームタイプ
ファイバータイプとドライタイプの中間の質感で、初心者の方でも使いやすいタイプです。
スタンダードなタイプのワックスなので、さまざまなスタイルに使用できるでしょう。
1-4.ジェルタイプ
ジェルタイプのワックスは、濡れたような質感でパリッと髪をホールドするタイプのワックスです。
髪が広がりやすい方はこのタイプを使うと、ボリュームが抑えられてまとまりやすくなります。
また、タオルドライした濡れた状態の髪にも使うことができるので、ヘアセットの時間が短縮したいときにも役立ちます。
1-5.グリースタイプ
「グロス」や「ポマード」とも呼ばれているタイプで、髪にツヤを与え、ウェットな質感に整えます。
ジェルタイプと共通点が多いですが、ジェルほどパリッとしたまとまり感がでないものが多いです。
そこまで髪をホールドする必要がなく、光沢を重視する方におすすめです。
1-6.スプレータイプ
スプレータイプのワックスは、髪を固めるヘアスプレーとワックスの良さを併せ持ったタイプです。
乾くまでの間にスタイルの微調整をすることもでき、乾いてからは、ヘアスプレーと同じようにしっかりキープするスタイリングが期待できます。
時間がない時でも短時間でセットすることができ、短髪の方にも長髪の方にも使いやすいワックスです。
1-7.ムースタイプ
ムースタイプは泡状で水分量が多く、カールやウェーブスタイルに適しています。
髪の毛全体に行き渡らせやすく、泡状で扱いやすいのも特徴です。
また、クセ毛を活かしたスタイリングにも向いています。
1-8.ウォータータイプ
ウォータータイプのワックスは、液体状のため髪の毛になじみやすく、スタイリングしやすいのが特徴です。
べたつきがなく軽さがあり、髪の毛に適度な弾力を与えて、スタイルを持続させます。
また、ウォータータイプのワックスは、シャンプーの際も簡単に洗い落とすことができます。
1-9.パウダータイプ
パウダータイプのワックスは、ほとんどがノンオイルのものなので、髪がべたつくようなことがありません。
固めてスタイリングするのではなく、ふんわりとしたボリュームを出すために使うことが多いです。
髪が細い・薄い・コシが弱くてしなっとしてしまうような方におすすめで、トップのボリュームやパーマのふんわり感を出すためによく使われます。
1-10.カラータイプ
カラータイプのワックスは、整髪しながら髪に鮮やかな色を演出するアイテムです。
通常のヘアカラー料と異なり、シャンプーで落とすことができます。
髪全体を均等に色づけることは難しいので、好きな部分にポイントやメッシュでカラーを入れて使うことがおすすめです。
(雨の日は衣類に汚れがつく恐れがあるので使用を控えることをおすすめします。)
2.ワックスを使用する際のポイント
ここでは、ワックスを使用する際に意識したいポイントをお伝えします。
■ワックスは地肌につけないようにする
ワックスは、地肌につかないように意識しましょう。
地肌についてしまうと、毛穴に詰まりやすくなって頭皮の悩みにつながることも考えられます。
■ワックスを使った日はよく洗髪する
ワックスを使ったら、必ずよく洗髪をして、髪についたワックスを洗い落としましょう。
髪についたワックスや汚れをそのままにしておくと、頭皮について毛穴が詰まってしまう可能性もあります。
また、シャンプーをする前に、お湯で予洗いすることもおすすめします。
■その他のスタイリング料・ヘアケアアイテムと併用する
スタイリングの悩みがある場合は、他のヘアスタイリング料やヘアケアアイテムと併用することをおすすめします。
例えば、髪のダメージが気になる方は、ワックスを使用する前に毛先を中心にヘアオイルをつけておくことで髪がからまりにくくなるでしょう。
また、ワックスだけではスタイリングキープが不安な場合は、ヘアスプレーも併用してスタイルを固定することもおすすめです。
3.まとめ
ワックスのタイプは全部で10種類あり、「ファイバータイプ」「ドライタイプ(マット・クレイ)」「クリームタイプ」「ジェルタイプ」「グリースタイプ」「スプレータイプ」「ムースタイプ」「ウォータータイプ」「パウダータイプ」「カラータイプ」に分かれます。
意外と知らないワックスの特徴を知った上で、髪形をセットする際のご参考になればと思います。
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