髭剃りで肌荒れしてしまったり、カミソリ負けを繰り返したりして、肌の調子に悩んでいませんか?
日本人男性にとって、髭剃りは身だしなみを整える際のほぼ必須の要素ですから、髭剃りのたびに肌荒れしてしまうのは避けたいですよね。
今回は、髭剃りで肌荒れしてしまう方に向けて、肌荒れ対策としてのおすすめの髭剃り方法、原因、対処法などをご紹介します。
なめらかな整った肌は清潔な印象や品のよい印象につながります。
ただのカミソリ負けと軽く見ないで、肌を思いやった髭剃りケアをしっかり行いましょう!
◆肌らぶ セレクション◆
1. 肌荒れ対策としておすすめの髭剃り方法
髭剃りで肌荒れをしないための対策として覚えておきたい、【髭剃りのタイミング】【おすすめの髭剃り方法】【日常から気をつけたいこと】をご紹介します。
髭剃りによる肌荒れ、カミソリ負けを繰り返さないために、ぜひ、参考にしてください。
1-1 髭剃りのタイミング
髭剃りのおすすめのタイミングは、実は、「朝、起きて15~20分ほどたってから」です。
髭剃りを行うのにも、よいとされているタイミングがあるのです。
目覚めた直後は肌が膨張した状態なので、ある程度血行がいつも通りになり、肌のハリの状態がいつも通りに戻ったときに行うのがよいといわれています。
夜、入浴時に髭剃りを行う方もいらっしゃるかもしれませんが、夜は疲れなどにより肌の調子が落ちていることがあります。肌の調子が弱っていると、ちょっとしたことで肌荒れしやすくなってしまいます。
髭剃り後の肌荒れが気になる方は、髭剃りは、朝起きてから15~20分後くらいに行うようにしてみてください。
1-2 おすすめの髭剃り方法
肌がデリケートになりがちで、髭剃り後の肌荒れが気になる方は、【電気シェーバーでウェットシェービング】がおすすめです。
電気シェーバーというと、ドライシェービング(乾いた状態での髭剃り)が一般的ですが、シェーバーにも種類があって、お風呂で使えるタイプなどウェットシェービング対応のものがあるのです。
繰り返す肌荒れでお悩みの方は、ぜひ、【電気シェーバーでウェットシェービング】の方法を試してみることをおすすめします。
おすすめの理由と、基本的な手順、おすすめのシェービングアイテムをご紹介します。
■ 【電気シェーバーでウェットシェービング】がおすすめの理由
おすすめの理由は3つあります。
理由1.
電気シェーバーは、カミソリのように刃が直接肌に当たらないので、カミソリよりも肌への負担は少ないと一般的にいわれています。
理由2.
ウェットな状態にすることで、乾いた状態の時よりも髭がやわらぎます。
髭がやわらぐことによって、剃る際に必要とするパワーが軽くなり、引っかかった髭に肌が引っ張られるなどの負担を減らすことにつながります。
理由3.
フォームやジェル、泡などを用いたウェットな状態にすることで、肌への摩擦軽減につながります。
■ 髭剃りの手順
(カミソリによるウェットシェービングの場合も、この手順はほぼ同じです。)
①髭の生えている方向をしっかり確認する。
実際に剃るときに、毛流れを意識することが、上手に剃るコツになります。
②洗顔して、汚れや不要な皮脂などを落とす。
肌をこすらないように、泡を滑らせるように洗いましょう
③顔をぬるま湯で濡らすか、蒸しタオルで温める。
水分を与えることで、髭をやわらげるのがポイントです。
④シェービングフォーム/ジェルを肌につける。
メーカーによっては手持ちの洗顔料やせっけんを泡立てて使える機能があるものもあります。説明書をしっかり確認しましょう。
⑤電気シェーバーを肌に軽くあてて、ゆっくり滑らせるように剃る。
電気シェーバーの場合、肌に対して垂直に当て、毛流れに逆らうように剃る「逆剃り」が基本です。
各メーカーの指示に従いつつ、①で確認した毛流れを意識して剃りましょう。
※カミソリで髭剃りをする方
カミソリで髭剃りをする方は、毛の流れにそって剃ることが基本です。カミソリでの逆剃りは肌の負担になるので、極力避けましょう。
剃る順番は、もみあげや頬のあたりから始めるのがおすすめです。
顎や口まわりなど、髭が密集していたり太かったりする部分は、髭が十分に水分を含んでやわらぐ時間をとるために、最後にお手入れするのがおすすめです。
⑤水できれいにすすぐ。
髭剃り後は、肌をひきしめるために、水ですすぐのがおすすめです。
⑥化粧水や乳液などで保湿する。
最後に、化粧水や乳液などで保湿して、肌を整えましょう。
せっけんや洗顔料を泡立ててシェービングを行った方は、肌の潤いを保つために必要な皮脂まで洗い流してしまっていることがあるので、特に、意識的に保湿することをおすすめします。
髭剃りは、どんな方法で行っても、肌への負担はゼロではありません。
最後にしっかりと肌を整えて、すこやかに保つことが、頰ずりしたくなるようななめらかな肌への第一歩と覚えておきましょう。
【ウェットシェービングに使える電気シェーバー2選】
■フィリップス【Shaver series 7000ウェット&ドライ電気シェーバー S7521/12】
円形のヘッドが3つ付いた独特の形状で、力を入れなくても肌に密着しやすいのが特長です。
円形ヘッドのまわりのスキンコンフォートリング部分が肌との摩擦軽減をサポートしてくれます。
肌との摩擦軽減をサポートするスムースローラーを搭載。
洗顔料を泡立ててシェービング用の泡にできる機能や、本体の軽さ、グリップの持ちやすさ、ヘッド部分が30℃もスイングして肌に密着させやすいところが魅力です。
髭の濃さを感知してパワーコントロールする髭センサー機能もついています。
【ウェットシェービングに使えるシェービングフォーム】
1-3 日常から気をつけたいこと
髭剃りでの肌荒れを繰り返さないためには、日常で気をつけたい2つのポイントがあります。
ふだんからこれらのことに気をつけて、イケメンには欠かせないなめらか肌を目指しましょう。
①保湿スキンケアを行う
毎日のスキンケアを「保湿」を意識したものに変えましょう。
肌を整え、すこやかに保つスキンケアの基本は「保湿」だからです。
肌が乾燥してキメが乱れていたりすると、髭剃りの際に摩擦が起きやすい状態ともいわれています。
ふだんから、保湿スキンケアを行って肌をなめらかに整え、肌荒れしにくいすこやかな肌を目指すことが大事です。
また、乾燥だけでなく、寝不足や体調不良などの要素も、肌の調子を左右します。
肌の調子をすこやかに保つために、ふだんから規則正しい健康的な生活を意識することも忘れないようにしましょう。
●関連記事⇒【メンズ化粧水のおすすめ】
②髭剃り道具のメンテナンスを行う
カミソリであれ、電気シェーバーであれ、しっかりとメンテナンスを行うことが大事です。
ポイントは2つあります。
・清潔にする
・切れ味のよい状態を保つ
お風呂場に置きっぱなしなどは、雑菌が繁殖しやすい状態なので、使用後はきれいに洗って乾いたところに保管するなど気をつけましょう。
毎日、使うたびに刃は摩耗しています。使用方法に記載の適切な期間で、刃の交換を行うこともとても大事です。
切れ味の悪い刃は、力を必要としたり、髭を引っ張ってしまったりして、肌や毛穴の負担につながることがあります。
2. 髭剃りで肌荒れする原因
最後に、髭剃りで肌荒れしてしまう原因についてご紹介します。
2-1 カミソリ剃りの場合
カミソリの刃が肌の表面に直接あたっているので、肌表面の角質層などを一緒に削り取ってしまったり、傷つけてしまうことがあり、肌荒れの原因となることがあります。
角質層が傷つくことは、見た目にはわかりにくいかもしれませんが、肌にとって角質層はとても重要なのです。
角質層が傷つくと、肌の水分が逃げてしまいやすくなったり、外部からの刺激に敏感になってしまったりします。
また、肌が乾燥しがちになるので、乾燥を防ごうとして皮脂が過剰に出てしまうこともあります。
さらに、傷ついた肌の表面から雑菌が入ってしまうと、ニキビやその他の赤いぶつぶつなど、大きな肌悩みにもつながります。
このように肌荒れの原因となるカミソリのデメリットを、さらに助長する原因は以下のようなものがあります。
・切れ味の悪い刃
カミソリの切れ味が悪いと、何度も肌の上をこすることにもなるので、より肌の負担が大きくなります。
買い替えたり刃を交換したりして、カミソリの刃は、常に切れ味のよい状態のものを使うように心がけましょう。
・シェービングフォームなどの不使用
シェービングフォームやジェル、しっかりと泡立てた泡などを使わずにいきなりカミソリで剃ると、髭が硬く肌との摩擦も大きいので、負担が大きくなります。
肌を保護するためには、シェービングフォーム等を使用して髭を剃るようにしましょう。
・1枚刃などの簡易な軽いカミソリ
何度も肌をこするのを避けるために、ホテルなどにあるような簡易なカミソリを日常的に用いるのは避けましょう。
1枚刃のカミソリは、2枚刃のカミソリに比べて、皮膚にかかる圧が集中してしまうので、摩擦が大きくなりやすいといわれています。
肌の摩擦軽減のためには、カミソリの刃は、1枚より2枚、2枚より3枚と多いものを選んだほうがよいでしょう。
また、プラスチックなどの軽いカミソリは、手の力によってカミソリを強く押し当てて髭を剃り落そうとしてしまうことがあり、肌への負担につながります。
ある程度重みのあるグリップのカミソリで、押し当てる力でなく重みを利用しながら剃り落すのがよいでしょう。
・不衛生
カミソリが濡れたまま放置されて雑菌がついてしまっていたり、髭剃り後にきちんと顔を洗わなかったり、すすぎ残したり、不衛生なタオルで顔をふいていたりすると、髭剃りで傷ついた肌の表面から雑菌が入ってしまうことがあります。
カミソリは使用後はきちんと洗って乾いた場所で保管するようにしましょう。
また、髭剃り後はシェービングフォームなどを水できれいに洗い流し、清潔なタオルでふき取るなど、衛生面に気をつけましょう。
2-2 電気シェーバーの場合
電気シェーバーの場合は肌に刃が直接触れない設計になっています。
しかし、ドライシェービングで髭が硬いまま剃ったために、スパッと切れなかった髭などがシェーバーの刃に引っかかって、肌を引っ張るような状態になってしまうことがあり、肌荒れの原因になることがあります。
毛が引っ張られると、肌への負担だけでなく、毛穴が傷つくことがあります。
傷ついた毛穴に雑菌などが入り込むと、カミソリの場合と同様にニキビやその他の赤いぶつぶつなどの肌悩みにつながります。
また、電気シェーバーの場合でも、肌への摩擦はゼロではありません。
このような肌荒れの原因となる電気シェーバーのデメリットをさらに助長する原因は以下のようなものがあります。
・刃の交換をしていない
刃の交換していないことで、切れ味が悪くなり、結果的に何度も肌をこする髭剃りになってしまうことがあります。
肌をこする回数が少なくて済むように、刃の切れ味は意識しましょう。
電気シェーバーは、カミソリに比べると刃の交換頻度は高くありませんが、それでも、メーカーごとに定められた替刃の交換時期の目安があります。
1年だったり2年だったり、外刃と内刃で異なる場合が多いので、それぞれをよく確認しましょう。
・プレシェーブローションなどの不使用
髭剃り前にしっかりと前準備をしないと、髭が寝ている状態のままでは、電気シェーバーが髭を捕らえにくいことがあります。
電気シェーバーでドライシェービングを行う場合、プレシェーブローションなどで肌をお手入れすることで、髭を立った状態に近づけることが大事です。
ドライシェービングの場合も、いきなり剃り始めるのではなく、髭剃り前のお手入れをしましょう。
・不衛生
シェーバーを使用毎にきちんと洗っていなかったり、髭剃り後の洗顔、すすぎなどがきちんとできていなかったりすると、髭剃りで傷ついた肌から雑菌が入り込んで肌荒れしてしまうことがあります。
肌に触れるものですから、カミソリ同様、雑菌などが繁殖しないよう、シェーバーもお手入れして清潔に保ちましょう。
すすぎ残しやタオルの衛生面にも気をつけることもとても大事です。
3. 髭剃りで肌荒れしてしまったら…
髭剃りで肌荒れしてしまった際の対処法と、最低限、気をつけたいことをご紹介します。
3-1 髭剃りで肌荒れしてしまった際の対処法
髭剃り後に、カミソリ負け・肌荒れをしてしまったら、まず応急の対処を行うことが大事です。
その後、状態がよくならなければ、皮膚科に行くようにしましょう。
①髭剃り後の肌荒れの応急の対処
カミソリ負けで肌が軽く赤みを帯びたりしていたら、まず、肌を清潔にして、冷やした濡れタオルなどをあて、肌を冷やしましょう。
保冷パックを濡れタオルで包んで当てるのもよいです。
かゆみがある場合もあるかもしれませんが、絶対に掻いてはいけません。
アルコールなどの、弱っている肌に刺激になりそうな成分の含まれる化粧水の使用はできれば控えましょう。
カミソリ負けしてしまったら、まず冷やして、その後、軟膏などで保湿するとよいでしょう。
②髭剃り後の肌荒れがおさまらない時
皮膚科に行って、正しい診断に基づいた治療薬を手に入れましょう。
カミソリ負けでできてしまう赤いぶつぶつと、アクネ菌が原因となってできてしまうニキビとは別のものだからです。
思い込みでニキビの薬を使っても、よくなるどころか状態が悪化してしまうこともあります。
皮膚科に行く時間がない場合は、薬局で薬剤師さんにしっかりと相談して自分に合う薬を手に入れましょう。
3-2 肌が荒れている間、気をつけたいこと
肌が荒れている間は、できれば、新たに髭を剃るのは控えましょう。
肌荒れを軽く見て、何度も肌荒れの状態のまま髭剃りを続けると、状態が悪化するだけでなく、その刺激が原因となって跡が残る(色素沈着してしまう)こともあるといわれているからです。
新たな髭剃りだけでなく、肌をゴシゴシこするような洗顔や顔拭き、紫外線など、肌の負担になるようなものを避けるようにすることをおすすめします。
どうしても、髭剃りを控えられない場合
どうしても、髭剃りを控えられない場合は、以下のような点に気をつけるようにしてください。
少しでも肌の負担を軽くすることが大事です。
・清潔にする
・肌をこすらない
・カミソリ/シェーバーの刃を切れ味のよい新品に交換する
・髭剃り前に、ぬるま湯で濡らすか蒸しタオルであたためて、髭と肌をやわらげてから髭を剃る。
・髭剃り後は、冷タオルで肌を冷やして肌をひきしめる
・刺激になりそうな化粧水やローションは避ける
4. まとめ
今回は、髭剃りで肌荒れしてしまう方に向けて、肌荒れ対策としてのおすすめの髭剃り方法、原因、対処法などをご紹介しました。
毎日のことであり、今後もずっと続くことですから、「たかが髭剃り、されど髭剃り」ですよね。
もしかしたら、メンズエステで髭脱毛…と思い詰めている方もいるかもしれませんが、まずは自宅でのケアを見直してみることが大事です。
ぜひ、肌の負担軽減をサポートできる髭剃り道具や方法でしっかりケアして、なめらかな整った肌を手に入れましょう。
そして、自信の持てる肌で、いきいきとした毎日を送ってくださいね。
◆メンズケア 肌らぶ関連記事◆
◆男の毛穴汚れを徹底対策!おすすめメンズ洗顔料
◆ニキビは洗顔で防ぐ?おすすめ洗顔料15選
◆スキンケアで男を磨け!おすすめアイテム13選
◆メンズ化粧品のおすすめブランドは?
◆男磨きのポイントとは?
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
あわせて読みたい記事
お悩み別ケアの人気記事ランキング
肌らぶ編集部おすすめの記事
PR 2022.02.28 Mon 多角的アプローチでお肌をケア!シミュートで年齢シミを徹底ブロック【PR】 #PR #クリーム #しみ PR 2021.03.25 Thu 乾燥がひどい時に試して!オルビス「アクア」の保湿スキンケア【PR】 #PR #オルビス #乾燥 #保湿 PR 2021.03.10 Wed 年齢にとらわれない いきいきした印象に!オルビス「ユードット」【PR】 #40代 #PR #オルビス #保湿 #化粧水 #洗顔 PR 2021.02.26 Fri 薄毛治療だけじゃない!?自毛植毛でヘアラインを整える【PR】 #hair-自毛植毛- #hairline-へアライン- #kogao-小顔- #PR #小顔 #抜け毛・薄毛
肌らぶライター
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 miho 元美容師でヘアケアグッズや韓国コスメなどが大好きな美容オタクです。美容師免許を活かしてヘッドスパ二ストなどをしていました。 ヘアケアの正しい知識やお肌も髪も全身美しく綺麗になれるような役立つ情報を発信していけるよう頑張ります♪ karintou 肌らぶ読者の皆さま、はじめまして。かりんとうと申します。お花や植物、ナチュラルなコスメが大好きな美容ブロガーです。栄養や食事を通して、わくわくするような美容情報をわかりやすくお届けします。 もんにゃんい 여러분 안녕하세요~ 韓国系色白マッチョ目指して邁進中の理系大学院生です! 韓国アイドルをきっかけに自分磨きに目覚めました。 美容に興味のあるみんなの味方です✌🏻理想に近づけるようにがんばりましょう!잘 부탁해요〜〜〜 朱墨 しがないコスメオタクの初心者ライターです。「自分らしく、自由に楽しく」がモットーです。よろしくお願いします。
カサつきがちな肌にも、ベタつきが気になる肌にも使えます。
保湿成分S-ヒアルロン酸を配合。潤いを保ちながら、肌表面はさらりと整えてくれます。
乾燥が気になるところへは重ねづけするのがポイント。
シトラス(柑橘)系の清涼感のある香りで、気持ちよく使えます。