電車でつり革をつかもうとして、脇汗で服に汗ジミができていて恥ずかしい思いをしたり、脇汗の臭いが気になって人と会うのをためらったり……。
脇汗が多いことで困った経験がある人は少なくありません。自分だけでなく周りの人のためにも、脇汗を対策したいものです。
脇汗の原因を知ることで、自分に合った対策方法を今すぐ実践しましょう!
1.脇に汗を多くかく原因
脇は体の中でも汗をかきやすい部位なので、体の他の部分よりも脇からたくさん汗をかくこと自体は普通のことだと言われています。
脇汗が他の部位の汗よりも多い原因は、2種類の汗腺が脇の下に集まっているからです。
汗腺のひとつ、エクリン腺からの汗は体温を調節する役割を持つとされ、汗の量に個人差はあるものの、暑い時には脇の下からの発汗が多くなるのは自然なことです。
また脇汗は、腕や足、顔の汗よりも臭いが強い、と感じることはありませんか?
これは、脇にはアポクリン腺という汗腺もあるからなのです。アポクリン腺は体の限られた部位にしかありません。脇の下、陰部、肛門、乳輪、耳の中にだけあるとされる汗腺です。
アポクリン腺から発汗される汗は、色が白っぽく、粘りけがあり、汗をかいて時間が経つと、独特の臭いが発生します。それもそのはずで、このアポクリン腺から分泌される汗の役割は、「においを放つこと」そのものだからです。この「におい」は、フェロモンのように、本来異性をひきつけるものなのです。
アポクリン腺が極端に多い人が、ワキガ(脇臭)になりやすいと言われています。ワキガ対策は、エクリン腺からの脇汗量が多い人とは悩みの対処法が異なりますので、気になる場合は医師への相談を検討しましょう。
2.脇汗の原因と抑えるためのポイント
脇汗は、精神的緊張や興奮が原因となる汗と、腋臭などの体質が原因となる汗との大きく2つに分けられるとされています。自分の脇汗がどのタイプかを知り、悩み対策を見つける参考にしてください。
2-1. ストレス・不安・緊張
緊張で脇汗をかくという経験は、誰にでもあるものです。脇汗をかくことには、精神的な要因が大きく関わっているからです。
過度のストレスや緊張によって、汗や皮脂が増えるとされています。
つまり、興奮したり、緊張状態になると、脇汗が増え、脇汗の臭いが強くなりやすくなります。
ストレスを溜め込みやすい人や、人前で緊張しやすい人は、脇汗の量が増え、臭いも強くなってしまうことがあるのです。
対策としては、まずはストレス発散法を見つけることです。
気分をリフレッシュできると、脇汗の量を減らすだけなく、臭いの悩みを減らすことにもつながるのではないでしょうか。
2-2. 食生活
次のような食事が多い人は、脇汗の量が増え、臭いが強くなる傾向があると考えられています。
・動物性脂肪の多い食事
・肉中心の食生活
・インスタント食品をよく食べる
・お酒、コーヒーの飲み過ぎ
・冷たいもの、熱すぎるものの摂り過ぎ
・辛いものなど刺激の強い料理をよく食べる
脇汗が気になる人で、自分の食生活に思い当たることがある人は、このようなものを食べたり、飲んだりする回数を減らし、摂る量も減らすなど、食生活を見直してみましょう。
2-3. 運動不足
エクリン腺は全身にあり、本来なら体全体からの発汗で体温を調節するのですが、
・運動不足
・一日中、温度変化のない室内で過ごす
などのライフスタイルが原因で、全身にある汗腺の多くが休眠状態に入ってしまうことがあると言われます。
そうすると、ちょっと室温が上がると、エクリン腺が活発にはたらき、脇にも汗をかいて、目立ってしまうことがあります。
これはデスクワークで1日中室内にいて座ったままの女性にも多い、脇汗のタイプです。
女性の場合、汗ジミが恥ずかしいから、グレーやブルーの服を着られないという話がよく聞かれます。
このようなタイプの人は、体を動かすことで全身に汗をかく習慣をつけると、脇汗を抑える働きがあると言われているので試してみてください。
2-4. 肥満
皮下脂肪が厚い肥満体型の人は、脂肪の層が体の熱を発散するのを妨げるため、体温が上昇し、汗をかきやすくなるとされます。
対策はなんといっても肥満解消です。特に汗のべたつきや強い臭いが気になる人は、動物性脂肪を多く取り過ぎていることが原因かもしれません。
食生活を見直すことが、脇汗の量、臭いを抑えることにつながる可能性があります。
ダイエットのための運動で意識的に汗をかくことも、汗の臭いを抑えるのによいでしょう。
2-5. ホルモンバランスの乱れ
女性特有の脇汗には、女性ホルモンの乱れが原因のものもあります。
更年期に入ると女性ホルモン量が低下します。
そうすると自律神経の失調によりエクリン腺が刺激され、暑さに関係なく大量に脇汗をかくことがあるのです。
いわゆる「ホットフラッシュ」(ほてり、のぼせ)という状態です。
このタイプの脇汗を対策するには、ホルモンバランスを整えなくてはなりません。気になる場合、婦人科の受診を検討しましょう。
また、更年期に入る前の若い女性でも、睡眠不足や食生活によるホルモンバランスの乱れが原因で、同じような状態が起きることもあると言われます。
2-6. ワキガ(脇臭)
最後に、生まれつきアポクリン腺が多いことによる脇汗の悩み、「ワキガ(脇臭)」が原因として挙げられます。
軽度の場合はそれ用のケア商品を習慣的に使用することで、臭いを抑えることができます。
ワキガのような気がして心配だという方は、病院で受診することを検討してみてください。
3.肌らぶ編集部おすすめ脇汗対策商品
脇汗の量や臭いを対策するための商品もありますので、汗が気になる人は試してみてはいかがでしょう。
脇汗には精神的な影響が大きく関わってるので、
「ちゃんとケアしているから大丈夫」と思うだけでも、汗のかき方が変わる人もいるでしょう。
今回は、通信販売で購入可能かつ、肌に直接塗布できて密着しやすいデオドラントアイテムの中から肌らぶ編集部おすすめとして選んでいます。
■リサラ(医薬部外品)
■クリアネオ(医薬部外品)
脇や足など、汗と臭いが気になる全身に使用できるデオドラントクリームです。
制汗成分としてパラフェノールスルホン酸亜鉛、保湿成分としてヒアルロン酸を配合、なめらかなクリームが肌にフィットし、汗を抑えて臭いを防ぎます。
プライバシーを尊重した無記名包装や、認定スキンケアアドバイザーに無料相談できる窓口があるなど、細やかな気配りを感じるサービスがあるのも嬉しいところ。
同シリーズのボディソープを併せて使用して、さらに重点的にデオドラントケアすることもおすすめです。
定期便の初回購入特典として、衣類用の消臭スプレーのプレゼントがあります。
4.まとめ
脇汗の原因は、性別、体質、年令によって様々です。
主に考えられる原因は以下だとされています。
・ストレスや緊張、不安
・食生活
・運動不足
・冷え
・肥満
・ホルモンバランスの乱れ
・ワキガ(アポクリン腺が大きくて多い)
自分の脇汗がどのタイプかを知り、対策を探してみましょう。
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肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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肌らぶライター
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 miho 元美容師でヘアケアグッズや韓国コスメなどが大好きな美容オタクです。美容師免許を活かしてヘッドスパ二ストなどをしていました。 ヘアケアの正しい知識やお肌も髪も全身美しく綺麗になれるような役立つ情報を発信していけるよう頑張ります♪ karintou 肌らぶ読者の皆さま、はじめまして。かりんとうと申します。お花や植物、ナチュラルなコスメが大好きな美容ブロガーです。栄養や食事を通して、わくわくするような美容情報をわかりやすくお届けします。 もんにゃんい 여러분 안녕하세요~ 韓国系色白マッチョ目指して邁進中の理系大学院生です! 韓国アイドルをきっかけに自分磨きに目覚めました。 美容に興味のあるみんなの味方です✌🏻理想に近づけるようにがんばりましょう!잘 부탁해요〜〜〜 朱墨 しがないコスメオタクの初心者ライターです。「自分らしく、自由に楽しく」がモットーです。よろしくお願いします。
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