シンプルの頂点と言っても過言ではないフレンチネイルは、ネイル上級者なら一度は経験したことのあるデザイン。
シンプルだからこそ、プロでも練習を重ねないと綺麗なフレンチは描けないのです。
今回はそんなフレンチネイルをセルフで簡単に描けるテクニックや裏技、爪の形やデザインでフレンチネイルをより楽しむ方法をご紹介します♪
フレンチネイルのデザインは「逆フレンチ」「斜めフレンチ」「ダブルフレンチ」などバリエーションが豊富にありますが、まずはベーシックなフレンチネイルからマスターしましょう!
1.フレンチネイルの魅力
ベーシックなフレンチネイルは、爪先に白色でカーブやラインのデザインを施します。
フレンチネイルは、ネイルデザインの中で最もシンプルで清楚な飽きのこないデザインです。
服装やメイクにも合わせやすく、どんな雰囲気の方でも似合うデザインなので流行に左右されることなく幅広い年齢層から人気があります。
フレンチネイルは、白色の部分のカーブの形や幅によって印象を変えることができます。
最近では、白色以外を使ったいろいろなデザインのフレンチネイルが登場し、フレンチネイルの人気を集めています。
2.ジェルネイルフレンチに必要なアイテム
ジェルネイルでフレンチデザインを描くために必要な4つのアイテムをご紹介します。
●カラージェル
カラージェルは、発色の良いマットなタイプを選ぶことをおすすめします。
また、ジェルの粘度が固めのジェルを選ぶと、フレンチネイルの境目がよりくっきりとして綺麗に仕上がります。
●ネイル専用の筆(2本)
・フレンチネイル専用の筆
毛先が斜めにカットされたアンギュラーと呼ばれるタイプの筆を用意しましょう。
筆のカットラインの角度や毛の幅は商品によってさまざまです。
フレンチネイルの好みのカーブに合わせてブラシを選ぶと、ラインがとても描きやすくなり好みのフレンチのライン(スマイルライン)が描けます。
ネイル専用の筆でなくても、100均で購入できるアイブロー用の斜めにカットされている筆でも代用できます。
・修正用に使う筆
修正用に使用する、カラージェルやラメがついていないキレイな筆を用意しておきましょう。
筆は毛先が四角いタイプ(スクエア型)がおすすめです。
●エタノール
ジェルを修正する際に、ブラシに取って使用するエタノールを用意しましょう。
ジェルリムーバーでも使用できます。
3.簡単ジェルネイルフレンチのやり方~基本編~
ここでは、セルフでも簡単に描けるフレンチネイルの基本となるやり方のポイントと手順をご紹介します。
爪は、ベースジェル(透明のベースとなるジェル)を塗った状態に仕上げておきましょう。
(※下記の手順画像では色の差が分かりやすいようにピンクのカラージェルを使用しています)
≪ジェルネイルフレンチ2つのポイント≫
フレンチネイルの基本は、爪先のライン部分を2度塗りしてくっきりとした美しいラインを描いていきます。
その際に意識したい3つのポイントをご紹介します。
●ポイント①
1度目は、色ムラなどは気にせず少量のジェルでバランスの良いカーブを描くことに集中するのが、フレンチネイルをキレイに仕上げるのがコツです。
フレンチネイルの象徴ともいえる部分を作る大切な工程なので、丁寧におこないましょう。
●ポイント②
カーブの中心をしっかり確認しながらラインを取る事を意識しましょう。
中心がずれてしまうと、爪の形が不格好に見えてしまったり、綺麗なフレンチネイルにならないので、カーブの中心(一番幅が狭くなる部分)がずれないように確認しながら描いていきます。
●ポイント③
2度塗り目は、一度塗り目の時より少し多めにジェルを取り、色が均一になるように筆に力を入れないようにして1度目に塗ったカーブに沿って描くことを意識しましょう。
①端からラインを描き始める
斜めにカットされたアンギュラーブラシのカットラインと、描きたいフレンチネイルのカーブラインを合わせるようにして端から少しずつジェルをのせていきましょう。
筆の先端を爪の際にぴったりと合わせて、そのまま爪先へと使らを抜いて真っ直ぐ筆を動かします。
②筆を中央に寄せて同様におこなう
少しずつ筆の位置を中央に移動させ、白とクリアの境目のライン(スマイルライン)がガタつかないように、ジェルを少量付け足しながら、先ほどと同様にラインを描きます。
③反対側の端からも同様におこなう
筆先をひっくり返して、左右の端のラインのスタート地点が同じ高さになるようにバランスを見ながら、①と同様にジェルを塗りましょう。
④左右のラインを繋げる
左右に描いたフレンチラインを繋ぎ、カーブがガタついている部分を筆先で丁寧に整えて綺麗なラインに整えていきます。
⑤はみ出した場合は焦らずバックワイプで修正する
ジェルを硬化させる前に、はみ出したジェルを筆で拭き取る修正方法を「バックワイプ」と呼びます。
主にフレンチネイルのラインを修正する際に使用する、とても便利なテクニックです。
ジェルの付いていないキレイな筆に少量のエタノールを付け、カーブの内側からブラシの角を当ててラインの歪みを拭き取るように整えてます。
ブラシに付着したジェルは都度キッチンぺ―パーなどで拭き取り、常にキレイなブラシでバックワイプをおこなうようにしましょう。
その際キッチンペーパーにエタノールをしみ込ませた状態でブラシを拭くと、綺麗にブラシがリセットされます。
フレンチネイルのラインが整ったら、LEDライトを当てて硬化させ、2度塗りをしていきます。
4.簡単ジェルネイルフレンチのやり方~5つの裏ワザ編~
基本となるフレンチネイルの描き方をお伝えしましたが、「利き手で描く時は上手にできても反対側の手では難しい!」なんてことありますよね。
そんな時に試してほしい、手軽にフレンチネイルを描くことができる裏技アイテムを5つご紹介します。
裏ワザ1:ガイドラインテープでフレンチネイルを描く
フレンチネイル専用のガイドラインテープを使用してフレンチネイルを描くやり方です。
ガイドラインテープは、ドラックストアや100均などで販売されています。
フレンチネイル特有のカーブが施されたシールを爪に貼って爪の先端にジェルを塗るだけなので、誰でも簡単にフレンチネイルが完成します。
①左右バランス良くテープをのせる
爪の上に、左右対称に赤い線が中心に来るようにガイドラインテープをのせます。
フレンチネイルのカーブを深くしたい場合は、テープを少し曲げ、角度を付けてから爪の上に貼りましょう。
この場合、横から見た時にテープの上面が浮いている状態になります。
②爪の際までしっかりとテープを貼る
爪の際までしっかりとテープを貼り、隙間ができないようにしましょう。
テープに隙間ができてしまうと、フレンチネイルの際のライン(トップエンド)部分が描けなかったりして綺麗なスマイルラインが完成しません。
爪やウッドスティックなどを使い、隙間なくしっかり貼る事が大切なポイントです。
両脇ともぴったりとシールが貼れていることを確認します。
➂テープの上からジェルを塗る
ガイドラインテープの上からジェルを塗りましょう。
上から下にゆっくり塗っていきます。
④テープをゆっくり剥がして完成!
ガイドラインテープをゆっくり剥がしたら、簡単フレンチネイルの完成です♡
裏ワザ2:パンチ穴の丸シールでフレンチネイルを作る
パンチ穴を補強する丸シールを使用してフレンチネイルを描くやり方です。
丸シールは、ガイドラインテープより入手しやすく、文房具店や100均などで販売されています。
ガイドラインテープと比べると粘着力もあるので、塗っている途中にテープが剥がれてくる事も少ないです。
①丸シールを爪に貼る
丸シールを爪の上にバランス良く貼り付けます。
丸シールは中心部分にラインが付いていなく、中心がわかりにくいので貼る前に半分に軽く折ってから貼ると中心部分の確認がしやすいのでおすすめです。
②爪の両脇までしっかり貼れているか確認する
丸シールを爪の丸みに沿って貼ると、爪の両脇部分がはがれやすくなります。
テープに隙間ができてしまうと、フレンチネイルの際のライン(トップエンド)部分が描けなかったりして綺麗なスマイルラインが完成しません。
爪やウッドスティックなどをつかい隙間なくしっかり貼る事を、大切なポイントとして覚えておきましょう。
③丸シールの上からジェルを塗る
丸シールの上からジェルを上から下へゆっくり丁寧に塗ります。
ジェルの塗り残しがないように、爪先の隅々まで力をかけずに塗りすすめましょう。
④丸テープをゆっくり剥がして完成!
丸テープをゆっくり剥がしたら簡単フレンチネイルの完成です♡
裏ワザ3:絆創膏でフレンチネイルを作る
絆創膏の両端のカーブ部分を使用してフレンチネイルを描くやり方です。
絆創膏は伸縮性があるので爪の表面にピッタリとフィットして貼りやすいアイテムです。
そして、粘着性が高いので描いている途中で絆創膏が剥がれる心配がないのも魅力的の1つです。
絆創膏の形はさまざまなので、両端が丸みを帯びている絆創膏を選ぶようにしましょう。
①絆創膏の両端をカットして爪に貼る
絆創膏の両端を適当なサイズにカットして、爪に貼ります。
爪に貼る前に、絆創膏を手の甲などに数回貼り付けて粘着性を少し取っておくと、後ではがしやすくなるのでおすすめです。
粘着力が無くなりすぎてしまうと、張り付けた時に隙間ができやすくなりますので、やりすぎは注意です。
②絆創膏の上からジェルを塗る
絆創膏の上からジェルを塗ります。
③優しく剥がしたら完成!
絆創膏をゆっくり剥がしたら、簡単フレンチネイルの完成です♡
裏ワザ4:マキシングテープでフレンチネイルを作る
マキシングテープを使用してフレンチネイルを描くやり方です。
マキシングテープは、文房具店や100円均一ショップなどで購入できます。
①マキシングテープでカーブを作りながら爪に貼る
マキシングテープの側面でカーブを作り、爪の上に貼ります。
カットしたマキシングテープの幅が短すぎるとカーブが作りにくくなるので、2センチほどの長さがおすすめです。
②マキシングテープの上からジェルを塗る
マキシングテープの上からジェルを塗ります。
③ゆっくり剥がして完成!
マキシングテープをゆっくりと剥がしたら、簡単フレンチネイルの完成です♡
裏ワザ5:スタンパーでフレンチネイルを作る
スタンパーを使用してフレンチネイルを描くやり方です。
柄のついたプレートにジェルを付けてスタンパーに転写して爪にスタンプをして柄を付けるというアイテムですが、こちらを使用してもフレンチが綺麗に描けます。
スタンパーは100均でも購入できます。
➀スタンパーに白色のジェルを塗る
スタンパーのぷにぷにとした部分に白色のジェルを長方形に塗ります。
ムラにならないように塗ると、スタンプした時に綺麗に転写されます。
➁爪に転写する
斜め45度を意識しながらゆっくり左右に転がすように転写していきます。
③フレンチのラインと色むらを整える
斜めにカットされたアンギュラー筆に白色ジェルを取り、爪の端のトップエンドに付け足します。
次に白色のジェルを取り、筆を寝かせてフレンチの色ムラをなくしていきます。
④皮膚に付いたジェルを取ったら完成!
修正用の木の棒(ウッドスティック)にコットンを巻き付け、エタノールをしみ込ませて皮膚に付いたジェルを綺麗に取り除きます。
皮膚に付いたジェルを綺麗に取り除いたら簡単フレンチネイルの完成です♡
最初はコツがつかめず難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめば簡単にできます♪
5.デザインで楽しむフレンチネイル
フレンチネイルの豊富なデザインの中から、肌らぶ編集部おすすめデザイン5選をご紹介します。
ベーシックなフレンチネイルをマスターしたら、ラメやストーンなどを使って自分だけのオリジナルフレンチネイルを楽しみましょう♡
ダブルフレンチネイル
フレンチネイルの爪先部分のカーブを二重に描いたデザインです。
ベーシックなフレンチネイルよりも華やかな印象になります。
フレンチとフレンチの間にホログラムなどを乗せるとより華やかな印象に。
斜めフレンチネイル
フレンチネイルの爪先部分を斜めラインに描いたデザインです。
すっきりとした印象で、指を長く魅せることができ、爪が伸びてきてもバランスが崩れにくいデザインです。
ダブルフレンチと組み合わせるとデザイン性が増し、上級者が好むデザインです。
逆フレンチネイル
ベーシックなフレンチネイルの幅を爪の根元まで深く描いたデザインです。
フレンチ部分にアートをしたり、ホログラムを載せたりして、多くのアートを描くことができます。
アートが好きな方におススメのフレンチネイルです。
丸フレンチネイル
ベーシックなフレンチネイルのカーブを逆のカーブにした丸みのあるフレンチネイルです。
可愛い印象に仕上がるデザインで、爪が短い方にもおすすめのデザインです。
ラメライン×フレンチネイル
フレンチネイルのスマイルラインとの境目にラメでラインを描いたデザインです。
フレンチネイルには必ずこれをセットに!という位人気のデザイン。
スマイルラインの歪みを隠す際に、ラメラインをプラスするとスマイルラインが綺麗に見えます。
ベーシックなフレンチでは少し物足りない時にプラスすると華やかな仕上がりになります。
6.形でジェルネイルフレンチを楽しむ
爪の形でもフレンチネイルのイメージに変化を付けることができます。
5種類の爪の形に分けて、それぞれの特徴をご紹介します。
肌らぶ編集部がおすすめするフレンチデザインの写真も是非参考にしてみてくださいね♡
【ラウンド】:清潔な印象
ラウンドとは、爪の側面が直線的で、先端が緩やかなカーブを描いている形です。
どんな爪の長さでも似合い爪形状を選ばないスタンダードな形ですが、特に爪に丸みがなく平らな方や爪の大きさが小さい方におすすめです。
【オーバル】:優しく手入れの行き届いた印象
オーバルとはラウンドの角をさらに削り、爪先が卵型の形のことです。
爪が大きい方や指先が男性的な方におすすめです。
指先を長くほっそり見せることができるので人気の形です。
【ポイント】:おしゃれでセクシーな印象
ポイントとは、先端に行くに連れて細くなり、シャープな形のことです。
衝撃に弱いため、ジェルネイルやスカルプチュアをされる方におすすめです
指先をより華やかな印象にすることができます。
【スクエアオフ】:誠実で落ち着いた印象
スクエアオフとは、スクエアの左右の角を取った形のことです。
ネイルアートが好きな方や爪の小さい足元におすすめです。
衝撃に強いので、爪を長くしたい方におすすめです。
【スクエア】:個性的でパワフルな印象
スクエアは左右の角が尖っており、四角い形のことです。
主に、アートやデザインを重視したコンテストなどで使用されます。
強度はありますが、日常生活においては角を引っかけてしまったり衝撃で角が折れてしまう可能性があります。
7.ジェルネイルフレンチのまとめ
いかがでしたか?
セルフでのフレンチネイルは難易度が高めと思われがちですが、コツさえ掴んでしまえば、意外と簡単に仕上げることができます!
セルフネイルで毎月の美容代が節約でき、おこもり中でも爪が可愛いとテンション上がりますよね♡
自分のお気に入りのテクニックをマスターしてネイルデザインのレパートリーを増やし、オリジナルのフォトブックを作ってみてはいかがでしょうか♪
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