目元や口元の細かい小じわでお悩みではありませんか?
その小じわは、“ちりめんじわ”と呼ばれる乾燥小じわです。
今回は、「ちりめんじわって何?」「ちりめんじわの対策には何をしたらいいの?」「どうしてちりめんじわができてしまうの?」などの疑問を解消するために、ちりめんじわの原因と対策をご紹介します!
1.ちりめんじわとは?
「ちりめんじわ」とは、一般的に、主に乾燥が原因とされる、目元にある薄い複数の小さなしわのことを指します。
ちりめんじわは、肌表面の角質層の水分が不足することで、肌が柔軟性を失うことでできてしまうとされています。
10代や20代といった若い方にできるのは、この乾燥によるちりめんじわであることが多いです。
2.ちりめんじわの3つの対策
それでは早速、乾燥による小じわ、“ちりめんじわ”の対策方法を3つご紹介します。
2-1.保湿を行う
ちりめんじわの主な原因とされる乾燥を防ぐために、保湿を意識して行うようにしましょう。
角質層に十分にうるおいを行き渡らせるためにも、化粧水でたっぷりと水分を補い、美容液で水分を保持し、乳液やクリームなどでカバーしてあげることが重要です。
また、保湿を行う際には、以下の2つのポイントを押さえておくとよいでしょう。
◆保湿成分配合の化粧品を使用する
ちりめんじわ対策には、保湿成分配合の化粧品を使用することもおすすめです。
保湿とは、ただ肌にうるおいを与えるだけでなく、与えたうるおいを保つことを指します。保湿成分には水分が逃げないように保持する働きがあるとされているため、保湿成分配合の化粧品の使用で、効率的な保湿ケアが期待できるでしょう。
保湿成分にはヒアルロン酸やコラーゲンなどさまざまな種類のものがありますが、なかでも代表的なのがセラミドです。
セラミド以外の主な保湿成分には、以下のようなものがあります。
【主な保湿成分】
スフィンゴ脂質・ステアリン酸コレステロール・ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン ほか
◆保湿パックを取り入れる
週に1~2回のスペシャルケアとして、保湿パックを行うのもおすすめです。
保湿パックを取り入れることで、保湿成分などの美容成分が角質層に浸透し、肌にうるおいを与えることができるでしょう。
市販のシートマスクを活用するのももちろんよいですが、より手軽に保湿パックを取り入れるために、自宅にあるラップを使用して行うことのできる「ラップパック」のやり方をご紹介します。
【ラップパックの手順】
① 入浴後、汗や水分をしっかりと拭き取った肌に、化粧水・美容液を通常と同じようになじませます。
② ラップを顔のサイズにあわせて小さく切り取り、乾燥が気になる部分に貼り付けます。このとき、すき間が開かないように、できるだけ肌に密着させて貼るようにしてください。
③ 10~15分ほど経過したらラップをはがし、肌を手でやさしく押さえてうるおいをなじませます。
④ その後、いつも通り乳液やクリームで油分を補うお手入れを行います。
ラップパックは乾燥対策におすすめですが、間違った方法で行うと、逆に肌に負担をかけてしまうこともあります。
ラップパックを行う際には、下記の注意点に気をつけて行うようにしましょう。
【ラップパックの注意点】
●ニキビやアレルギー、アトピーなど、肌の調子に不安があるときにはパックを行わないようにしましょう。デリケートな状態の肌に負担がかかってしまうことがあります。
●ラップパックを長時間行ってしまうと、ニキビや肌荒れの原因となることがあります。5~15分の目安を守って行いましょう。
●鼻や口元にラップを貼り付けるときは、必ず空気穴を開けて呼吸ができるように気をつけましょう。
●汗をかきやすい方や汗をかきやすい時期にはラップパックを控えるようにしましょう。
2-2.紫外線対策を徹底する
紫外線はちりめんじわの主な原因である乾燥を誘発することがあるとされているため、紫外線対策を徹底するようにしましょう。
紫外線を過度に浴びると、肌のうるおいを維持する働きが低下してしまう可能性があると言われています。
また、紫外線は肌のハリや弾力の低下にも関係すると考えられており、乾燥による小じわ以外にも、さまざまな肌悩みの原因となることもあるでしょう。
紫外線対策は1年中行う必要がありますが、紫外線量が多いとされる4~9月頃は、特に念入りにケアするようにしましょう。
紫外線対策には、主に以下のような方法が考えられます。
【紫外線対策の方法】
・日焼け止めを使用する
・SPF・PA表記のある化粧品を使用する
・日傘・帽子・サングラスなどの紫外線防止グッズを身に着ける
・果物や緑黄色野菜を摂取する
2-3.摩擦に注意する
ちりめんじわの対策には、肌の摩擦にも注意することが重要です。
肌が摩擦を受けると角質層が乱れ、うるおいが失われてしまうこともあるためです。
肌に受ける摩擦を少しでも軽減するために、以下の点に注意をするようにしましょう。
【摩擦を軽減するための注意点】
●クレンジングは自分の肌質やメイクの濃さにあったものを使用し、拭き取るタイプのクレンジングは使い方や頻度に注意しましょう。
●洗顔はしっかりと泡立てて行い、ごしごしと強くこすったりしないようにしましょう。また、洗顔後にタオルで水気を拭く際も、こすらず押さえるようにすることを心がけましょう。
●自宅でセルフマッサージを行うときには必ずマッサージクリームを使用し、長時間やり過ぎないようにしましょう。
●目を強くこすったり引っ張ったりしないようにしましょう。眠かったりかゆかったりするときに無意識にこする癖がある方は注意が必要です。
3.滑らかな素肌を演出!ちりめんじわを上手にカバーするメイクのポイント
乾燥によるちりめんじわ対策には、地道な保湿のお手入れが不可欠です。
そうはいっても、そのままの状態で外出するのは気が重いというときもありますよね。
そんなときには、メイクでちりめんじわをカバーして目立ちにくくさせましょう!
ここでは、メイクで滑らかな肌を演出するための3つのポイントをお伝えします。
3-1.メイク前に保湿をしっかりと行う
メイクをする前には保湿をするようにしましょう。
肌が乾燥していると小じわが目立ちやすくなるうえに、ファンデーションの付きが悪くなり、化粧崩れを起こす原因になると考えられます。
特に乾燥しやすいとされる目元や口元には、目元、口元向けの美容液やクリームを使用するのもおすすめです。ただし、油分が多すぎるとメイクが崩れやすくなってしまうため、少量を薄くのばしてよくなじませるようにしましょう。
3-2.化粧下地&ファンデーションは薄塗りが鉄則!
化粧下地とファンデーションは、ごく薄くつけるようにしましょう。
乾燥による小じわ、いわゆる“ちりめんじわ”を隠そうと思うと、つい厚く塗ってしまいがちですが、これは逆効果。メイク直後は隠れたように見えますが、時間が経つとよれてファンデーションがたまってしまい、余計に目立って見えてしまうことがあります。
3-3.目元はハイライトで立体感を持たせる
目元にハイライトを塗ると、目元のちりめんじわ(乾燥小じわ)を目立ちにくくすることができます。
細かいラメやパール入りのものなら、光の拡散作用でツヤ感と透明感を演出し、ちりめんじわをカバーしてくれるでしょう。
また、目元のハイライトで自然な立体感を持たせることで、ちりめんじわに目が行きにくくなるということも期待できます。
リキッド状の筆ペンタイプやスティックタイプなど、肌に密着しやすいテクスチャーのものを使うことをおすすめします。
ハイライトをお探しの方はハイライトでツヤ肌GET♡プチプラ&デパコスおすすめ20選をご参照ください。
4.最後に
乾燥による小じわ、いわゆる“ちりめんじわ”を発見してしまうと、なんだか一気に歳をとったような気がしてしまいますよね。
しかし、乾燥が主な原因である“ちりめんじわ”は、早めの保湿対策をしたりメイクを工夫することで、目立ちにくくすることができるかもしれません。
毎日のスキンケアを丁寧に行い、生活習慣を整えて、体の内側からも外側からも自分自身を労わってあげましょう。それこそが、ちりめんじわに悩まされないすこやかな肌を目指す近道なのです。
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肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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