セルフネイルを楽しみたいけれど、マニキュアがなかなか上手に塗れない!すぐ落ちちゃう!とお悩みではないでしょうか?
マニキュアをきれいに、そして長持ちさせるためには、塗り方はもちろんですが使用する道具もとても重要です。
基本をおさえると、アレンジの幅もどんどん広がります。
そこで本日は、セルフネイル初心者の方でも分かりやすいように、マニキュアの塗り方の基本を詳しくお伝えします。
1.マニキュアの塗り方|事前のネイルケア
マニキュアの持ち・見栄えを良くするためには、いきなり塗るのではなく、爪を下準備しておく必要があります。
具体的には
●爪の形を整える
●余分な甘皮を処理する
●爪の表面を磨く
の3ステップでネイルケアをしていきます。
◆使用する道具
*やすり(ファイル、エメリーボード)
*爪切り(必要な方のみ)
*キューティクルリムーバー
*キューティクルプッシャー
*ガーゼ
*バッファー
*シャイナー
*キューティクルオイル(ネイルオイル)
◆ネイルケアの方法
ステップ①形を整える
爪の形を整える方法としては、主にやすり(ファイル)を使う場合と爪切りを使う場合があります。今回はやすり(ファイル)を使って行う方法をご紹介します。
1.洗面器にお湯を入れ、手を3分程つける
2.先端を好みの長さになるまで削る
※ポイント:やすりは横から見た時に45度になるように当てます。
3.角を削って好みの形に整える
爪の形は大きく分けると下記の5種類に分かれます。自分の好みの形を見つけると良いですが、初心者におすすめなのは丸みのある“ラウンド”または“オーバル”です。
ステップ②余分な甘皮(キューティクル)の処理
甘皮とは、爪と皮膚の間にある皮で、「キューティクル」とも呼びます。
甘皮(キューティクル)を取ることで爪の生え際のラインがはっきりして、清潔な印象を与えることが期待できます。
甘皮(キューティクル)は本来、爪と皮膚の間に雑菌や異物が入ることを防ぐためにあります。甘皮が伸びて爪に乗っかった状態になっているもの(ルースキューティクル)だけを取り、無理やり処理するのはやめましょう。
1.キューティクルリムーバーを爪に塗る
2.洗面器にお湯を入れ、手を3分程つける
3.タオルで拭いて、再度キューティクルリムーバーを塗る
4.プッシャーを当てる
プッシャーを45度になるように当てて、根元に向かってそっと押します。
5.湿らせたガーゼで浮き出た甘皮(キューティクル)を拭き取る
ガーゼをぬるま湯で濡らして人差し指に巻きつけます。4で浮き出てきた甘皮(キューティクル)を優しい力でこすりながら取ります。
ステップ③ 表面を磨く
1.バッファーで表面を軽くこする
やりすぎると爪が薄くなるので軽くこすりましょう。
2.シャイナーで磨く
3.キューティクルオイルを塗って爪全体になじませる
2.マニキュアの塗り方|必要な道具
素爪をきれに整えたら、いよいよマニキュアを塗る準備を始めましょう。
マニキュアをきれいに塗り長持ちさせるためにも、まずは使用するアイテムをご紹介します。
◆プレプライマー
塗る前に、爪表面の油分をとるために使用します。油分をとることで、マニキュアが爪に密着して長持ちすることが期待できます。
プライマー(ジェルネイルと爪を密着させるアイテム)とは別なので間違わないように注意しましょう。
エタノールをコットンまたはキッチンペーパーに染み込ませて爪を拭くというやり方でも代用可能です。
◆ベースコート
下地として塗ることで爪を保護します。また、マニキュアをよりきれいに魅せるためにも必要です。
⇒セルフネイルの必須アイテム!おすすめベースコート
◆カラーポリッシュ(マニキュア)
お好みの色をご用意ください。
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◆トップコート
ネイルの持ちを良くし、光沢を与えます。
⇒全部1,000円以下!おすすめプチプラトップコート
◆ウッドスティック/オレンジスティック(または爪楊枝&綿棒)
はみ出し部分を微修正するときに使います。
爪楊枝と綿棒で代用も可能です。
◆リムーバー(除光液)
マニキュアを落とすためのものですが、塗るときも、大きくはみ出した部分を修正するために使います。
⇒除光液(リムーバー)の選び方&おすすめ
◆コットン
はみ出したネイルを落とすときに使用します。
⇒タイプ別!コットンのおすすめ&使い方のポイント
3.簡単!基本的なマニキュアの塗り方
それでは、基本的なマニキュアの塗り方を手順に沿ってご紹介していきます。
◆マニキュアの塗り方【手順】
プレプライマー→ベースコート→カラーポリッシュ(マニキュア)→トップコートという順番で塗ります。
◆マニキュア(カラーポリッシュ)の塗り方【基本の単色塗り】
ベースコート・カラーポリッシュ(マニキュア)・トップコートは、いずれも基本の塗り方は同じです。今回は色がついていて分かりやすいカラーポリッシュで実際にご説明します。
デザインはいろいろありますが、まずはいちばんシンプルだからこそもっとも難しいと言われている単色塗りをご紹介します。
①ハケの両面をボトルの口でしごく
ボトルの口でハケについたマニキュアを落とします。まずは両面とも落とし、ハケにはついているかついていないかくらいの少量でOK。
②爪の先端(エッジ)に塗る
一番剥げやすい先端を最初に塗ることで、より長持ちし、見た目もきれいになります。
③ハケの片面をボトルの口でしごく
次は片面だけをしごいて取り除きます。ポタポタたれるくらいついているときは、上部分もしごきます。
このくらいで、下半分がぽてっとした状態になればOKです。
④一度目を塗る
ここからは多少はみ出してもかまわないので、いかにスムーズにやるかが勝負です。途中でマニキュアをつぎ足さないように、一度に塗りましょう。
足りないということは量が少なかったということなので、やりながら自分の適切な量を研究してみてください。
⑤はみ出した箇所を落とす
はみ出してしまった場合は、できるだけその都度何もつけていないウッドスティック(または爪楊枝)の先端でなぞって消しましょう。それでもとれない場合は、最後にまとめて修正するので一旦そのままにしておきます。
きれいな爪のポイントは、根本のラインがなめらかかどうかです。
根本ぎりぎりまで塗ろうとして指についてしまっている方が多いので、塗り始めに指につかないように気をつけてみてください。
⑥二度目を塗る
ベースコート、トップコートは1回だけで良いですが、カラーポリッシュは二度塗りします。一度目と同じやり方で③~⑤を繰り返します。
※パール(ラメ)タイプの場合は二度塗りすると厚くなりすぎる場合があるので、仕上がりに不満がなければ一度で終了してもOKです。
⑦はみ出した部分をコットンで落とす
最後に、落としきれなかった部分をコットンで落とします。
ウッドスティックを用意し、コットンを割きます。
ウッドスティックをくるくる回してコットンを巻きつけます。
完成!ポリッシュリムーバー(除光液)を染み込ませます。
はみ出した部分をなぞるようにして落とします。
⑧よく乾かす
マニキュアを塗ったらしっかり乾かします。
マニキュアの種類によっては完全に乾くまでに2時間近くかかる場合もあるので、待てない方は、素早く乾かすためのアイテムを取り入れてみてもよいでしょう。
■マキアージュ クイックドライオイル
マニキュアを塗った後、爪に1滴ずつ垂らして使います。同時にうるおいを与えることもできる、うれしいアイテムです。
4.マニキュアの塗り方|タイプ別のコツ
マニキュアは大きく分けるとマットタイプ(通常のもの)とパールタイプ(ラメ入り)に分かれ、それぞれ塗り方のコツが異なります。
基本的なマニキュアの塗り方はひとつ前の章でお伝えした通りですが、慣れてきたらマニキュアのタイプに合った塗り方を意識してみましょう。
◆マニキュアの塗り方|マットタイプ
真ん中⇒端の順番で塗ります。
重なって盛り上がった場合は、ハケで軽くなでてならします。
◆マニキュアの塗り方|パール(ラメ)タイプ
端から端に、少しずつに重ねるように塗っていきます。
5.マニキュアの塗り方|きれいに塗るためのコツ
どんなマニキュアを塗るときにも役立つ、もっときれいに仕上げるためのコツをご紹介します。
普段の塗り方を振り返るとともに、ぜひ意識してみてください。
◆マニキュアは二度塗りする
二回塗ることでカラーの発色が良くなり、色ムラもできにくくなります。
基本的にカラーポリッシュ(マニキュア)のカラー見本は、ニ回塗った時の色を表示しているので、一回塗っただけでは思っている色が出せない場合があります。
◆マニキュアは素早く塗る
慎重に塗りすぎていると、先に塗ったマニキュアが固まってしまい、でこぼこや線がついてしまうことがあります。
最初は難しいかもしれませんが、できるだけテンポ良く塗れるようにしましょう。
◆力を入れ過ぎない
縦線が入って色ムラができるという方は、ハケを動かす力が強すぎる可能性があります。
「つける」のではなく「軽くなぞる」感覚でのせていきましょう。
◆はみ出したらすぐに修正する
爪に触れる部分は、できるだけその都度修正することがポイントです。
塗ってすぐなら修正もしやすいですし、一度はみ出すとニ回目も同じ箇所をなぞってしまうため、面倒でも1本ずつできる部分は修正しましょう。
◆マニキュアが固まっていたらうすめ液を使う
マニキュアが固まっている、ドロドロしていて塗りにくい、という場合は、うすめ液というアイテムを使いましょう。
ボトルの中にうすめ液を入れて、ボトルを軽く振って混ぜます。また、何回使ってもドロドロがとれない場合は、寿命と考え捨てましょう。
■資生堂 エナメルうすめ液NA
濃くなって塗りにくくなったマニキュアのうすめ液です。塗りにくくなってしまったマニキュアが、さらっとした塗りやすい状態になります。
6.マニキュアの塗り方|長持ちさせるコツ
マニキュアを少しでも長持ちさせるために、塗り終わってからも次の3点に注意しましょう。
◆3日に1回はトップコートを塗る
トップコートを重ねることで、ツヤもよみがえりますし持ちも良くなることが期待できます。
少し剥げているくらいなら、このとき一緒に修正してあげると良いでしょう。
◆爪の乾燥対策をする
爪が乾燥していると持ちが悪くなることがあるので、毎日定期的にハンドクリームとネイルオイル(キューティクルオイル)を塗ってあげましょう。
◆マニキュアを使い終わったらボトルを拭く
マニキュアのボトルの口やハケが汚れていると、固まって塗りにくくなることがあります。使い終わったら毎回きれいに拭いてから保管しましょう。
コットンは繊維がついてしまうので、キッチンペーパーがおすすめです。リムーバーをたっぷり染み込ませて、ボトルの口と、ハケ部分を拭きとりましょう。
7.足に塗るマニキュア=ペディキュアについて
マニキュアを足に塗る「ペディキュア」。足元に目が行きがちな夏はもちろん、一年中楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。
ペディキュアをする際も、手と同じようにフットケアを済ませてからマニキュアを塗るという基本的な流れは同じです。
不要なキューティクルやかかとの角質をお手入れしてから、マニキュアを塗るようにしましょう。
8.マニキュアでセルフネイル|簡単デザイン集
単色塗りだけではつまらないという方へ、初心者でも挑戦しやすいデザインをご紹介します。
◆マニキュアでフレンチネイル
フレンチネイルとは、爪先にホワイトカラーを塗ったデザインのことでネイルの中でも王道のデザインです。最近ではホワイトに限らず何色でもフレンチと呼んでいます。
◆フレンチネイルの塗り方
はみ出し覚悟で両端からひと塗りずつ。次に真ん中をならします。そのあとはみ出した部分を消します。
◆ラメラインで修正
線がガタガタになってしまったら、ラインを引いてごまかしましょう。
◆マニキュアでグラデーションネイル
ベースカラーを塗布した後、爪の先端に違うカラーを①から③の順番に重ねることでグラデーションを作ります。
カラーの境界線がつきにくい、ラメやグリッター入りのマニキュアを使うのがおすすめです!
9.セルフネイルに!おすすめマニキュア
最後に、編集部おすすめのマニキュアをご紹介します。お気に入りのマニキュアを見つけて、セルフネイルをもっと楽しんでみてくださいね。
⇒全部400円以下!おすすめプチプラネイル
■ちふれ ネイル エナメル
豊富なラインナップとプチプラ価格が魅力的なちふれのマニキュア。つけたての仕上がりが長く続きます。速乾タイプ。
■アナ スイ ネイルカラー A
厚みのある膜によって、凹凸のないつるんとしたなめらかな爪先に仕上げるアナ スイのマニキュア。世界観が体現されたクラウン型の小瓶もすてきです。
■RMK ネイルポリッシュ
4つの質感から選べるRMKのマニキュアです。ブルーパールが絶妙な色合いをかもし出す【エレガントモーヴ】が特に人気だそう!
⇒RMKネイルポリッシュ全色レビュー
■レブロン ネイルエナメル
発売以降80年以上のロングセラーを誇るレブロンのマニキュア。ファッショナブルなカラーバリエーションがそろっています。
■インテグレート ネールズN
1度塗りでもきちんと発色し、速乾性にも優れたインテグレートのマニキュアです。みずみずしいツヤ感は、指先まで大人っぽく上品に見せてくれそう。
■キャンメイク カラフルネイルズ
カラフルなバリエーションのキャンメイクのマニキュアは、思わず全色集めたくなるかわいさ!こすれに強く、ツヤツヤと濡れたような質感が長持ちします。
■デュカート ナチュラルネイルカラーN
毎日のファッションやメイクに合わせてコーディネートしたくなる、デュカートのマニキュア。ベーシックから華やかまで、さまざまなカラーがそろいます。
■THREE ネイルポリッシュ
一塗りでも美しく発色し、指先を美しく見せるマニキュア。THREEらしさを感じられる絶妙な色展開が、爪の上でも見たままに発色します。
■シャネル ヴェルニ ロング トゥニュ
シャネルのマニキュアは、塗りたてのあざやかな色と輝きが続くロングラスティングタイプです。塗るだけで気分が上がること間違いなし♪
10.マニキュアの塗り方 まとめ
いかがでしたでしょうか?
コツをつかめるようになるまで何回か練習が必要になるかと思いますが、ぜひ自分の爪に合った塗り方を見つけて、セルフネイルを楽しんでみてください。
◆爪・ネイルケアの基本 肌らぶ関連記事◆
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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