毎日いろんなアイテムを使ってちゃんとお手入れしているけど、「本当にこれで良いのかな?」と疑問を抱いていませんか?
たくさんのスキンケア商品と、お手入れに関する情報が溢れかえっている今、それらを自分のものにできずに、毎回違う商品を買っては変えるという「スキンケア迷子」と呼ばれる状態に陥る人が増加していると言われています。
下記に当てはまる項目はありませんか?
当てはまれば当てはまるほど、あなたは「スキンケア迷子」である可能性が高いかもしれません。
自分の肌に合っていない化粧品に対して、無駄にお金をかけるのはもったいないですよね。また、化粧品自体は肌に合っているのにもかかわらず、使い方を間違っているせいで本来の魅力を実感できていない可能性も考えられます。
そこで本日は、「自分に合ったスキンケア」をするために、必要なお手入れ方法をご紹介します。
皆さまが限られたお金と時間を使って、すこやかな肌を保ち続けるための参考になれば幸いです!
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2018年10月に大胆にリニューアルし、生まれ変わったオルビスユーシリーズでは、メーカーこだわりの保湿成分(ヤグルマギク花エキス、アマモエキス、桃葉エキス)を全アイテムに配合。みずみずしく整ったすこやかな肌を目指します。
もっちり弾力泡の洗顔料や”とろぱしゃ”な触り心地がうれしい化粧水など、各アイテムの心地よいテクスチャーも魅力的で、毎日肌に触れるのが楽しくなりそうなところもポイント。
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1.スキンケアの役割
まずは、基本的なスキンケア化粧品の役割をご紹介します。
1-1.クレンジング料=メイクを落とす
クレンジング料には、メイクなどの油性の汚れを落とす役割があります。
食器の油汚れを水だけで落とそうとすると、いつまでもヌルヌルと油膜感が残って落ちなかったという経験はありませんか?
水と油は混ざり合わない性質があるため、水だけでは油性の汚れを落とすことはできません。
これと同じように、多くの油性成分を含むメイクアイテムを落とすためには、水だけでなく油性成分を洗い流すことができる「クレンジング料」が必要なのです。
メイクアイテムの中には、油分を含まず洗顔料や洗顔石鹸だけで洗い落とせるものもあるようですが、基本的にはメイクをした日は、クレンジング料で落とすと覚えておきましょう。
1-2.洗顔料=肌の汚れを落とす
クレンジング料がメイクなどの油性の汚れを落とすのに対して、洗顔料(石鹸含む)は汗や垢、古い角質といった肌に不要な水性の汚れを落とす役割があります。
また、肌に残ってしまったクレンジング料やメイク汚れを落としてくれる役割もあります。
そのため、メイクをした日の夜は基本的にクレンジング料と洗顔料の両方を使用して洗顔する必要がありますし、寝ている間にも汗や皮脂が出ているため、朝も洗顔料を使用しての洗顔が必要だと考えられています。
1-3.化粧水=肌にうるおいを与える
化粧水は、洗顔後に失われた水分を補給して、肌を整える役割があります。
すこやかな肌とは、肌の水分と油分のバランスがとれた状態のことを指すと考えられています。
そのため、化粧水で水分を与えるだけでなく、乳液・クリームなどでしっかりと油分を与えることも大切です。
1-4.美容液=肌に必要な栄養を補給する
美容液は、一般的に濃縮された保湿成分や美容成分が配合されています。言わば栄養ドリンクのようなものです。
つまり、「乾燥を防ぎたい」など、明確な目的がある場合は、その目的に合わせて美容液を選ぶと良いでしょう。
美容液は、短期間・集中的に使うというよりも、普段からしっかりと継続して使うことをおすすめします。
1-5.乳液・クリーム=油分を補う
肌のうるおいを保つためには、適度な油分を与えることも大切です。
肌の油分を乳液やクリームで補うことで、化粧水・美容液で取り入れた肌の水分や美容成分を逃さないように肌表面を保護することができます。
バランス良く水分と油分を補うことにより、水分が保たれ、肌がなめらかになることが期待できるのです。
テカりやすいからと言って、乳液・クリームをつけないでいると、乾燥から肌を守ろうと皮脂が余計に出てしまうこともあります(肌にもよります。油分が皮脂で十分まかなえる方は、乳液やクリームをつけると油分が過剰になってしまうこともあります)。
乳液とクリームの違いは水分と油分のバランスです。クリームのほうが油分が多く配合されているものが多いようです。
基本的には乳液だけでも油分を補うことができると言われていますが、肌が乾燥しやすい方や、目元・口元などの乾燥する部分や冬などの乾燥しやすい時期などは、乳液の後にクリームというダブル使いをしても良いでしょう。
2.スキンケアアイテムの選び方
スキンケア選びの基本は、自分の肌に合ったものを選ぶということです。
ここでは、前章でお伝えした基本のスキンケアアイテムの選び方をご紹介します。
2-1.クレンジング
クレンジング料を選ぶときには、「ベースメイクの濃さ」に合わせて選びましょう。
クレンジング料は主に、油性のメイク品を浮き上がらせるために必要な「油性成分」、「水性成分」、油分と水を洗い流すための橋渡しとなる「界面活性剤」からできています。
オイル・ジェル・クリーム・ミルクと、様々な形状のものがあるのはこの配合量が異なるからです。
「油は油と良く混ざる」ともいわれていることから、油性成分が多いクレンジング料の方がメイクが落としやすいと言われています。
そのため、油性成分を多く含む「クレンジングオイル=肌への負担が大きい」と思われがちです。
しかし、ウォータープルーフのリキッドファンデーションなどでしっかりメイクをしたのに、メイク落ちがマイルドなクレンジング料で何度もこすり続けたりすると、結果として摩擦などにより肌への負担が増えると言えるでしょう。
メイクの濃さといっても明確な基準があるわけではないですし、もちろんタイプが同じでも商品によって落ちやすさに差があります。今使っているクレンジングの善し悪しは、まずは「自分のベースメイクが素早く、きちんと落ちるかどうか」にポイントを合わせるようにしましょう。
アイメイクは、崩れてしまうと目立ちやすいことから、ベースメイクアイテムよりも崩れにくいものが多い傾向にあります。
アイメイクを落とすためのクレンジング料を、顔全体に使用してしまうと、肌に負担がかかりやくなってしまいます。
アイメイクはポイントリムーバーを使って先に落とし、ベースメイクの濃さに合わせたクレンジング料で、ベースメイクを落とすと良いでしょう。
また、日によってメイクの濃さが違うという方は、クレンジング料を2種類用意し、メイクの濃さに合わせて使い分けても良いですね。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
2-2.洗顔料
洗顔料に関しても、クレンジング同様に「汚れを落とせるかどうか」と、「洗った後に肌がつっぱりすぎないか」にポイントを合わせましょう。
朝の洗顔に関しては、皮脂の量が少ない乾燥しがちな肌の方や、敏感に傾きがちな肌の方はぬるま湯のみで洗顔した方が良い場合もあります。
朝の洗顔について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
2-3.化粧水
化粧水は、肌につけた後にうるおいを感じられるか、つけ心地がいいかどうかにポイントを合わせると良いでしょう。
化粧水をつけた直後でもうるおいを感じられないのであれば、洗顔後に失われた水分を補給しきれていない場合もあります。
最近では、保湿や美白*などの美容成分が配合された化粧水も増え、種類が豊富になってきています。
肌の状態に合わせて、自分の肌に合ったものを選びましょう。
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2-4.美容液
これ!という明確な目的がある方は、美容液選びが重要となります。保湿・美白*・エイジングケア**など、目的別に作られているものが多いので、まずは自分の1番の目的に応じて選んでみましょう。たとえば肌が乾燥しやすい方は、保湿成分が配合されたものがおすすめです。
また、奮発して1回だけ高い美容液を買うよりは、この先使い続けることが可能な金額のものを買うことをおすすめします。定期で購入する場合も、初回限定の価格ではなく、2回目以降の価格に無理がないか確かめてみてくださいね。
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**年齢に応じたうるおいのお手入れ
2-5.乳液/クリーム
乳液やクリームが自分に合っているかどうかは、肌につけた直後の心地よさをポイントにすると良いでしょう。
つけた直後にベタベタを感じる場合は、使用量が多すぎるか、配合されている油分の量があなたの肌に合っていないのかもしれません。
まずは使用量を少なめにしてみて、それでもベタベタを感じる場合は、油分の少ないさらっとした乳液に変えてみましょう。
逆に乳液をつけても肌が乾燥するという場合は、油分が多めの乳液に変えるか、クリームを併用しましょう。
3.スキンケアアイテムを変えるときのポイント
ここでは、「スキンケアアイテム変えてみようかな?」というときのポイントをご紹介します。
3-1.新しいアイテムを試すときは必ず説明書きを読む
スキンケア化粧品は、メーカーが定めた通りの使い方をすることを想定してつくられています。
特にしっかりと見てほしいのが使用量です。使用量が少なすぎる場合、化粧品の本来の魅力を感じられないことも考えられます。
スキンケアアイテムを変える前に、1度現在使っている商品のパッケージを見返してみても良いかもしれません。
3-2.心と身体の状態も考慮する
肌の状態は、自身の心と身体とも大きく関わっていると言われています。
例えば、過度なダイエットで食事を抜いているときにどんなに良い美容液に変えたとしても、肌をすこやかに保ちづらい場合があります。
そうすると、食事を抜いたことで肌に必要な栄養が不足したからなのか、美容液が肌悩みにマッチしていなかったのか、判断しかねてしまうことでしょう。
女性の場合は、ホルモンバランスも関係して生理前と生理後では肌の状態が変わることもあると言われています。
スキンケアアイテムを変更するときは、心と身体の体調管理も十分に考慮した上で判断すると良いでしょう。
4.肌質に合わせたスキンケアをする
人の肌は、水分量と皮脂量のバランスから、大きく普通肌、乾燥しがちな肌(乾燥しやすい肌)、オイリーになりがちな肌、混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)の4種類に分類されます(これとは別で、肌が敏感になっている肌の状態もあります)。
自分に合ったスキンケアをするには、自分の肌状態を知る必要があります。
自分の肌の特徴を勘違いしている人は意外と多いもの。
本来の肌に合っていないスキンケアを続けていることで、肌に悩みを抱えている場合もあるでしょう。
良かれと思ってやっていることが、逆に肌の負担となっている恐れもあるのです。
主な肌の特徴について詳しくご説明していきます。
【普通の肌】
■普通の肌とは
一般的に、水分量と皮脂量のバランスが保たれた状態の肌を指します。
■普通の肌のスキンケアポイント
肌質は環境やセルフスキンケアによって変わることもありますので、今の肌状態をキープするためにも油断は禁物です。
安心しきってお手入れを怠ったり、不規則な生活をしたりするのはやめましょう。
【オイリー肌】
■オイリー肌とは
一般的に、皮脂が過剰に出すぎてしまい、肌が全体的にテカり・べたつきが気になりがちな肌のことを指します。
■オイリー肌の特徴
オイリー肌は皮脂が多いため、ニキビができやすい肌質と言えます。
皮脂が多すぎると、毛穴に皮脂がたまって毛穴をふさいでしまうことがあります。その中でニキビのきっかけになる菌が増殖し、ニキビになってしまう可能性があるのです。
■オイリー肌のスキンケアポイント
偏った食事などにより、取りすぎた脂肪分が皮脂として出ていることも原因の1つと言われています。
また、洗顔のしすぎや乳液をつけないことによる乾燥によって、逆にオイリーになりがちな肌になるというケースもあるようです。乾燥を防ぐために肌は皮脂を出し、その結果オイリーがちになってしまうのです。
不要な皮脂は落としつつ、必要なうるおいを保ち、スキンケア化粧品でうるおいを与えることをしっかりと行いましょう。
【乾燥肌】
■乾燥肌とは
一般的に、皮脂量も水分量も少ない状態で、全体的にカサカサしている肌を指します。
■乾燥肌の特徴
肌の乾燥は、さまざまな肌悩みの原因になると考えられています。また乾燥肌は、肌が敏感になりやすいタイプとも言われています。
本来肌には、肌の状態を保つために内部の水分が逃げるのを防ぎ、外部の刺激から保護する機能が備わっています。このとき肌を守るために貢献しているのが「皮脂」です。
皮脂が肌を覆うことによって肌を保護しているわけですが、乾燥しやすい肌は皮脂が少なくなっている状態のため、外部からの影響によって肌荒れなどを起こす可能性があります。
また、乾燥肌でもニキビができてしまうことがあります。
ニキビの原因の1つに、毛穴がふさがれてしまうことがあるとご説明しましたが、乾燥から肌を守るために、角質層が厚くなることで、毛穴がふさがれてしまうことがあるのです。
ニキビができるからといって、「オイリー肌である」というわけではない可能性がありますので、ご注意ください。
■乾燥肌のスキンケアポイント
肌の乾燥を招く原因の一つとして、過剰な洗顔で皮脂を取り除きすぎたり、水分(うるおい)を十分に補給しきれていないスキンケアが考えられます。
乾燥肌の方は、保湿のお手入れで水分と油分を補い保つことが大切です。また、できるかぎり肌に負担を与えないよう「やさしい力加減」を意識したお手入れをしましょう。
【混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)】
■混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)とは
一般的に、皮脂量と水分量が部分的に異なり、額や鼻などのTゾーンは脂っぽいのに頬や目元などは乾燥しがちという、テカリとかさつきが混在している肌のことを「混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)」と呼ぶことが多いです。
20代に多く見られる肌の特徴とも言われています。
■混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)の特徴
場所により乾燥しやすい部分とオイリーがちな部分が混在していることになるので、どちらの肌悩みも起こりやすいと言えます。
■混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)のスキンケアポイント
テカる部分、カサつく部分と、それぞれの部位にあった適切なスキンケアが必要とされています。
乾燥する部分は保湿を重点的に行いましょう。
反対に、テカりがある部分に乳液やクリームを塗りすぎるのはやめましょう(ただし全く塗らないよりは、様子を見ながら量を調節して塗布するようにしましょう)。
5.基本的なスキンケアの順番と方法
何をするにも、最初に「手を洗うこと」が重要です。
雑菌がついたままの手で肌に触れると、スキンケアの際にそのまま肌に雑菌がつくことになるでしょう。
ささいなことでも肌の負担になることはあります。
大切な肌には、清潔な手で触れることを心がけましょう。
5-1.クレンジングの方法
①先に目元、口元のポイントメイクを落とす
メイクは全てを一度に落とそうとしないようにしましょう。
アイメイクやリップメイクの汚れが混じったクレンジング料では、ベースメイクを落とそうとしても落ちにくくなっていると言えます。
結果、無理に落とそうと力が強くなってしまい、摩擦による肌への負担が増えることに繋がりやすいのです。
アイメイクなどを落とすときに無理矢理こするのも、肌への負担となります。大体のアイメイクが落とせたら、多少残っていても次のクレンジングで落とせますので、次へ進みましょう。
②手のひらにクレンジングを出す
お使いのクレンジング料に「乾いた手のひらで」と説明が書いてある場合は、必ず乾いた手にクレンジング料を出しましょう。
「お風呂場・濡れた手でもOK」というクレンジング料の場合でも、多少なら構いませんができるだけビショビショに濡れている状態は避けることをおすすめします。
クレンジング料は、手のひらである程度温めてから使うと、メイクとのなじみがよくなり、落としやすくなります。使用上の注意に「温めないで」などと書いていなければ、ぜひお試しください。
③Tゾーンから先に肌にのせてなじませる
②で説明したように、できるだけ肌に負担をかけないようにするため、比較的皮脂が多い額から鼻にかけてのTゾーンから先になじませます。
ポイントは、ゴシゴシと強くこすらないことと、時間をかけすぎないことです。
④人肌程度のぬるま湯で洗い流す
すすぐお湯が熱すぎると、肌に必要な油分(皮脂)まで落ちやすくなり、乾燥を引き起こす可能性があると言われています。
逆に冷水だと、不要な皮脂などが溶け出さず、洗い流しにくくなることがありますので、「若干ぬるめかな」と思うくらいの温度ですすぎましょう。
また、洗い流す前に少量のぬるま湯を手にとり、顔全体になじませておくと、強くこすらなくてもするっと落としやすくなって、肌への摩擦を軽減することが期待できます。
それぞれのタイプ別にもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご参照ください。
5-2.洗顔の方法
①洗顔料を手のひらでよく泡立てる
洗顔料を手のひらに出し、水を少しずつ加えながら泡立てます。
泡立てが苦手な方は、便利な泡立てネットもお手頃価格で販売されているので、ぜひそちらも使ってみてください。
②Tゾーン→Uゾーンの順番にのせて円をかくように汚れとなじませる
皮脂量が多いTゾーンから洗い、次にUゾーンへと移ります。
こするのではなく、くるくると円をかくように、汚れとなじませましょう。
特にオイリー肌の方は、不要な皮脂を洗い落とすためにゴシゴシと力を入れがちですが、それでは必要な皮脂までとりすぎてしまい、逆に皮脂をより活発に出させてしまうこともあります。力を入れすぎないよう気を付けましょう。
③人肌程度のぬるま湯で洗い流す
クレンジング同様、ぬるま湯ですすぎましょう。
④清潔で肌触りの滑らかなタオルで押さえるようにふき取る
洗顔後の肌は、メイクと一緒に水分も油分も奪われてデリケートな状態です。
ゴワゴワしたタオルを使用したり、力強くゴシゴシ拭くのはやめましょう。
必ず清潔でやわらかなタオルを使い、そっと当てるようにして水分をふき取りましょう。
洗顔についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
5-3.化粧水のつけ方
①乾いた手のひらにのせるorコットンに染み込ませる
★コットンと手のひらはどちらがいいのか?
どちらでもお好みに合わせて頂ければ大丈夫です。
手のひらは凹凸があるため、塗り残しやムラ付きがおきやすいと言われています。
手のひらを使ってスキンケアをする場合は、肌に均一に伸ばすように十分注意しましょう。
手だと上手くつけられないという方は、摩擦が起きないようコットンがひたひたになるくらい化粧水をたっぷり染み込ませて肌になじませましょう。
化粧水の消費量が増えるかもしれませんが、ムラ付きの軽減が期待できます。お好きな方で構いません。
②顔全体になじませる
③手のひらで包み込むように十分なじませる
化粧水をより角質層に浸透させるために、顔全体を手のひらで包み込み、ハンドプレスをしましょう。特に目の周りなど乾燥しやすい部分は意識してなじませましょう。
5-4.美容液のつけ方
①手のひらに出す
出しすぎに注意しましょう。
②気になるところになじませる
まずは最も気になるところに、指を使って美容液を塗布しましょう。
③指の腹、手のひらをつかって顔全体になじませる
肌への負担にならないように、力を入れすぎずやさしく顔全体になじませます。
油分の多い美容液の場合、オイリーになりがちな肌の方はTゾーンは少なめにしましょう。
★2種類以上の美容液を使う場合
より魅力を感じたいものや、サラサラとしたテクスチャーのものを先につけることをおすすめします。
5-5.乳液・クリーム
【乳液】
①手のひらに出す
②量を調整しながら顔全体になじませる
オイリーになりがちな肌の方は、Tゾーンは控えめにつけましょう。油分の与えすぎが、肌荒れの原因となることがあります。
混合肌(乾燥とべたつきが混在している肌)の方は、肌をじっくり観察して、油分が多めの場所は少なめに、乾燥している場所(特に目元・口元)は多めにつけるようにしましょう。
【クリーム】
肌によっては乳液のみでじゅうぶんな場合もあります。肌の様子を見て決めましょう。
① 指先に出す
②目元や口元などの皮脂が少ない部分を中心に、薬指でなじませる
クリームは乳液よりも油分が多いので、乳液以上に量を意識してつけると良いでしょう。目元や口元の乾燥しやすい部分に、力の入りにくい薬指を使って、やさしい力加減でなじませます。
6.肌をすこやかに保つための肌別対策
6-1.シミ・そばかす
6-1-1.シミ・そばかすの原因と対策
シミができる原因の1つとして、紫外線の影響が考えられています。
紫外線を浴びるなどして大量のメラニン色素が発生すると、本来垢となって剥がれ落ちるタイミングで外に排出されるはずのメラニンが肌に残ったままになり、シミになると言われています。
メラニン色素は、紫外線から肌を守る役割などがあると言われています。悪者にされがちのメラニン色素ですが、本来は身体を守るために必要な存在です!
ちょっとスーパーへ…くらいの短時間の外出でも、日焼け止めや日傘による対策をしっかりしましょう。
また、メラニンの生成を抑えて(日焼けによる)シミ・ソバカスを防ぐ美白*有効成分が配合された、美白化粧品(医薬部外品)を日常的に使用することもおすすめです。
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6-1-2.日焼け対策
■日焼け止めのSPF・PAの意味
地上に降り注ぐ紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)があります。C波も存在しますが、地上にはほとんど届かないと言われています。
日焼け止めにSPFとPAの両方表示がされているのは、それぞれ防ぐ紫外線の種類が違うからです。
SPF
SPFは紫外線による日焼けや肌を赤くしてしまう「紫外線UV-B」を防ぐ値を示します。
PA
「紫外線UV-A」を防ぐ値を示します。この「紫外線UV-A」は、雲やガラスをすり抜けやすいと言われています。
SPFとPA値は共に数値が高ければ高いほど、肌を守ってくれる分、肌への負担になりやすいとも言われています。また、日焼け止めは汗などで流れ落ちてしまうこともあり、何度も塗り直す必要があります。
■日焼け止めをこまめに塗り直すこと
日焼け止めは、多くの方が使用目安量より少ない量しかつけていない傾向にあるようです。
ベタつくのが嫌だったりもったいないからと少量しかつけていない場合、SPFやPAの数字はあまり意味のないものになると言えます。
また、使用量を守れば数値分の日焼けを防げるかというと、そうとも言い切れない場合があります。それは、汗や皮脂の影響により一緒に流れ落ちてしまうことが考えられるからです。
基本的に2~3時間を目安に、こまめに塗り直すことをおすすめします。
日焼け止めの上にファンデーションをつけているときは、コットンに乳液(または拭き取り化粧水でも可)をたっぷり染み込ませ、目元以外のベースメイクをふき取りましょう。
ふき取ったら、日焼け止めを塗り直して、普段と同じようにベースメイクを仕上げましょう。
全体的に塗り直す時間がない場合は、化粧崩れが特に目立つ部分と、日が当たりやすい頬骨だけ塗り直すのも1つの手です。
それすらする時間がないという方は、メイクの上からできるスプレータイプの日焼け止めや、UV対策されているフェイスパウダーなどをうまく活用してみて下さい。
6-1-3.日焼けしてしまった場合の対処法
どれだけ気にしていても、海へ行ったり1日中屋外にいると日焼けはしてしまうものですよね。
もし赤くなってしまった場合は、下記のことに気を付けましょう。
①メイクは避ける。必要ならパウダーファンデーションのみ
日焼けしてしまったらなるべくクレンジングなどによる肌の摩擦を避けたいので、メイクを控えたいところですが、仕事などの関係で必要な場合もあると思います。
その際は、せっけんで落とせるタイプのファンデーションやフェイスパウダーだけにするなどして、なるべく簡単に落とせるアイテムを使用しましょう。
②さらなる日焼けに注意!
日焼けによる影響を受けている部分が、さらに日焼けすると、当然のことながら日焼けによるシミ・そばかすができやすくなってしまうと考えられます。
日焼け後は特に注意して、日傘をさすなど紫外線対策の工夫をしましょう。
6-2.ニキビ
ニキビは皮脂が盛んに出る10代に多く見られますが、20代を超えてできるニキビ(いわゆる”大人ニキビ”)もあります。
一般的に10代のニキビは皮脂が多いTゾーンを中心に、顔全体にできる傾向にありますが、20代以降のニキビは、Uゾーンなどの皮脂が少ないところにできやすいという特徴があります。
原因は両方とも毛穴のつまりによるものですが、毛穴がつまる主な原因は異なります。
ニキビの原因はさまざまですが、ニキビを予防するには①肌を清潔に保つこと、②生活習慣に気をつけることが大切です。
上記の対策にあわせて、ニキビを予防する薬用化粧品を使うこともおすすめです。
6-2-1.ニキビの種類
①10代にできやすいニキビ
過剰に出された皮脂が毛穴につまることが原因でできる場合が多いです。
ニキビの原因となりうる菌は、皮膚の表面や毛穴に常在菌として多く存在しています。
本来なら悪い菌ではないのですが、増えすぎるとニキビの原因になると言われています。
②20代以降にできやすいニキビ(大人ニキビと呼ばれることもあります)
古い角質が肌表面に蓄積して、毛穴を塞ぎ、毛穴詰まりの原因になることがあります。毛穴詰まりはニキビの原因になります。
角質が蓄積してしまう原因には、肌の乾燥やホルモンバランスの乱れなどがあると考えられています。
スキンケアを見直すとともに、生活環境も見直してみましょう。
・睡眠不足
・ストレスや疲れ
・食事の偏り(特にビタミンやミネラルの不足)
・間違ったスキンケア(さっぱりしたスキンケアがいいと思い込んでいて、保湿が十分にできていない場合など)
③生理前にできやすいニキビ
生理前にニキビができやすいのは、ホルモンバランスの関係で、皮脂が盛んに出るようになるからと言われています。
肌の保湿をしっかりと行い、食事は脂肪分少なめのバランスの良い食事を中心に、睡眠はたっぷり、お風呂につかるなど、当たり前とも言えることを、しっかりと気をつけるようにしましょう。
④首・あご・額のニキビ
シャンプーやリンスのすすぎ残しが原因の1つと考えられています。
髪を洗った後に顔や身体を洗うようにして、肌に残ったシャンプー・リンスをしっかりすすぎましょう。
また、衣類による摩擦も原因と考えられています。通気性が悪い衣服や、首元を覆うデザインの衣服を着る頻度を減らしてみても良いですね。
6-2-2.ニキビができた時の注意点
①パフやスポンジを清潔にする
汚れたパフを何度も使用すると、パフに付着している雑菌が肌の負担になることがあります。
使い捨てのパフを使ったり、使うパフの面を日によって変えて、全部汚れたら洗うように工夫し、汚れた面は2回使わないように心がけましょう。
洗っている間もメイクできるように、複数持ちするのがおすすめです。
パフの洗い方は、実際に肌らぶ編集部で試したレビューを紹介している【化粧パフの洗い方】もご参照ください。
②枕カバーは毎日取り替える
枕カバーは髪の毛の汚れや菌がつきやすいと言われていますので、そのまま使い続けるのは不衛生な場合もあります。
毎日変えられない場合は、枕の上に清潔なタオルをかけて、タオルを毎日変えましょう。
③髪はまとめる
額にニキビができた場合は、なるべく前髪をとめて風通しをよくしましょう。
外出時にそれができないという方は、せめて家にいるときだけは意識してみましょう。
④ニキビを触らない
ニキビを無意識のうちに触ってしまう方が多いので、意識してクセを直す必要があります。注意しましょう。
⑤ファンデーションはパウダータイプにする
ニキビができているときは、パウダータイプのファンデーションのみを軽めにつけるのがおすすめです。
6-3.乾燥などによるくすみ
6-3-1.乾燥くすみの原因と対策
「乾燥くすみ」とは、一般的に肌が乾燥し透明感やツヤがなくなって、なんとなく茶色っぽく見える状態のこと指します。
しっかりと保湿をして、みずみずしい肌を目指すスキンケアが大切です。
6-3-2.朝でもできるくすみ対策
いつもより肌がくすんでいるように感じた場合は、血行が悪くなっていることが考えられます。蒸しタオルで肌を温めて血行をよくしましょう。
1.水で濡らしたタオルをかたく絞る。
2.耐熱皿にのせる
3.電子レンジで40秒~1分程度温める
やけどに注意してください。肌にのせて心地よいなと感じるくらいがちょうど良い温度です。目元に当てる前に必ず温度を確認し、熱すぎる場合は冷ましてから当てるようにしましょう。
7.まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
気にするポイントが多すぎて疲れてしまったかもしれませんが、それだけ肌は複雑な仕組みでできていて、デリケートだと言われています。
誰でも使えるお金と時間は限られています。はりきり過ぎて無謀なスキンケア計画をたてるのではなく、毎日できることから少しずつ意識することが大切です。
スキンケアの時間を楽しみながら、未来の自分のために、早速今日から意識してみませんか?
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◆スキンケア 肌らぶ関連記事◆
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肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 詳細を見る
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肌らぶライター
肌らぶ編集部 肌らぶ編集部は、美容のプロとして1記事1記事にプライドを持ち、あなたのキレイに寄り添う情報・知識を分かりやすく伝えるために日々執筆をしています。 miho 元美容師でヘアケアグッズや韓国コスメなどが大好きな美容オタクです。美容師免許を活かしてヘッドスパ二ストなどをしていました。 ヘアケアの正しい知識やお肌も髪も全身美しく綺麗になれるような役立つ情報を発信していけるよう頑張ります♪ karintou 肌らぶ読者の皆さま、はじめまして。かりんとうと申します。お花や植物、ナチュラルなコスメが大好きな美容ブロガーです。栄養や食事を通して、わくわくするような美容情報をわかりやすくお届けします。 もんにゃんい 여러분 안녕하세요~ 韓国系色白マッチョ目指して邁進中の理系大学院生です! 韓国アイドルをきっかけに自分磨きに目覚めました。 美容に興味のあるみんなの味方です✌🏻理想に近づけるようにがんばりましょう!잘 부탁해요〜〜〜 朱墨 しがないコスメオタクの初心者ライターです。「自分らしく、自由に楽しく」がモットーです。よろしくお願いします。
・「流行りの」「話題の」「○○さん愛用」という言葉に弱い
・おすすめされたらとりあえず買ってみる
・新製品は誰よりも早く試したい
・自分の肌には何の成分が合っているか分からない
・奮発して高級化粧品を買うが、いまいちしっくりこない