「韓国の結婚式ってどんな感じなのかな?」
「韓国の結婚式の参列者はどんな服装なの?」
「韓国の結婚式のご祝儀の相場は?」
などなど、韓国の結婚式のあれこれが気になっている方、いませんか?
韓国ドラマのワンシーンや、テレビで紹介された韓国俳優の結婚式の様子などで、韓国式の結婚式をチラッと目にしたことがある方は、「あれ、日本となんか違う?」と感じた方もいるのではないでしょうか。
韓国は東京から飛行機で2時間ちょっとと、国内旅行と変わらない気軽さで行くことができる、とても近いお隣の国ですね。
しかし、どんなに近くてもやはり異国。結婚式一つとっても、日本の結婚式とはまるで異なる習慣や習わしがあるようです。
そこで今回は、韓国好きの筆者が韓国人の友人に聞いた、韓国の結婚式と日本の結婚式の違いと共に、韓国の結婚式でよく目にするあの光景の謎についてご紹介いたします!
1.韓国の結婚式と日本結婚式との違いは7つ!
飛行機で2時間少々、国内旅行と等しい気軽さで足を運ぶことができるお隣の国、韓国。
2000年の初頭頃から始まった、ドラマや映画、音楽といった『韓流』と呼ばれる韓国文化の大流行は、みなさんの記憶にもまだ、新しいのではないでしょうか?
韓国料理店やコスメショップが立ち並ぶ新大久保には連日、多くの韓流ファンが集い、韓国ソウルへの格安ツアーは軒並み売り切れ!そんな一大旋風を巻き起こした韓流ブームも、今ではすっかり日本国内におけるひとつのカルチャーとして定着した感があるのではないでしょうか。
個人レベルでの日韓交流も盛んな昨今では、韓国人の友人の結婚式に呼ばれたり友人が韓国人と結婚したり、はたまた自分自身が韓国人と結婚する、なんてことも珍しくなくなりつつあるようです。
「私今度、韓国人の彼と結婚するの。お祝いに来て♡」
親しい友人からそう告げられた時にうろたえてしまわないためにも、いつその時が来ても良いように、今のうちに韓国の結婚式と日本の結婚式との違いを理解しておきましょう!
日本人が韓国の結婚式を初体験した際、誰もが「あっ!全然違う!」と感じるのは、大きく分けて以下の7点のようです。
【韓国と日本の結婚式の違い】
①結婚式の招待状
②結婚式の参列者の服装
③結婚式のご祝儀の相場
④結婚式の所要時間
⑤結婚式のブーケトス
⑥結婚式の食事
⑦結婚式の記念撮影
どれも違いを知っていないと結婚式当日に慌てふためいてしまう違いばかりではないでしょうか?
では、上記7点について韓国の結婚式と日本の結婚式ではどこがどう違うのかを、結婚式の進行の順番に合わせて一つずつ、詳しく見ていきましょう。
また、今回ご紹介する韓国の結婚式の様子は筆者の経験、そして韓国人の友人にから聞いた話に基づいたものです。
韓国の結婚式は地域や年代、宗教の違いなどにより異なることもありますので、今回ご紹介する形が全てではないことをご理解ください。
2.韓国の結婚式には、招待状が必要ない!
韓国では、結婚式の招待状を受け取っていない人でも式への参列が認められていることが多くあります。
韓国の結婚式においても日本と同じように、手紙やはがきで結婚式の招待状を送る習慣はありますが、出席の確認が行われることはあまりありません。
これは「結婚式というめでたい門出をできるだけ多くの人に祝福して欲しい」という、韓国人の結婚式に対する考え方に基づいた習慣のようです。
一般的に韓国では、結婚式にはより沢山の人が集まった方が良いとされています。
そのため韓国では、結婚式に招待された人が自分の恋人や新郎新婦とは面識のない友人に対し、「今度友達が結婚式をするから、一緒に行こう!」と誘う姿も珍しくはないようです。
その結果、韓国の結婚式では参列者が数百人にも及ぶこともあるようです。
3.韓国の結婚式は参列者の服装がとってもラフ!
韓国の結婚式の参列者は日本の結婚式の参列者に比べ、ラフな服装をしていることが多いようです。
韓国の結婚式の参列者の大半は普段着、または普段着に少しだけきちんと感を持たせた服装をしていることが多く、日本の結婚式のようにネクタイを締めてジャケットを羽織ったり、ドレスにファーを巻いたりという華やかな服装の参列者はあまり見かけません。
「特別に着飾っていなくても普段着でOK」という韓国の結婚式の習慣は「仕事が忙しく休めないけど、少しだけでも顔を出したい」という人や「結婚式当日に突然誘われた!」という人でも気兼ねなく参列しやすく、「より多くの人に祝福してもらう」ことが大切だと考える韓国らしい習慣といえるのではないでしょうか。
また、韓国の伝統衣装である韓服(チマチョゴリ)は、新郎新婦の親族のみが着るものです。
参列者が着ていってしまうと無作法になってしまうため、気を付けましょう。
4.韓国の結婚式は、ご祝儀を振り込みで渡すこともある!
韓国のご祝儀の相場は、現地通貨にして約30,000~50,000W(ウォン)、日本円にすると3,000~5,000円程度だといわれています。
特に親しい友人の場合は、50,000~110,000W(ウォン)日本円にして5,000~11,000円程度を渡すこともあるようです。
日本の結婚式のご祝儀の相場よりもやや低いものの、2で割り切れる金額は避けた方が望ましい、という暗黙の了解は日韓ともに同じようです。
韓国の結婚式では日本のように、豪華なご祝儀袋を用意する習慣はないようです。
「ご祝儀」と書かれた白い縦長封筒が受付に用意されているため、参列者はその場でご祝儀を袋に入れて渡すことが大半です。
また、韓国の結婚式では、銀行口座への振り込みと言う形でご祝儀を渡すことがあります。
これは結婚式当日、参列できない人が祝福の気持ちを込めて銀行口座へご祝儀を振り込む、というケースの他、新郎新婦へ直接ご祝儀を渡したいという考えによるケースがあるようです。
「結婚は家と家とで行うもの」という考えがまだ残っている韓国の結婚式では、受付で渡されたご祝儀は新郎新婦をここまで育て上げたご両親に対するお祝いとして処理されることが一般的なようです。
そのため韓国の結婚式では、受付で渡されたご祝儀から結婚式にかかった費用が差し引かれ、残った分は両家のご両親が持ち帰ることが多いようです。
最近では「ご両親ではなく当人へご祝儀を渡したい」という考えの元、新郎新婦と仲の良い友人や若い世代の参列者などを中心に、結婚式に参列はするものの受付ではご祝儀を払わず、新郎新婦の銀行口座に直接振り込む、というお祝いの気持ちの示し方も浸透しつつあるようです。
5.韓国の結婚式は所要時間が短い!
韓国の結婚式は、日本の結婚式に比べとても短時間で終了することが多いようです。
これは宗教や式の構成などにより異なることもありますが、大体30分~1時間半程度で終了してしまうことが一般的なようです。
というのも韓国の新郎新婦は結婚式の後、その足でハネムーンに旅立つことが多く、そのため韓国の結婚式では2次会を行う習慣がありません。
日本の結婚式のように大きな紙袋に入った引き出物が渡されることも少ないため、仕事の合間に結婚式に参列し、終わったら仕事に戻るなど、結婚式に気軽に参列することができる反面、遅刻してしまうと会場に付いた時には結婚式が終わっていた、なんてこともありえるので気を付けましょう。
6.韓国の結婚式ではブーケを取り合わない!
未婚の参列者にとっては結婚式の楽しみの一つでもあるブーケトスですが、韓国ではブーケを受け取る人をあらかじめ決めておくことが一般的なようです。
というのも、韓国ではブーケトスのブーケを受け取った人は「ブーケを受け取ってから半年以内に結婚しないとその後6年間結婚することができない」という迷信があるからです。
「結婚」という言葉を近い将来実現できそうなほど身近に感じている女性ならば良いものの、現在進行形で暗中模索してはいるものの、「結婚」という言葉とは当分の間、関係することがなさそうだ、という女性にとっては、祝いのブーケが呪いのブーケとなってしまうこともあり得る韓国のブーケトス。
そんなことにならないように、韓国の結婚式では近々結婚しそうな友人に対し「ブーケをもらって欲しい」と事前に話を通しておくことが一般的なようです。
7.韓国の結婚式の食事は食券制!
韓国の結婚式では、食事はビュッフェ形式が大半です。
日本の結婚式に比べ式の所要時間が短い韓国の結婚式では、日本の結婚式のように食事をしながら余興を楽しむという習慣はないようです。
韓国の結婚式は日本と同じように結婚式場やホテル、宗教によっては教会などで行われますが、大体の場合、挙式会場に隣接してビュッフェ用の大きな会場が用意されており、参列客は挙式後、受付の際に配られる食事券を持ち、各々でビュッフェ会場へ移動します。
食事の座席は基本的に自由席となっており、ビュッフェが始まると参列者は思い思いに食事や会話を楽しみます。
食事の場に新郎新婦が同席することはあまりなく、食事を堪能した参列者は、その後は自由解散となることが一般的なようです。
ビュッフェの内容は式によりさまざまですが、トッポギやチゲといった韓国料理から、ローストビーフや寿司など幅広いジャンルの料理が数多く並ぶようです。
中でも、韓国の結婚式では定番となっている料理がそばです。
これはそばが長い形状をしていることから、二人の幸せな結婚生活が末永く続きますように、という願いが込められているといわれています。
8.韓国の結婚式では全員で記念写真を撮る!
韓国の結婚式では、結婚式の最後に新郎新婦と参列者が集合し、記念撮影を行うことが一般的なようです。
挙式の最後に新郎新婦を中心にして、新郎の側に新郎の招待客が、新婦の側に新婦の招待客が並び、プロのカメラマンによる記念撮影が行われます。
韓国の結婚式は日本の結婚式に比べ参列者が多いため、一度に全員が写真に写ることが難しい場合もあります。
その場合、記念撮影が数回に分けて行われることも珍しくないようです。
また、日本の結婚式では参列者がカメラを持参し、個人個人で新郎新婦と共に写真を撮る姿がよく見られますが、韓国の結婚式ではそうした姿はあまり見られません。
韓国の結婚式は時間が短いため、個人個人で新郎新婦と記念撮影を楽しむ時間を取ることが難しいのです。
個人的に写真を撮りたい場合は挙式の始まる前、受付を済ませた段階で新郎、または新婦の控室を尋ねることが一般的なようです。
9.韓国の結婚式では常識!?日本人にとっての驚きポイント
この章では、韓国の結婚式に初めて参列した際、日本人が驚きがちな韓国の結婚式の2つの驚きポイントをご紹介します。
韓国ドラマや映画、韓国の観光ガイドなどで見かけて、気になっている方も少なくはないはず。
この章を読んで「あれはこういうことだったのか!」と、すっきりしてください。
9-1.韓国の結婚式!日本人の驚きポイント◆新郎の土下座
韓国ドラマや映画において、韓国の結婚式のワンシーンとして新郎が土下座をする姿を目にしたことはありませんか?
日本人にとっては土下座にしか見えない光景かもしれませんが、これは「큰절(クンジョル」といって、韓国式の挨拶の方法なのです。
「큰절(クンジョル)」とは、韓国語で「大きい」という意味である「크다(クダ)」と、韓国語で「お辞儀」という意味である「절(チョル)」を組み合わせた言葉です。
やり方を簡単にご説明すると、直立した状態から床に膝まづき、額が床に着くくらい低く頭を下げるというもの。
「큰절(クンジョル)」は結婚式のためのものではなく、韓国に伝わる伝統的な挨拶の方法です。
韓国の時代劇などでも出てくるので、目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
韓国の結婚式では新郎新婦が揃って両家の親に対して行う(新婦はドレスの場合、しなくてもOK)、大切なしきたりの一つなのです。
9-2.韓国の結婚式!日本人の驚きポイント◆結婚式の前撮り写真の豪華さ
韓国の結婚式では、受付脇に新郎新婦のウェディングフォトが飾られていることがあります。
ただの記念写真というよりは、映画やドラマのワンシーンのようにドラマティックなシチュエーションで撮られた写真であることが多く、見慣れない日本人は目が釘付けになることもあるようです。
韓国では、結婚式の数日前に結婚記念の写真撮影を行うことが一般的です。
日本でも前撮りをするカップルは多いと思いますが、韓国のカップルが行う写真撮影は日本でいう前撮りとはやや異なります。
韓国のカップルは結婚が決まると、何着もの衣装への着替えやヘアスタイル、メイクのチェンジを行い、モデル顔負けの本格的な写真撮影を行うことがあります。
さまざまなシチュエーションが再現された撮影用スタジオで行うことが一般的ですが、最近ではよりドラマティックな写真を求め、海や森などでロケ撮影を行うカップルも珍しくはないようです。
そうして撮り溜めた写真の中からお気に入りの数枚を選び、まるで女優やアイドルの写真集のようにとても豪華な装丁で仕上げられた『結婚記念アルバム』を作成するのです。
中でもとびきりお気に入りの写真は、大きく引き伸ばして結婚式場に飾った後、二人の新居に飾られることが一般的なようです。
10.まとめ
韓国の結婚式と日本の結婚式との7つ違い、そして日本人にとっての韓国の結婚式の驚きポイント2つをご紹介しましたが、いかがでしたか?
みなさんは、結婚式の招待状を受け取った時、おめでたいと思う反面、ほんの少しだけ「面倒くさいな…」と感じてしまったことはありませんか?
ご祝儀に包むお金のことや、着ていく服のこと。
さらに式場が地方だった場合は仕事のことや交通費のことなどなど。
式を挙げる側も祝福する側もとかくお金がかかり、さまざまな面で気を使いがちな日本の結婚式は、『お祝いをする』という純粋な気持ちを、置き去りにしてしまうこともあるのではないでしょうか。
その点韓国の結婚式は、日本の結婚式に比べ合理的かつシンプルです。
韓国のシンプルな結婚式は、結婚式において大切なことはご祝儀の金額やいかに着飾るかではなく、「幸せになってね」という祝福の気持ちであることを思い出させてくれます。
あなたも韓国の友人の結婚式に招待されたり、まだ友人と呼べるほど親しくなれていない韓国の知人の結婚式に誘われた時は、遠慮したりせず「幸せになってね」という祝福の想いと共に、気楽に参列してみてはいかがでしょうか。
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