ボブのヘアスタイルが好きだけれど、毛先がはねることが多くて困る。
ボブにしたことがある方なら、一度は経験したことのある悩みなのではないでしょうか?
左右のサイドの髪がくるんと内側に入っているのがボブのはずなのに、片側だけはねてしまったり毛先がまとまらなかったり。
ショートヘアの中でもボブは人気のある髪型ですが、スタイリングに困っている方も多いようです。
今回はそんなお悩みを解決するために、ボブの毛先がはねる原因や、上手なボブのスタイリング方法、どうしてもはねた毛先が直らないときのヘアアレンジまで、一挙にご紹介します!
幅広い世代から人気の高い、『ボブ』のヘアスタイル。上手にスタイリングして、可愛いボブを楽しみましょう♡
ボブの毛先がはねる原因はなに?
ボブのはねた毛先を直すためには、まずはなぜ毛先がはねるのか、原因をチェックしてみましょう。
その原因の中に、毛先がはねてしまったボブの直し方のヒントが隠れていますよ。
原因①毛流れの問題で右側だけはねる
左側の髪はちゃんと内側に入るのに、右側の髪の毛だけがはねる。
ボブやミディアムのヘアスタイルの方にとっては、あるある話のひとつですよね?
これは、実はつむじや毛流れの問題で起こっているのです。
髪の毛が生える毛流れは、つむじを中心にぐるぐると円を描くように出来上がっています。
そのため左右のサイドの髪の毛は、毛流れの方向が正反対。
片方は顔の方向に向かって、もう片方は後頭部に向かってと、左右非対称に生えています。
その毛流れが影響して、毛先も左右対称にならず、どちらのサイドも右に向かってはねるということが起こってしまうのです。
もちろんつむじの渦の方向によって、右側ではなく左側だけが外にはねるという方もいますが、右側の方がはねやすいという人の方が比較的多いようです。
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原因②毛先が肩に当たってはねる
肩より短い長さでカットしたボブが、髪が伸びるにつれてはねるようになってきた。
このような悩みもよく聞きますが、これは髪の毛がちょうど肩に当たる長さになったことで、外にはねるようになってしまったということが考えられます。
根元の癖が無く、まっすぐふんわりと髪の毛が下りていれば毛先がはねることを防ぐこともできます。
ですが根元に癖があったりつぶれたりしていると、毛先より少し上の部分が先に肩に当たり、毛先ははね返されて外にはねてしまうのです。
原因③毛先が傷んでいるからはねる
毛先が傷んでいるせいで、ボブがはねてしまうということも考えられます。
傷んで乾燥した髪は湿気にやられやすく、はねやうねりの原因となるからです。
綺麗な髪とは、うろこ状になってついている髪のキューティクルが、髪の毛1本1本をしっかりと包み込み、髪の内部に一定量の水分を保っている状態のこと。
しかし髪が傷むと、このキューティクルがめくれたり剥がれたりして、無くなってしまうことがあります。
すると髪の内部の水分が、キューティクルの隙間から逃げ出し、髪が乾燥。そして汗をかいたときや湿気が多いとき、その乾燥した髪に必要以上の水分が、キューティクルの隙間から入り込みます。
すると髪は濡れているのと同じ状態になり、固定されていたボブの髪型が崩れてしまうのです。
●関連記事⇒【枝毛の原因とは?】
はねるボブの毛先はどう直せばいいの?
では続いて、気になるはねたボブの直し方を、ドライヤーを使う場合とストレートアイロンを使う場合の2パターンご紹介していきます!
ドライヤーでスタイリングするとふんわりとしたボブの髪型に、ストレートアイロンでスタイリングするとしゅっとスマートなボブの髪型になります。
やりやすい方を選ぶのも良いですが、自分の好みや自分に似合うシルエットで、使うアイテムを選んでみても良いでしょう。
上手なスタイリング方法を覚えておくことで、綺麗なボブのシルエットになるだけでなく、スタイルのもちも良くなりますよ。
直し方①ドライヤーで直す
まずは、ボブのはねた毛先をドライヤーで直す方法からご紹介します。
①髪を濡らす
ドライヤーで直すときは、最初に髪を水やヘアミストで濡らして、髪を湿らせます。
このときに、はねた毛先だけを濡らす方が多いですが、大切なのは根元を濡らすこと!
原因①でお伝えしたように、ボブの毛先がはねるのは、根元の毛流れが原因。根元を濡らして癖を直さないと、毛先のはねは直りません。
むしろ、毛先は濡らさなくても、根元の毛流れを直せば自然に内側に入ることもあります。
根元を中心にしっとりとするくらいに濡らし、表面から毛先を軽く濡らしましょう。
②根元を乾かす
根元がしっとりとするまで濡らしたら、後ろから前に向かって、ドライヤーで髪の根元を乾かしていきます。
とくにはねやすい方のサイドは、髪が顔に当たるくらいの真横の角度で風を当てていきましょう。
思い出してみてください。美容室でいつも美容師さんが自分の髪を乾かしてくれるとき、このように顔に向かって髪を流しながら乾かしていませんか?
これは、根元の毛流れを矯正して、毛先が内側に左右対称にまとまるようにするため、美容師さんも実際に行っている乾かし方なのです。
また、お風呂上がりで髪が全部濡れている場合も、根元→中間~毛先の順番で乾かしますが、その前に前髪を乾かすようにしましょう。
前髪が変なところで割れてしまったり、思った方向に流れなかったりするのも、ボブがはねるのと同じく根元が原因。
根元や毛先を乾かしている間、前髪を塗れたまま放置すると、変な形で乾いて固定されてしまうことがよくあります。
前髪は、他の部分を乾かしている風で簡単に乾いてしまうので、最初に乾かして綺麗に整えておきましょう。
③毛先を内側に巻く
根元を綺麗に乾かすだけで毛先が内側にまとまることもありますが、最後にロールブラシなどで毛先を内巻きに丸めることで、より綺麗なボブスタイルに整います。
ロールブラシを内側から毛先に巻きつけ、上からドライヤーで弱い風を当てましょう。
ここで強風を使うと、風の勢いで毛先が散らばってしまいます!
右・左・後ろに分けて、内巻きにしていきましょう。
●関連記事⇒【髪の毛がはねる!原因と対策】
直し方②ストレートアイロンで直す
続いて、ストレートアイロンではねたボブを直す方法をご紹介します。
ストレートアイロンで直す場合も、毛先だけではなく根元から直すのが大切。根元にも丁寧に熱を当ててあげましょう。
根元にストレートアイロンを当てるときは、髪の毛を顔の方向に引っ張りながら当ててください。そうすることで、髪の毛が前の方向に流れやすくなります。
またはねるのをドライヤーで直すときは、風が一度に根元全体に当たりますが、ストレートアイロンの場合は挟んだ部分にしか熱が当たりません。
そのため、髪を横ラインにブロッキングし、いくつかの束に分けて熱を当ててあげることが大切です。
もちろん最初に根元だけドライヤーで毛流れを直し、毛先はストレートアイロンでというスタイリング方法もOK!
最初に全体的に根元の癖を直してから、毛先を内側にくるんんと入れて、ボブの内巻きスタイルを仕上げていきましょう。
普段からストレートアイロンを使ってスタイリングしている方は、こちらの方法も便利かもしれませんね!
●関連記事⇒【ストレートアイロンの上手な使い方】
ボブの毛先がはねるのを防ぐ対策は?
綺麗なボブのスタイルを楽しむためには、はねるボブの毛先の直し方を覚えるのも重要ですが、最初から毛先がはねていないことが、スタイリングを楽にする1番の近道ですよね!
そこで続いて、少しでもボブの毛先がはねるのを防ぐための対策を3つご紹介します。
①しっかり乾かして寝る
ボブのヘアスタイリングをするのは朝。寝癖のようにはねたボブの毛先を、時間のない朝に直すのは面倒ですよね。
そんな朝起きた時にボブがはねるのを防ぐためには、 前日の夜のお風呂上がりに、丁寧に髪を乾かしておくことがポイントです。
髪の毛は濡れているときに癖が付きやすく、乾いたときにその癖が固定されます。そのため半乾きのまま寝てしまうと、枕の上で乱れた状態で髪が乾き、癖がついてしまうのです。
前日のお風呂上がり、自然乾燥ではなくドライヤーで髪を乾かし、髪が顔の方向に内側に流れるように根元に癖付けて、ボブの髪型をある程度作っておくことで、そのまま固定されて朝起きた時も毛先がはねるのを抑えることができます。
また髪が濡れたまま自然乾燥させたり眠ったりするのは、キューティクルを傷つけて髪が傷んだり乾燥して、さらに毛先がはねる原因に。
綺麗なボブのためにも、綺麗な髪のためにも、お風呂上がりは丁寧に髪を乾かすようにしてくださいね。
●関連記事⇒【髪は乾かさない?乾かす?どっち?】
②ヘアケアを徹底する
ボブがはねるのを防ぐためには、ヘアケアを徹底することも重要な対策です。
原因の章でもお伝えしたように、髪が傷んだり乾燥していると、毛先がはねてしまう原因につながってしまいます。
髪を自然乾燥させないことはもちろん、定期的なトリートメントなどで、傷みやすい毛先を守るためのヘアケアを意識してみましょう。
また、ボブのスタイリングをした後、毛先を中心にヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントを付けるのもおすすめ。
オイルが髪を包み込んでキューティクルをぴったりと密着させて、髪の内部の水分が逃げないようにして乾燥を防いでくれます。
ボブの毛先がはねる、毛先がパサついているという方は、このようにオイルを使うことで外出先で毛先がだんだんはねてくるということを防ぎ、綺麗なボブの髪型をキープしやすくなりますよ。
●関連記事⇒【ヘアケアの基本攻略マニュアル!】
③耳に髪をかけない
仕事などで前髪やサイドの髪が邪魔になると、つい髪を耳にかけてしまうことってありますよね?
でも、朝一に綺麗にセットしたボブがはねるのを防ぐためには、髪を耳にかけないように意識することもポイント。
とくにはねやすいサイドの髪は、せっかく髪が顔の方向に流れるように根元を癖付けてスタイリングしても、耳にかけてしまうと毛流れがまた後ろに向いてしまいます。
そのため、耳にかけていた髪を下ろした時には、また前や外にはねる癖がついてしまうのです。
1日中綺麗なボブのスタイルを保ちたい時は、できるだけ髪を耳にかけないように気をつけましょう。
どうしてもボブのハネが直らないときはヘアアレンジ
ここまではねたボブの直しかたや防ぎ方をご紹介しましたが、それでもどうしてもはねた毛先が直らないという調子の悪い日もあるかもしれませんね。
そんな時は気分を変えて、はねた毛先を活かしたヘアアレンジをしてみませんか?
巻き髪にする
毛先の外ハネを活かして巻き髪にすると、いつものボブと一味違ったおしゃれな巻き髪になります。
はねた毛先はそのまま触らず、表面の髪だけをコテでふんわり巻いて、パーマ風のふんわりヘアアレンジを仕上げましょう♡
●関連記事⇒【簡単巻き髪の作り方徹底解説】
ポニーテールにする
髪をひとつにまとめて、ポニーテールにするのもおすすめ!どんな人でも似合いやすい、シンプルで可愛い髪型です。
はねる毛先をそのままに、全体的にざっくりと髪を巻いて結ぶだけ。後れ毛を少し残すと、さらにおしゃれなヘアアレンジが仕上がりますよ。
●関連記事⇒【巻き髪ポニーテールのコツ】
まとめ
今回は、ボブの人なら一度は悩んだことがあるであろう、はねる毛先の原因と直し方についてご紹介いたしました。
せっかく可愛いボブのスタイルにカットしてもらったら、するんと毛先が内側に入るように、美容師さんにやってもらった時のような上手なスタイリングがしたいですよね!
可愛いボブのシルエットをキープするために、今回の内容を、ぜひ参考にしてみてください。
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