結婚が決まって幸せいっぱい、だけど「これからどれくらいお金がかかるのかな」「貯金で足りる?」と不安を感じている方、いらっしゃいませんか?
せっかくのひとときをモヤモヤ気分で過ごさないために、今回は結婚にかかる費用について徹底解説!
「婚約」「結婚式」「新婚旅行」「新生活の準備」4つのカテゴリーにわけ、結婚にかかる一般的な費用に加えて、費用の分担、節約方法など後悔しないためのポイントについてもお話していきます。
結婚とは、長い新生活のスタート地点。2人の金銭感覚や価値観について話し合ういい機会なので、楽しく準備を進めてくださいね。
結婚にかかる費用について、まずは知っておきたいこと
それぞれの内訳を見る前に、まずは結婚にかかる費用についての考え方を4つご紹介します。
①結婚にかかる費用=予算次第!
結婚にかかる費用について、「平均」という概念はあまり役に立ちません。
結納の有無、結婚式のスタイル、ハネムーンの場所など、理想の結婚スタイルによって結婚にかかる費用は大きく変わります。また、同じ結婚式会場、旅行先であっても時期と内容によって費用が異なることも珍しくありません。
“どういう結婚がしたいか”、また、”どういう結婚を家族から期待されているか”を考えて2人で話し合い、かけられる予算の上限を先に決めてしまいましょう。
この記事では結婚に関する一連の流れと費用をご紹介しています。全体像を知ることで、予算内におさめるための“お金をかけたいポイント”と“節約したいポイント”がみえてくるはずです。
②結婚にかかる費用はどう分担する?
意外と喧嘩の原因になるのが、結婚にかかる費用の分担です。お金の話はしにくいものですが、両家から援助はあるのか、どちらが何をどれだけ負担するのかを事前に確認することが大切です。
各章では、一般的な結婚にかかる費用の分担についてもご紹介しています。そちらもぜひ参考にしてください。
③両家が揉めないポイントは?
住んでいる地域柄、価値観の違う両家がいきなり親戚になるのだから気持ちのすれ違いが起きるのは当たり前ともいえます。両家が揉めないために気をつけたいのは、「結婚に関わる一連のイベントは、両家のためのものでもある」と心得ておくことです。
顔合わせや結婚式、新居の場所についてはできるだけ両家の意向を聞き、了承を得るようにしましょう。
もちろん両家の意向を必ず優先しなければいけない、ということではありません。最終的には2人の意向を通すにしても、事前に相談することで、かなりの揉め事は避けられるはずです。
④結婚のために貯金はするべき?
もちろん、可能であれば結婚のために貯金はするべきです。
貯金の金額については理想の結婚スタイルによって異なります。首都圏でゲスト50名以上を招く結婚式をしたいのであれば300万円以上(ご祝儀を含まない負担額)、家具・家電を新調して首都圏に新居を構える予定なら80万円以上の費用(賃貸の場合)はみておきたいところ。
これにプラスして結納・婚約指輪などの婚約にかかわる費用、ハネムーンの費用を考えると結婚のために必要な貯蓄額をイメージしやすくなります。
結婚にかかる費用【婚約編】
まずご紹介するのは、プロポーズ~入籍までのいわゆる「婚約期間」にかかる費用についてです!
婚約にかかる主な費用
婚約にかかる主な費用の内訳をみていきましょう。
・顔合わせ食事会費
・婚約指輪代
・結婚指輪代
結納金・結納品
結納金・結納品とは、男性側の家が女性側の家に贈るものです。金額や品物には地域差があるといわれ、受け取った女性側は一部を返礼するのが一般的です。
返礼金の額にも地域差があり、たとえば関東地方の多くでは「半返し」が基本だといわれています。
最近では結納を略式することも多く、顔合わせ食事会のみを行うこともあります。
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結納はするべき?【これでOK】マナー・費用分担・準備・当日の挨拶
顔合わせ食事会
両家の顔合わせ食事会は、どちらかの家、もしくはレストランや料亭などで行われることが多いようです。
フォーマルな場所からカジュアルな場所までさまざまですが、結納とあわせて行う場合には、ある程度格式のある場所で行われるのが一般的です。
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顔合わせ食事会を成功させるために!準備のコツとマナー・服装
婚約指輪・結婚指輪
結納でお披露目する婚約指輪、結婚式で交換する結婚指輪は素材・ブランドによって価格帯もさまざま。
以前は”給料3ヶ月分”といわれた婚約指輪ですが、最近では、2人で価格帯などを相談して婚約指輪を選ぶ方や、そもそも婚約指輪を買わないという方も多いです。
その他にかかる費用
このほかにも、挨拶・顔合わせの際のお土産代、遠方に家族が住んでいる場合は往復の交通費などが必要です。
後悔しないためのポイント
結納品に関しては男性側の家から女性側の家に贈られるものですが、食事会についての費用負担としては「①2人の折半」「②両家で折半」「③2人のどちらか(の家)が全額負担」の3パターンが考えられます。
食事会を「両家の結びつきの場」と考え、リードをとりたいという家族の意向があればお支払いをお願いし、特になければ2人で食事会のホストを務めましょう。
結納に対する考え方には地域、家族差があります。場所やお土産、費用負担などについては両家の意向を大切にすることをおすすめします。
婚約指輪は男性から女性に贈るのが一般的ですが、結婚指輪の費用負担については「①どちらかの全額負担」と「②お互いへのプレゼント」の2つが主です。
指輪の価格は、プラチナ、ゴールド、シルバーなどの素材と石の有無、ブランドによってさまざまです。よく下見して、お気に入りを選びましょう!
結婚にかかる費用【結婚式編】
ここでは、結婚にかかる費用の中で1番のボリュームゾーンともいえる、結婚式にかかる費用についてご紹介します。
結婚式にかかる主な費用
これからご紹介するのは、国内の結婚式会場を利用する際の主な内訳です。
・会場使用料
・挙式費
・音響・照明費
・料理代
(ウェディングケーキ、コース料理など)
・ドリンク代
・司会者料
・サービス料
・引出物、引菓子代
・装花代
(会場装花、ブーケ、ブートニアなど)
・衣装代/美容費
・印刷費
・写真撮影費
・VTR撮影、制作費
・慶事用切手代
・ブライダルインナー代
・お礼代
・会場装飾品代
上記の項目から、費用増減のポイントとなる2点についてご紹介します。
装花代、衣装代、美容費
衣装のレンタル代に加え、お色直しの回数に比例して美容費とブーケ代が増えていきます。(メイク直しをしない、ブーケチェンジをしない場合は美容費・ブーケ代は加算されないことがほとんどです。)
さらに、衣装はドレス代だけでなく、アクセサリーや靴、グローブ代などの小物代がかかります。ドレスをレンタルするときには小物代がプランに含まれているか確認しましょう!
印刷費
印刷料とは、主にペーパーアイテムを印刷するときにかかる費用のこと。招待状と封筒の宛名書き、当日に使用するメニュー表、席次表、お名前札などに印刷料が発生します。
ペーパーアイテムは、自宅にプリンターがあれば自作が比較的簡単にできるので節約を考えている方はDIYにチャレンジしましょう!
次項からは、【見積もり外にかかる費用】について詳しくご説明します。
慶事用切手代
慶事用切手は、招待状を送る際に必要なもの。封筒に貼るものと、返信用はがきに貼るもの2種類が人数分必要です。
ブライダルインナー代
ブライダルインナーは、新婦がウェディングドレスの下に着用するインナー(下着)のこと。レンタルドレスショップでも取り扱いがありますが、肌着なので買い取ることがほとんどです。
お礼代
遠方から駆けつけてくれたゲストの交通費・宿泊費、主賓の方と受付を頼んだ友人へのお礼、仲人さんがいる場合はご祝儀の倍返しなど、お礼に関する費用が発生します。
会場装飾品代
「会場装飾品」とは、ウェルカムボードなど会場を飾る持ち込みアイテムのこと。2人の写真や思い出のものを飾ったり、ロビーや受付周りを彩るためのものです。
後悔しないためのポイント
結婚にかかる費用の中でも、大きな比重を占めるのが結婚式にかかる費用です。都市圏の結婚式会場でゲスト50名以上のパーティーを開くなら、300万円以上の費用は覚悟しておいた方がよさそうです。
・費用の分担
結婚式にかかる費用の分担については、下記3パターンが考えられます。
②両家(新郎新婦)で折半
③かかった費用の割合に応じて分担
「①片方の家(真相新婦のどちらか)による全額負担」、「②両家(新郎新婦)で折半」は言葉の通り、費用の全部をどちらかが負担、あるいは両家(新郎新婦)が半分ずつ負担する方法です。
「③かかった費用の割合に応じて分担」する方法とは、たとえば、ゲストの割合、衣装にかかった費用など、それぞれに帰属する費用をわけて負担する方法です。
両家からの援助があるのか、誰がどのように結婚式の費用を分担するのかは、後々トラブルになりやすいポイントです。両家の意向を聞き、2人で話し合いましょう。
・ご祝儀があるから大丈夫?
結婚式にゲストを招く場合、必要な費用の一部はご祝儀によってまかなうことができます。
ただし、気をつけるべきは支払いの時期。結婚式会場の多くは、会場予約の段階で予約金(内金)として数十万円、結婚式の一週間前から前日に費用の8割~全額を支払う「前払い制度」がとられているため、手元に現金がないと立て替えられずに困ってしまうことがあります。
気になる場合は、結婚式当日以降の精算が可能な結婚式会場もあるので、会場見学のときに支払い時期を確認してみましょう。
・国内?海外?どこがいい?
“国内の結婚式”と”海外の結婚式”、どちらの方が費用がかかるかは、一概には言いきれません。
海外での結婚式については、結婚式をしたい地域や時期、利用したい結婚式会場によって金額が異なります。また、家族や友人を招くのであれば、交通費・宿泊費の負担についても考える必要があります。
一方で、ハネムーンと兼ねることで、満足度を高めつつ結婚にかかるトータルの費用を抑えるられるかもしれません。
国内の結婚式についても、さまざまなスタイルと価格帯から選ぶことができるため、必要な費用はそれぞれです。一般的には家族や親しい友人を招いた、シンプルな演出の結婚式のほうが費用を抑えられる傾向にあります。
ただし、国内のホテル・ゲストハウスでの一般的な結婚式でも、ゲストを多く招いたことで結果的に「自己負担金がほとんどなかった」という方もいます。
・結婚式を節約するには?
費用を節約したい場合には、”持ち込み品を増やす”という方法があります。ペーパーアイテムをDIYしたり、家族の思い出のウェディングドレスやブーケ、インターネットショップなどで割安で購入した小物を持ち込むことによって費用を抑えることができます。
ただし、結婚式会場によっては持ち込み品には「持ち込み料」が発生してしまうこともあります。持ち込み料の有無については、会場見学時に確認しましょう。
また、結婚式会場では「仏滅」「大安」などの六曜によって基本価格が変動したり、「直前割引」などお得に結婚式を挙げられるキャンペーンが実施されていることもあります。
結婚にかかる費用【新婚旅行編】
一生に一度の特別な旅行、せっかくなら憧れのあの土地へ…!夢の膨らむ新婚旅行、蓋をあけると「え?こんなにたくさん使ってた?!」とびっくりすることもありそうです。
ここでは、新婚旅行にかかる主な費用をご紹介します。
新婚旅行にかかる主な費用
新婚旅行にかかる主な費用をみてみましょう。
・ホテル代
・飲食代
・観光費
・お土産代
新婚旅行にかかる費用のうち、気をつけたいのは知らず知らずに増えていく飲食代と観光費。リゾートのマリンアクティビティ、ヨーロッパの美術館めぐりなど旅には好奇心を満たす楽しみがたっぷり。飲食代は、特にお酒が好きな方は注意が必要です。
予算オーバーが気になる場合には、明瞭会計なパックツアーも1つの方法です。
後悔しないためのポイント
2人だけの時間をのんびり満喫、知らない土地で助け合い、たくさんおしゃべりをして絆を深めるハネムーン。費用面で後悔をしないためには、2人の理想である「行きたい場所」と、現実的な「行ける場所」のすり合わせをすること。お休みの日数と予算、ハネムーンのイメージから場所を決めるようにしましょう。
ハネムーンで意外と揉めるのが、お金のことなのだとか。それぞれの費用負担についても事前に話しておくと、旅行中の不要な衝突を避けられるかもしれません。
結婚にかかる費用【新生活の準備編】
婚約、結婚、ハネムーンを終えたら、ついに新生活のスタートです!ここでは、新生活の準備にかかる費用についてご紹介します。
新生活の準備にかかる主な費用
新生活をスタートするにあたって、準備にかかる主な費用をまとめました。
・引越し費
・家具・家電代
・各種保険費
・結婚報告はがき発送費
住宅費
新居が賃貸の場合は、最初に敷金と礼金が必要になることが多いです。また、新居を購入する場合は物件の頭金、住宅ローンの借入費用や不動産登記に費用がかかります。
各種保険
すでに保険にはいっている場合も少なくないと思いますが、配偶者を得たということで一度保険を見直すことをおすすめします。既存の保険受取人を配偶者に変えるだけではお金がかからないことがほとんどです。
結婚報告はがき
結婚式をする場合は結婚式後、しない場合は新居への引越し後に「結婚報告はがき」をだしましょう。このはがきには、今後の末永いお付き合いをお願いする意味と、新居をしらせる意味合いが込められています。
後悔しないためのポイント
新しく2人の生活をスタートするにあたって「あれもこれも‥」と用意したい気持ちになりますが、まずはぐっと我慢。これは必要、と思った家電もじつは活躍の機会がなかったり、収納場所がなかったり…。本当に最低限のものだけ揃えて、あとは必要に応じて購入する方が後悔のない買い物ができるかもしれません。
長く使う家具は、じっくり選んでお気に入りを探しましょう。費用を節約したいときには、ヴィンテージなどにも目を向けると素敵な出会いがありそうです。
結婚にかかる費用まとめ
結婚にかかる費用と分担、後悔しないポイントについて徹底的にご紹介しました。
人生に一度のハッピーな結婚だからこそ、お金のトラブルは避けたいですね。トラブルを避けるポイントは、①みんなで話し合うこと、②優先順位をつけて予算内に収める努力をすること。当たり前のようですが、意外といい加減になってしまうので意識するようにしてみてください。
それでは、2人の新生活を笑顔でスタートしてくださいね!
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